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色々チャレンジしたい自分には転職よりも複業がフィットした(カワイさん・40代男性)

新卒入社したサービス関連会社で15年間働いた後、4年前に現在の化粧品会社へ転職しました。転職の目的は「より成長したい。もっと厳しい環境に身をおきたい」でした。転職して2年くらいは、初めての経験や今までとは違う仕事の進め方、良いプレッシャーで非常に充実した日々を送っていました。

勢いで副業開始、そのまま品質保証コンサルとして起業

一方で、仕事に慣れてくると「もっと違うこともしてみたい。違う商品・サービスにも触れたい。異なる業界の方と仕事をしてみたい」と思い始めました。

3度目の転職が頭をよぎりましたが、「別の企業に行っても、数年経てば、また同じ状況になるよなぁ」と悩んでいた時に、ちょうど副業が世の中で注目されてきたので、「じゃあ流行りの副業でもやってみよう」と勢いで色々な副(複)業紹介エージェントにとりあえず登録しました。

登録したのがコロナ禍前だったこともあり、複数社からオファーを頂き、全ての企業様と情報交換も兼ねて面談をしました。1か月後には、そのうちの2社と顧問契約を締結し、私の副業がスタートしました。

当初は個人事業主として活動をしようと思っていましたが、SNSで繋がっている経営者の方から「どうせやるなら法人を設立した方がいいよ。すぐ法人化したくなるよ」というアドバイスを受けました。もともと経営に興味があったので、「勉強ばかりするより、自分で経営したほうが効率的に学べるな」と思い、勢いで起業しました。

合同会社であれば、開業資金は10万円もかかりませんので、MBA取得にかかる費用よりかなり安い投資だと思います。現在は現職の化粧品会社に属しながら、様々な業態の品質保証コンサルティングを行う会社を運営しています。

副業で変わった肩書と組織内役割への価値観

私の副業スタイルは、週1回2時間程度の打合せ+メールやSNSでの日々の相談が基本です。スケジュールが合えば、出張に同行することもあります。

この働き方ができるのは、現在所属している会社が「副業は正式にOK+非常に自由度の高いフレックスを採用」している点にあります。もし今の環境が整備されていなければ、私は転職していたかもしれません。企業として副業をサポートするのは、優秀な人材の流出を防ぐ効果があると感じています。

また起業して世間では社長と呼ばれるようになり、私の価値観は大きく2つ変わりました。

1つ目は、肩書はなんでもいい。
サラリーマンをしていると肩書が重要になってきます。一方、肩書が欲しいだけなら簡単に手に入ります。起業すれば、その日から社長です。肩書はその程度のものだと改めて気づきました。逆にクライアントに対して、肩書は通用しません。クライアントのお困りごとを解決する本当の実力が求められます。

2つ目は、組織での役割
経営者は、会社の全てについて責任をもつので、幅広い視野が必要になります。中間クラスだと、経営者の言葉を翻訳して、より下位の層に分かりやすく伝えることが重要です。また自分自身もある程度の専門分野をもって、対応する場合が多いです。

スタッフだと、中間クラスからおりてきた指示を確実にこなすことが求められます。実務を担当するので、作業効率を意識しつつ、正確な仕事が要求されます。どの仕事やポジションが偉いというわけではなく、全てが必要です。各層の目的、役割を理解することで、自分自身は今何をするべきか?がより明確になりました。

正社員をしながらの副(複)業について

ちなみに私は会社に勤める会社員でありながら副業をしており、周囲から「どんな感じ?」と聞かれることも多いので少し触れておきます。
正社員をしながらの副業のメリット・デメリットはこんな感じです。

メリット
・本業ではできない経験ができる
・副業での経験を本業に活かせる
・収入源を分散できるので、生き方の選択肢が増える
・本業ではできない分野にチャレンジできる
・経営を通じて、世の中の仕組みがよく理解できる
・熱意のある人に出会える
・転職でも評価される
・色々と経費で処理できる

デメリット
・本業が忙しいと副業に時間が割けない
・土日祝日がなくなる
・安定した収入には努力が必要
・経理業務が増える
・尖った分野がないと稼げない
・周りの嫉妬を受ける

副(複)業という言葉は浸透してきましたが、実際にしている人はまだまだ少ないです。日本人は新しいことを叩く習性があるので、副業をしていることは、信頼できる人以外には言わない方が、今のところは余計なストレスを避けられるかもしれません。ちなみに私は吹っ切れているので、バンバン言ってます(笑)

今後は日本や海外を転々とし、色々な国や地域を旅しながら、働きたいですね。そのためには、1つの企業に所属するのではなく、副業で色々な仕事をこなして、収入源を複数確保することが重要だと思っています。

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