西村 征輝(にっしー)

小中高大全てで不登校を経験。通信制高校出身。2019年3月~2020年1月まで鬱の療養…

西村 征輝(にっしー)

小中高大全てで不登校を経験。通信制高校出身。2019年3月~2020年1月まで鬱の療養生活を送る。2022年8月に任意団体あわひを立ち上げる。https://awahiletter.studio.site/

マガジン

  • お金に頼らない生き方研究

    生活コストを下げることで、大きくは稼げない代わりに、働く時間を短くする。そんな生き方の戦略を取っている僕が、いっそ思い切って「お金に頼らない生き方」を研究してみようと思い始めたマガジンです。「衣食住等、生きていく上で最低限必要な生活コストを、可能な限り0円に近づけていく」ということを目指しています。

  • いろいろり。

    大阪府交野市にある、いごこち空間「いろり」にまつわる様々なことを発信します。 普段のいろりの様子や、イベントの模様。 住人にっしーが考えたあれやこれや。 「いろいろ」あっていい、いろんな「色」があってもいい。

  • 僕の鬱病療養日記

    このマガジンは、小中高大と全てで不登校を経験。その後、教育系のNPOで活動するなどしていたが、2019年3月末頃より、鬱病を再発した僕の療養生活を記録しているものです。  とりとめもない療養生活の日常の記録とともに、この期間を利用して読んでいる本や、見た映画など、芸術と思われるものについての紹介をしています。  僕と同じように鬱や引きこもりで悩んでいる方、またその身近にいる方々、もしくはそこまでではなくとも、心が疲れているなという方々に読んでいただければ幸いです。

  • 日常の本棚

    特にこれといって深みもなく。なんでもない日常を書いた日記が置かれています。

  • ほっと一息をつく本棚

    温かい飲みものでも飲みながら、ほっと一息をつくための本棚。 生きることになんとなく疲れていたり、すこしゆっくりしたい人へ。

最近の記事

「誰も助けてくれる人はいない」って思ってた。

先週低気圧で身体と心が死んでいて、今自分がいい感じのうつ状態に入ってるなと思う。 少し暗めのトーンの言葉が多くなっているけれど、心の奥深くのドロドロとした感情と繋がっていて、そこから言葉が出てくる。 今ならいい文章というか、自分が好きな文章が書ける気がするので、一旦吐き出していく。 友達から借りていた、川上未映子さん著作の「黄色い家」を昨日読み終えた。 ”人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか” というキャッチコピーに表されるように、10代の女の子が家庭環境や置かれた状況の中で、

    • 2拠点生活の記録-2-大阪滞在2023/08/01~19

      こちらのnoteは、月の前半は大阪、後半は東京の2拠点生活をしている僕の個人的な記録をまとめた日記です。 約2週間ごとに移動を繰り返しているため、そのタイミングで、大阪・東京での各滞在を振り返ってまとめています。 前回の記録はこちら 大阪と東京を往復していて、二つの時間軸を生きているような感覚になる。東京ではオンラインの仕事を中心に、基本的にはのんびりと過ごしているのに対して、大阪ではオフラインの仕事を中心に2週間に予定を詰めて生活をしている。 そのため、東京では時間がゆ

      • 2拠点生活の記録-1-東京滞在7/16~7/31

        2022年8月末より試験的に始めた大阪と東京の2拠点生活。 2023年に入ってからは本格的な2拠点生活を開始し、月の前半は大阪、後半は東京で生活することにした。 具体的にどのような生活をしているのかについては過去の記事に書いた。 大阪で生まれ育ち、ずっと大阪暮らしをしていたところから、2023年は、本当に半分は東京で暮らしている。 基本的には2週間ごとに移動しているため、2週間という長さが一つの区切りとなっている。 毎回、滞在ごとに「今回の東京生活は〜」と一人で振り返っ

        • どれだけ想いのこもった寄付なんだろう。

          僕が代表を務めさせていただいている、任意団体あわひは、「社会に間の選択肢を創り、一人ひとりの心にゆとりと安心を届ける」をミッションに掲げて活動している。 あわひの活動は全て、マンスリーサポーターの月額寄付によって支えられています。 そして、あわひのマンスリーサポーターは現在18名になったのですが、この中には、あわひがやっている「休む人のためのカフェ」に来てくださった、今まさに休職しているという方もいます。 これ、本当に本当にありがたいことだなと思うと共に、すごいことだな

