自信が持てず”平凡でつまらない”と思っていた私が、納得できるキャリアを見出すまでの軌跡【ユーザーインタビュー】
自信をつけるための、「一番」と「比較」
— 今日はよろしく願いします。まずは早速ですがふるちゃんさんのこれまでの経歴を教えてください!
こちらこそよろしくお願いします。新卒で不動産系のベンチャー会社に就職して最初は営業としてキャリアを積んでいましたが、今は新卒の採用担当としてキャリアを歩んでいます。
— どうして人事にキャリアチェンジしようと思ったのですか?
会社の人たちが自分らしくいられて、やりたいと思うことにチャレンジし続られるような組織にしたいと思い、人事を志願しました。何かにチャレンジしようと思っても色んな理由でチャレンジすることに億劫になってしまって一歩踏み出せない時ってありませんか?そんな中でも自分が安心して帰れる場所、つまり心の拠り所があれば一歩踏み出すハードルって下がると思うんです。大好きな会社の皆が、自分たちの会社が心の拠り所の1つになって、もっとイキイキして欲しいなと思っているんです、、!
— 大切な人たちの心が休まる場所を作りたいのですね。そのような思いを持つようになったきっかけは何かあるのですか?
そもそも大学生まで自分の好きという感情に自信を持てなかったんです。当時、胸を張って自分が”好き”と言えるものがありませんでした。例えば好きなアーティストがいても、自分より好きな人がいた時に自分の想いが浅はかに感じてしまい(失礼なんじゃないか)と思うと、好きと宣言することが出来ませんでした、、だから進路選びの時も看護師やパティシエみたいに目指したいものをはっきりと言える人が羨ましかったし、対して自分は特徴もないし、面白くない人だってずっと思っていました。
ただ、就活時に自分が好きなものってなんだろうとひたすら真剣に考えてみたんですが、”家”だと気づいたんです。家ってみんなそれぞれ違うから、誰かと比べる必要がないので、堂々と「私は自分の家が好き」って言えるなって。みんなが私みたいに自分の家が、”帰れる場所”が、一番好きだと言えたら素敵だなって思うようになりました。
キャリアチェンジによる”焦り”からの克服
— 自分の家が一番だと気づいたことで、会社での自分の使命も併せて発見できたんですね!キャリアチェンジは苦労することも多かったのではありませんか?
そうですね。自分から希望して異動したのでモチベーションは高かったのですが、実際にやってみて知らないことだらけで苦労しましたが、何よりすごく焦っていましたね。今振り返ると当時会社で新卒の採用担当をしていたのが私一人だけということもあって、勉強会などで学んだ知見などを会社にしっかり還元しないとみたいな使命感が強かったんだと思います。
— ”焦り”をどのようにして克服したのですか?
先ほど話したようにたくさんの情報量を吸収しているのにそれを言語化できていないのはもったいないと思っていたので、自分がどんなことを経験して、そこからどんな学びを得たのか言葉にして整理したいという想いがありました。
たまたま目標達成をサポートしてくれるオンラインコミュニティのサービス(リクラス)を知る機会があり、内省を目的に参加しまして、しっかりと頭や心の中・現状の情報を整理することで焦りを克服していきました。ただ、当初は他人に自分の考えを話すことに抵抗があったので、最初は私生活で習慣化できていなかった早起きを習慣目標に設定していました。
外への発信で知った自分の”個性”
— 確かに関係性がない人にプライベートを話すのは抵抗がありますよね。リクラスを利用して1年経ったと思いますが、何か変化はありましたか?
少しずつですがさらに自分に自信がつき、それこそ仕事についても堂々と話せるようなって最近はnoteで積極的に自分の考えを発信するようにしています。
— 読ませていただきましたが、ふるちゃんらしさが出ていていますよね!振り返ってどのような経緯を経て変わっていきましたか?
最初の数ヶ月は早起きを目標にしていたのですが、元々自分の考えを整理したかったというのと、リクラスのメンバーが”内省”している様子をみて自分の感情を書き出すようになりました。その頃ちょうど読んでいた本で、「モヤモヤの正体を書いて手放そう」みたいな文があり、それに強く共感したのも大きかったです。
振り返りを書くようになってある時、クラスメイトの一人から「すごい面白い!」、「その考え方いいね!」って言ってもらったんです。大したこと書いていないと思ってたので、その一言がすごい嬉しくて。自分の中で当たり前だと思っていたことが、人によっては当たり前じゃないと気づけたし、自分の発信に対してポジティブな言葉をかけてもらうことで、発信すること自体にも少しづつ自信を持てるようになりました。
今思うと自分のことが普通でつまらないって感覚はまだ心の奥底にはあったんですよね。
だから、発信することにも億劫になっていたのですが、いざ発信してみるとそんな考え初めて聞いたけど面白いねって言ってくれる人もいて”自分らしさあるじゃん”って気づけたんです。
— 自分が発信した考えや言葉を承認してもらえるのは嬉しいし、もっと頑張ろうと思えますよね。最後に今後の抱負を教えてください!
私が人生を通してやりたいのは”自分らしくイキイキ生きている人を増やす”ことです。それは私自身が自分らしさをずっと模索する苦しみを体験していたから、苦悩する人の苦しみがわかるから、です。
そのため、よりイキイキとできる環境づくりが出来るようにまずは自分らしさをもっと追求したいと思っています。自分らしさって何か特別なものではなくて、自分が好きなことや達成したいことを一生懸命に頑張っている姿そのものかなって思います。頑張るには、心をチャージする場所が必要で、そういう場所をもっと増やしていくのが私の中で生きがいなんです。”いつでも帰れる場所を作る”は私の中でずっと一貫しているので今後もそれを追いかけ続けていきたいなと思っています!
— ふるちゃんの熱い想いを聞けて僕も胸がたぎりました。今日はありがとうございました!
インタビュー:賀茂 慎一郎 撮影:清原 明音 編集:井上 勇人
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?