「間」についてあれこれ考えてみた話④ーアルバイトの手前にある間の働き方

週5日フルで働くか、不安定な働き方をするかの極端な選択肢じゃなくて、その間ぐらいの働き方があった方がいいんじゃないか?

という話をしたけれど、そうした正社員的な働き方だけじゃなくて、アルバイトの手前にある間の働き方も必要だと思っている。

一年ほど前、以下の内容のツイートをさせてもらった。

“自分もそうやったけど、鬱とか精神的に調子を崩した後の、社会復帰の最初の一歩目がアルバイトって、難易度高すぎやと個人的に思うねん。明日調子がいいかどうかもわからんのに、「毎週この時間に来てね」っていうのが無理ゲーに近い。アルバイトの一個手前の働き方が必要やと思う。”

このツイートは多くの人にリツイート等していただき、共感してもらえる人がいたことを嬉しく思いました。

「働く」というのは、単にお金を稼ぐというだけではなく、役割を得られたり、社会との繋がりを感じるためにとても重要な要素だと思っています。

ですが、アルバイトは面接の時点から、多くシフトに入ることを求められたり、体調に波がある人にとっては、とてもハードルが高いものになってしまっていると思います。

なので、アルバイトの手前の働き方が必要だと思っていました。

こうした意識で、情報を集めていると、実際にその間の働き方を作っている方々のことを知りました。

大阪にある飲食店、「ニモアルカモ」さんでは、アルバイトとボランティアのあいだの働き方を作られていました。

https://note.com/nimoalcamo/n/n686af900cbcd

また、愛知県春日井市の飲食店「ワンぽてぃと」さんは、働きたい時にエプロンを着たらいい、と、15分からでも働ける超フレックス制という働き方を作っていました。

https://camp-fire.jp/projects/view/514772?list=fresh

(ワンぽてぃとさんは、ゴールデンウィークの時に愛知に旅行に行った際、直接足を運ばせていただきましたが、本当に社会の一つの希望を見たような気がしました。)

こうした活動をされている方がいるということを知れてとても嬉しかったです。

どういう形であれば、こうした「間」の働き方が出来るんだろうかと考えつつ、若者支援や、就労支援に関心のある方々と協力しながら、こうした働き方を広げられないだろうかと思っています。

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やや余談ではありますが、冒頭で紹介した僕のツイートが、自分では思いもせず、性風俗業の方から多く引用ツイートされていました。

その時に気づいたことがあったので、その内容をいくつか紹介します。

"業界を目の敵にしている一部の人は認めたくないんだろうけど、この条件に当てはまるのが夜業界という事実です是非はこの際置いといて"
(夜職のシングルマザーの方を支援していると思われる方)

"他の仕事が続けられなかったから、私は今、夜職で働いている"
(元ツイートが見つからなかったため、おおむねこのような内容と記憶)

(性風俗業ではない方から)
"日雇い派遣も、遅くとも前日昼までには連絡しなければならないし、前日には行き先決まるけれどそれが知らないところの可能性が大きい給料のないボランティアですら、飛び飛びでも大体定期的に行くことを求められる今日調子いいから行きやすいところで働くって、どんな形があるのだろうか"

これらの内容を読んだ時、

それまでは、様々な背景のある方々が「もらえるお金が多い」ことを理由に、夜の仕事を始めることが多いと思っていたのですが、それだけではなく純粋に「働きやすい」というのも大きな理由の一つなのかなと思いました。

性風俗業界の雇用形態についてはあまり詳しくはありませんが、そういった一面もあるのだとすれば、多様な働き方の選択肢次第では、また違う仕事を選ぶことにもなるのかなと。

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