        「誰も助けてくれる人はいない」って思ってた。

        マガジン

        • お金に頼らない生き方研究
          西村 征輝(にっしー)
        • いろいろり。
          西村 征輝(にっしー)
        • 僕の鬱病療養日記
          西村 征輝(にっしー)
        • 日常の本棚
          西村 征輝(にっしー)
        • ほっと一息をつく本棚
          西村 征輝(にっしー)
        • 世の中を考える本棚
          西村 征輝(にっしー)

        記事

          改めての自己紹介、2拠点生活と最近の働き方について。

          この半年ほどで大きな動きがあったりして、最近「そういえばにっしーさんってどんな働き方してるんですか?」ということも聞かれたので、近況報告を含めて、改めての自己紹介です。 ざっくりと今の生活スタイルを言うと、3つの仕事を組み合わせながら働きつつ(今月から4つに)、自身で始めた任意団体あわひの活動をしつつ、大阪と東京の2拠点生活をしています。 基本、月の前半2週間は大阪で働きながらあわひの活動を、月の後半2週間は東京で比較的のんびり過ごしています。 3つの仕事の内訳+α

          改めての自己紹介、2拠点生活と最近の働き方について。

          あわひへのバースデードネーションをやります!

          来週の土曜日、4/22は僕の27歳の誕生日となります。 今日から10日間、バースデードネーションをやりたいと思います。 もしよければ、お祝いを兼ねて、あわひのマンスリーサポーターになっていただければ幸いです…! --- 2022年の8月にホームページを公開して、活動をスタートさせたあわひ。 「社会に間の選択肢を創り、一人ひとりの心にゆとりと安心を届ける」をミッションに掲げて、現在は以下の4つの活動を軸にやっています。 休職・離職中の方と共に畑活動をする「休む人のための

          あわひへのバースデードネーションをやります!

          鬱の回復期に効果的だった不安を和らげる方法

          僕は2019年3月ごろから、約2年間ほど鬱の期間があり、苦しんでいた経験があります。 最初の半年ほどは、まともに生活を送ることも出来ず、とてもしんどい状態だったのですが、半年を過ぎたあたりからは、少しずつ寝れるようにもなり、徐々に精神状態は安定してきていました。 そんな鬱の回復期に、些細なことに大きな不安を感じてしまう自分自身にイライラしてきて、それをなんとか出来ないかと思い、とある方法を試してみたら、思った以上に効果的でかなり不安が和らいだので、今回はその方法について書

          鬱の回復期に効果的だった不安を和らげる方法

          間についてあれこれ考えてみた話⑥-社会の隙間を埋めるのではなく、広げる

          間についてあれこれ考えた話をここ最近は書いてきましたが、ひとまず今日でそれも終わりにします。 友達との話から、「間」がキーワードとなり、間の働き方や、間の生き方について考えてきました。 週5日フルタイムで働くか、不安定な働き方をするか。2分された極端な選択肢しかなく、会社に所属したまま、働くペースを落とすなどの間の選択肢が少ない。 それゆえに、仕事が苦しくなりだしたときに、なかなか立ち止まることが出来ずに、大きく体調を崩して、回復までに多くの時間を要してしまう。 また

          間についてあれこれ考えてみた話⑥-社会の隙間を埋めるのではなく、広げる

          間についてあれこれ考えみた話⑤-間の選択肢がないから、立ち止まることが出来ない

          来月から2週間ずつで東京と大阪の2拠点生活を始める、ということを公開して、それについて友達と話している時に 「普通に働いてたらなかなか2週間も休みを取れない」 という話をした。 たしかに…と思いつつ、 「2週間でも難しい。1ヶ月休みが欲しければ仕事辞めてね」 となるのは結構極端だよなと思った。 本当は給料半分でもいいから2週間休みくださいとか、一時的に1ヶ月休みが欲しいんですってもっと気楽に出来たらいいのになと思う。 もちろん雇う側からしたら大変なのはわかるけれど、そこ

          間についてあれこれ考えみた話⑤-間の選択肢がないから、立ち止まることが出来ない

          「間」についてあれこれ考えてみた話④ーアルバイトの手前にある間の働き方

          週5日フルで働くか、不安定な働き方をするかの極端な選択肢じゃなくて、その間ぐらいの働き方があった方がいいんじゃないか? という話をしたけれど、そうした正社員的な働き方だけじゃなくて、アルバイトの手前にある間の働き方も必要だと思っている。 一年ほど前、以下の内容のツイートをさせてもらった。 このツイートは多くの人にリツイート等していただき、共感してもらえる人がいたことを嬉しく思いました。 「働く」というのは、単にお金を稼ぐというだけではなく、役割を得られたり、社会との繋

