ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアと第三次世界大戦を開始させる計画の一環として、CIAが10年間、秘密裏にウクライナを運営してきたことを暴露した。
タッカー・カールソンとの最近のインタビューで、プーチンは、「ウクライナ戦争は、2022年に始まったわけではなく、2014年にCIAがウクライナで起こしたクーデターの結果である」と述べた。
プーチンは、侵攻を決意した瞬間を振り返り、「当初、紛争を引き起こしたのは、ウクライナのクーデターだった」と指摘した。
Modernity.newsの報道によると、プーチンは、10年前にアメリカがウクライナとの外交的解決に向けた共同事業を提案し、当時のビクトル・ヤヌコビッチ大統領が軍隊や警察を派遣しないことに同意したと主張した。しかし、プーチンがCIAによって運営されていると主張する武装勢力が、キエフでクーデターを画策した。
さらに、プーチンは「ドイツ、ポーランド、フランスの3ヵ国の代表が到着した。彼らは、署名された契約の保証人だった。それにも関わらず、反政府勢力は、クーデターを起こし、これらの国々は、みな、自分たちが、平和的解決の保証人であることを覚えていないふりをした」と述べた。
続けて「ヤヌコビッチ大統領は、勝つ見込みのない早期選挙の実施を含む、全ての条件に同意した。なぜ、クーデターなのか?なぜ、犠牲者が出たのか?なぜ、クリミアを脅かすのか?なぜ、ドンバスを脅かすのか?それが私には理解できない」と語った。
プーチンは、NATOはロシア領土に近づかないように、というロシアの要求を無視し続けていると述べ、NATOを非難した。
インタビューの別のシーンでは、「CIAがノルドストリーム・パイプラインを破壊したとも主張し、あの時、何が起こったか全世界に明らかだ。アメリカのアナリストととも、それについて話している。それは事実だ」と語った。
プーチンのCIAに関する発言は、元CIAエージェントのジャック・デバインが「プーチンは、まもなく、ブラック・スワン的なクーデターで、暗殺されるだろう」と予言したことを受けてのことだ。
また、別のシーンでは、イギリスのボリス・ジョンソン元首相が和平交渉の妨害に手を貸したと示唆した。
ジョー・バイデンに対しては、激しく嘲笑し、彼と話す理由はないと言い、アメリカは、ウクライナ問題でNATOと足並みを揃えて行動することで歴史的な過ちを犯していると侵攻前に警告した、と述べた。