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とあるパンダの仕事術 - 企画の作り方 -

こんにちは、QT byのオノダです。
クリエイティブディレクターとして色々なブランド様のCMやデジタルコミュニケーションの戦略や企画を考えています。

今日は色々なところで色々な人に聞かれることの多い、僕の企画や戦略を考える時の思考フローを公開したいと思います。
一見ふざけているように見えるかもしれないのですが、これが事実であり真実です!

それでは、行ってみよう!!

①お題(オリエン)と向き合う
・先ずはクライアントにもらったお題と向き合います
・何度も確認し、自分の中でクライアントの意図やテンションを妄想します
・特に重要なのは目的と現状。この2点について勝手に頭を悩ませます

②調べる
・オリエンの内容を頭に叩き込んだ上で関係の深い事柄から、
 一見無関係な事柄までひたすら気になる事を調べます
・商品、サービスについて調べます
・類似商品、サービスについて調べます
・クチコミを調べ、つぶやいている人のツイートを向こう3ヶ月くらい遡って読みます
・過去にやって来た事を調べます
・商品サービスを好きそうな人について調べます
・商品サービスと全然無関係のことを調べます

③ゲームか運転をして脳みそを整理する
・ここで頭の中に入れた情報を一回寝かせます
・出来る限り頭の想像性の部分をクリアにするために邪念を取り除ける行動を取ります
・僕の場合、ゲームか運転です。
・格闘ゲームやFPS/TPSの場合反射的にボタンを押して敵を倒さないと死んじゃうので想像性の領域がクリアになります
・運転も同様に反射的に安全確認をしないと物理的に死んじゃうので想像性の領域がクリアになります
※医学的根拠は一切ありません。気分です。

④ふとした瞬間に構造を作り出す
・想像性の部分がクリアになった状態で唐突にインプットした情報を構造的に整理してみます
・目的、現状、課題、にインプットした情報を整理します
・上記3点から導き出される対策の概要を書き出します

⑤調べるPart2
・対策の概要について関係ありそうなことを調べます
・テクノロジー、クリエイティブ、コピー、デザインなど、自分の考えた対策と「概念として近しいもの」を調べます
・最近の流行りについて調べます

⑥ゲームか運転をして脳みそを整理する
・③と一緒です
※医学的根拠は一切ありません。気分です。

⑦音楽を流し、ホワイトボードに向かって暴れます
・頭の中に入っている構造と、調べたファクトをつなぎ合わせます
・先ず構造を図解にして書きます。
・構造に補足説明や情報を追記します。
・そこに思いついたアイデアをいっぱい書きます
・いっぱい消します
・踊ります
・歌います
・頭を振ります(ヘッドバンキング)
・1人で喋ります
・自分で書いたことの疑問点を自分に投げかけます
・書きます
・消します
・完成です

⑧ホワイトボードの内容を文字にします
・図解になっているホワイトボードの内容を整理します
・人に説明しやすい形になるように、説明する順番を作ります(企画書の目次作り)
・目次の章題の下にその章で説明したいことを箇条書きにします
・説明に必要な絵や写真、図のイメージを書きます
・完成です。

⑨パワポにコピペします
・テキストの内容をパワポにコピペします

⑩美しい企画書を作れるスタッフに送ります
・優秀なスタッフが美しいパワポを作ってくれます
・完成です


これが僕の企画書作りの行程です。
是非みなさんも実践して見てください。