見出し画像

言葉として表現すること。

SNSの使い方を忘れてしまった。

昨年、うつになってからというもの、どのようにSNSを使えばいいのかがわからなくなってしまった。「何かを発信したい、言葉にしたい。」そんな気持ちがあるにも関わらず、Twitterを開いても、「ツイートする」のボタンが押せない。Facebookを開いても、「投稿」のボタンが押せない。時おり文章を書いてみても、最後のひと押しが出来なくなった。うつになる前は、自分の頭の中とTwitterが直接繋がっているかのように、考えたこと、感じたことをすぐにツイートしていたのに。

SNSはあくまで道具でしかなくて、必ずしも使わなければいけないものでもないし、使えなくなったなら、それはそれでいいのだろうと思う。けれど、外に向かって自分の頭の中の言葉を吐き出さないでいると、どんどんと内側にたまり、思考が淀んでいくように感じる。
うつになって以来、人と会うことが随分と減った。そして、コロナの影響もあり、更に人に会いづらくなってしまっている。そうすると、自分のことを誰かに話す機会が減る。

一人でいると、どうしても息が詰まってくる。この1年間で様々なことを経験してきて、言葉にしたい思いがたくさんあるはずなのに、それをうまく表現することが出来なくなった。

だから、このnoteは、少しリハビリのような気持ちも含めて書いている。
表現媒体が、SNSである必要はないのかもしれない。それでも、自分が経験したことや、感じたことを、文章にして、言葉にして表現することは大切だと思う。

言葉として、外に向かって表現する過程においては、かならず一度自分で内省をするプロセスをたどる。その中で、自分が本当はどのように感じていたのか、何を言いたかったのか、時間をかけてまで言葉にしたかった思いは何だったのかについて気がつく。
誰かに書いた文章を読んでもらうこと以上に、この気付きのプロセスが必要なことなのだろうと思う。

だから僕はまた、このnoteや他のSNSでも少しずつ、言葉にして表現する機会を増やしていきたい。


この記事が参加している募集

noteでよかったこと

読んでくださりありがとうございます。  好き、コメント、サポート、何でも嬉しいです。