世界はあなたのために、回り続けているよ

自分に足らないものなんて、ナイ。

私はいつも満たされているって、そう思いたいんだ。それはたとえば、自分の腕や足や、髪を失っても。家や財や、仕事を失ってもだよ。自分はハッピーだと思いたい。自分はラッキーだと思いたいんだ。悲しみも、悔しさも、情けなさも、痛みも、絶望も全部ひっくるめて。「経験は人生の糧になる」と信じたいんだ。誰かを救う力になると、そう信じたいんだ。だからこれからどんな苦しいことが起きても、負けたくないって思っている。





なんて。私が、こんなふうに思えるようになったのはつい最近のことなんだ。少し前の私は実際、負けまくりだった。他人が羨ましくて仕方なくて、嫉妬に狂っては自分に「足らないもの」を数えて。
私には彼氏がいない。私には仕事がない。私には子供がいない。私にはお金がない。私にはセンスがない。私には美しさがない。私には体力がない。私には可愛げがない。私には時間がない。私には自由がない。私には自信がない。私には実力がない。私には人気がない。私には、私には、私には、私には、。

その度に心を重たくして、前触れもなく涙を流し、情けない怠惰な自分を責め立てた。真っ暗の部屋で、世界の終わりを何度も何度も祈って死にたくて目を閉じた。それで目が覚めても酷かった。青空が私を一人ぼっちにする日があったんだ。

だから今、あなたが辛いのがよくわかる。
あなたと同じ痛みを、私はよく覚えている。昨日のことのように胸が痛んで喉が詰まるよ。でも今だから、言えることがある。これを読んでいるあなたに「諦めないでほしい。」そう、胸を張って言えるんだ。




ひとつ。悲しいとか。悔しいとか。生きることに疲れちゃったとか。もう無理とか。死にたくなっちゃうとか、頭がおかしくなりそうなことって、きっと全員にあるんだよ。でもそれで終わるなんて、まっぴらごめんじゃない？
悲しみにも、悔しさにもちゃんと意味があるって絶望を乗り越えて、最後に勝つのは自分だって。信じてやまないこと。
そうすりゃ全部、

そうすりゃ全部、今日、今この瞬間も
幸せの前フリじゃない？


負けるな。
いつも応援してる人がいるの忘れないで。
あなたの心を応援してる。