【連結納税】住民税の欠損金(控除対象個別帰属税額)についての解説
1.住民税の欠損金(控除対象個別帰属税額)とは
控除対象個別帰属税額とは、連結納税制度にて発生した住民税上の欠損金を指します。この概念は連結納税制度下でのみ発生する概念で、国税と地方税(住民税)の計算方法の差異から発生するものとなります。すなわち、連結納税制度では連結グループ全体で所得計算を行うのに対し、地方税では、会社単体で所得計算を行うため、当該差異が発生することになります。
似たような概念で「控除対象個別帰属調整額」という概念がありますが、住民税の欠損金ではあります