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失恋は別れを受け入れたときに前に進める

人間は分かっていても、過去に執着してしまう生き物です。
執着の代表例が『失恋』
「忘れられない」「寄りを戻したい」「後悔している」「やり直したい」
失恋はいろんな過去の執着を生み出します。

これは言い切れますが、過去に執着している限り、前に進めません。なぜなら意識が後ろに向いているから。前が見えないのです。

実は私自身が過去に執着してしまう性格があります。最近まで失恋にひとりで悩み、こじらしていました。

今回はそんな中で、どうやって前を向くことができたのか、その過程と解決策をお伝えします。

中途半端に終わった出会いほど忘れられない

人間は中途半端に終わった出会いほど、忘れられません。クリアする前で止めなければならなかったゲームやドラマで次の話が気になったりする心理と同じです。

私の場合、良い感じだと思っていた子にご飯の誘いを断られ、LINEのやり取りもだんだんと冷たくなっていったとき、身を引こうと思いました。しかし、彼女の中では終わっていた出来事だったかもしれませんが、自分の中ではまだまだ途中だったんです。

なぜなら、次のデートで告白しようと決めていたから。残念ながらそれは永遠に叶わなくなりました。やり残した、という感情が余計に忘れられくなった原因です。

失恋は無理に忘れようと思っても忘れられない

失恋は無理に忘れようと思えば思うほど、深みにはまります。私自身は、追いかける男になりたくなかったので、失恋したときに無理矢理忘れようとしました。仕事に打ち込んだり、無理に人に会おうとしたり、できることはいろいろやりました。でもそれって単なる現実逃避なんですよね。

実際に、現実を受け入れたくないだけで事実から逃げているだけ。
事実、ちょっとの間を開けてから気になって連絡してしまうなどの行動に走ってました。それで何がどうなるわけでもありません。

最終的に誰が見ても末期だというLINEの返事が返ってきて、相手が次の出会いを探していることがわかったとき、やって失恋を受け入れることになりました。

結局、失恋は無理に忘れようとしても忘れられないのです。だから、自然に身を任せるのが一番なのかもしれません。

失恋は別れを受け入れたときに前に進める



失恋した相手に執着している間は、本当の意味で次の出会いを探すことは難しいでしょう。潜在意識のどこかで、どうやったら気を引けるだろう、とかよりを戻す方法はないか、とかいろいろ考えてしまうからです。

しかし、失恋は別れを受け入れないことには前に進めません。
私の場合は、先述したとおり、LINEやり取りと向こうが次の出会いを探していることを知って永遠の別れを覚悟しました。

大げさかもしれませんが、いい年になってくると恋愛=パートナー探しなので、お付き合いに発展しなければ、それは終了の合図と同じなのです。

もちろん、最初は別れを素直に受け入れることなんて出来ないでしょう。私は辛くて夜眠ることができませんでした。

でもいつかは受け入れなくてはいけない時がきます。そうしないと、生きていけないから。

恋愛はそもそも、子孫を残すという本能が行動させるものなので、別れにすがっていては、生命を維持できなくなります。だから、いつかは次の出会いを探すことになるのです。

そして、別れを受け入れて、心の底から次の出会いを探そうと思ったときに、人は前に進めるのだと思います。

失恋を受け入れるための考え方

どうしても相手を忘れられない、失恋を受け入れられないこともあるでしょう。そんな時に考え方を紹介します。

1.失恋した相手の心情を考える

自分がどれだけ悩んでも悲しんでも、残念ながら失恋した相手はあなたのことを考えることはありません。美味しいものを食べて、ぐっすり寝て、お笑い芸人の動画を見て大爆笑していることでしょう。

そんな相手のことを考えるメリットは果たしてあるのか、というお話です。
逆の立場になった時にわかることですが、振った相手のことを思い出すことなんてないんですよね。振られた方が思い出すのに、皮肉は話です。