          「間」についてあれこれ考えてみた話④ーアルバイトの手前にある間の働き方

          「間」についてあれこれ考えてみた話③ー間に留まり続けることは難しい。

          何をやっているのか、自分が何者であるのかを説明できないような、そういう曖昧な「間」にいる状態を良しとすることはとても大事だと思う。 けれど、その間に1人で留まり続けるのは、とても難しいことなんだろうなと思う。 今年の始まりに以下の内容のツイートを見た。 "同居人が晴れて無職になったんだけどすかさず転職しようとしてたので「おいおい正気か?半年くらいただの自分で居るの楽しまないの?お金なら私が稼いでんだからゆっくりしなよ」と伝えたらこたつで大の字で寝始めたのでそうだそれでい

          「間」についてあれこれ考えてみた話③ー間に留まり続けることは難しい。

          「間」についてあれこれ考えてみた話②ー間の生き方は何をしているか説明しにくい

          前回に続いて「間(あいだ)」が自分の中でキーワードになっているという話。 間の働き方や、間の暮らし方みたいなものに関心が向くようになって色々考えている。 一度働くペースを落としてみて、自分の中に余白を作ってみたり。 正か負かといったような極端な選択肢じゃなくて、その間にあるものを大切に出来たら良いんだろうなと思ってる。 ただ、その間にいる状態って、自分が何をしているのかを人には説明しにくいなとも思う。 自分自身、鬱になって体調を崩した後、今は間の生き方を試してみてる

          「間」についてあれこれ考えてみた話②ー間の生き方は何をしているか説明しにくい

          「間」についてあれこれ考えてみた話①-間がキーワードになってます

          この半年ぐらい、自分の中で「間(あいだ)」という言葉がキーワードになっている。 半年前ぐらいに友達と電話で話してて、 「正直にっしーみたいに、低コストで、スローライフみたいな生活に憧れるけど、自分がそこに飛び込めるかというと勇気がいる」 と言われた。 それを聞いた時、そりゃそうだよねと思った。 もし自分が今、安定的に働ける仕事に就いていたとしたら、「低収入の代わりに働く時間も短くて済むよ」なんて言われても、今の仕事を手放して飛び込むなんて出来ないと思う。 自分も今の、

          「間」についてあれこれ考えてみた話①-間がキーワードになってます

          アクセルを踏むのではなく、ブレーキを外す。

          鬱から回復して、1年以上が経過する中、未だに低気圧には体調がかなり影響されて、以前のように元気!という状態には程遠い。 その結果として、体調を最優先にした生き方をしているため、全体的にはゆるりとした生活を送っている。 生活コストを下げて、収入は少ない代わりに働く時間も減らすという戦略を取り、週に1度、夜勤で働いていれば、とりあえず生きていけるという状態も作ることが出来た。 それによって生まれた大量の時間を使って、また自分の新しい生き方を作っていきたいなと模索をしている。 し

          アクセルを踏むのではなく、ブレーキを外す。

          お金に頼らない生き方研究-1-研究目的についてと、収入・支出の公開

          はじめましての方ははじめまして。 いつも読んでくださっている方はありがとうございます。 僕は2019年3月から2020年12月までの間、鬱病の状態でした。 鬱はどこかのタイミングで完全に治った、寛解したと言えるものでもないので、現在もリハビリ期間と思い、のんびりとした生活をしています。 ただ、そうした中でも、縁あって空き家を安くで使わせてもらえることになり、現在は大阪府の交野市というところで、一軒家に住みながら、生きづらさを抱えた人が気軽に立ち寄れる、いごこち空間「いろり」

          お金に頼らない生き方研究-1-研究目的についてと、収入・支出の公開

          あとは心の健康だけだった。

          先週のある日、突然久しぶりに心の調子を崩した。 特に何かがあったというわけではなかったのだけれど、その前日の夜から、なんとなく心がどんよりとする気分に襲われていた。その日はひとまず早めに寝ることにした。 その翌日。朝起きた時点では特に問題もなく、毎朝ルーティーンとしてやっているモーニングペーパー(自分がその時に感じていることを思いつくままに1000文字ほど書き続ける)でも、「昨日はしんどかったけれど、今の時点ではどうやら大丈夫そうだ」と書いていた。その後、自分で作った手ご

          あとは心の健康だけだった。