でも、それが現実なので、事実は受け入れた方がいいでしょう。
あなたがどれだけ相手のことを考えても、それは穴の空いたバケツにひたすら水を溜め続けているようなもの。

人生の時間は限られています。どうせなら、自分にとってメリットのあることに時間を使いましょう。

2.連絡先を断つ

これは荒治療かもしれませんが、一番効く特効薬です。
あなたが失恋いた相手は、連絡したとしても、ありがたくも思わないし、時間を使いたいとも思いません。
そう思っていたならそもそも別れていないでしょう。

連絡先が残っていると、どうしても連絡したくなったり、相手のことが気になったりしてしまいます。それが自分の次の行動に影響を与えます。

仕事で関係しているような利害関係のある相手なら、いきなり連絡先を断つことは難しいかもしれませんが、そうでないならバッサリ消去してもいいです。

世の中は不思議なもので、空いたリソースが出来ると、そこに新しい出会いがやってくるもの。これは本当に不思議ですが、そうなっています。

別れを受け入れ、新しい出会いを引き寄せたいなら、相手の連絡先はいさぎよく消してしまいましょう。

3.とにかく行動する

とにもかくにも、過去を振り切って未来に意識を向けるためには行動が一番です。たとえば、

・書く
・人に会う
・人と話す
・体を動かす
・目標を立てる

など、次の出会いに向けていろいろとできる行動はあるはずです。
行動している人は、魅力的にうつります。魅力的なあなたを異性は放っておかないことでしょう。

人間の脳は、行動が先でその後に感情が付いてきます。
そのため、行動することによって前向きな感情がついてくるのです。

失恋を振り切るためには、行動あるのみ。
どんどん動いていきましょう。

人が人に寄ってくる理由を知る

最後は非常に現実的な話ですが、恋愛について悩んでいるなら人間心理を知っておくと有利に話を進められます。
辛い現実ですが、失恋したということは、相手はあなたに対して一緒にいるメリットを感じなかったということです。

人と人とのつながりは大なり小なり何らかの利害関係が発生します。みんな、わざわざ自分の大切な時間を何のメリットもない相手に使いたいとは思いません。

これは、友達同士でも恋愛でも同じ。ビジネスに例えると、自社に取ってメリットのある人物でないと、給料を払う意味がないので、雇わないのは当然のことです。

恋愛も、何かしら自分にメリットのある相手だからそれ以上の関係に発展するのです。

たとえば、お金を持っているから将来安心とか、たくましい身体だから頼れそうとか、知的で話を聞いてくれるとか。いろんな理由があります。全部利害関係なんです。

これは良いとか、悪いとかではなく真理だと思ってください。
現状、失恋したのなら自分には足りない部分があったことは事実です。
人に対して、世の中に対してGIVEできる人物なら、だれもあなたを放っておかないです。
そうじゃないということは、まだまだ自分磨きの余地があるということ。

それはそれで、新たな自分探しにもなるし、より魅力的な自分に出会えるきっかけになるかもしれません。

人が寄ってくる自分を目指して、次の恋は必ずつかみ取りましょう。

まとめ

私自身、失恋に執着してしまう傾向があります。だからこそ、どうすればこの現状を打破できるのか、こんな自分を変えたいと思っていろんな知識を探しました。

もちろん、たくさん行動もしました。

その中で気がついたことが、逆に失恋を通して学んだことや、手に入れたことを多いのではないか、ということ。1つの別れに対してどう受け取るかで、自分の人間性をさらに磨くチャンスにすることもできます。

あまりきれい事はいいたくありませんが、最終的に「あの失恋があったから今がある」と思えることが理想だと思っています。

復讐とかはバカバカしいですが、それでも自分が今を幸せに生きることが一番の見返す方法だと信じています。

そのために、失恋を受け入れ、別れを受け入れて、次に進んでいきましょう。

未来はきっと明るいですよ。

あなたはここまでたくさんがんばったのですから。

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