「間」についてあれこれ考えてみた話③ー間に留まり続けることは難しい。
何をやっているのか、自分が何者であるのかを説明できないような、そういう曖昧な「間」にいる状態を良しとすることはとても大事だと思う。
けれど、その間に1人で留まり続けるのは、とても難しいことなんだろうなと思う。
今年の始まりに以下の内容のツイートを見た。
"同居人が晴れて無職になったんだけどすかさず転職しようとしてたので「おいおい正気か?半年くらいただの自分で居るの楽しまないの?お金なら私が稼いでんだからゆっくりしなよ」と伝えたらこたつで大の字で寝始めたのでそうだそれでいい。"
このツイートの内容自体は、「この精神でいるの超大事〜めっちゃいい!」ってなったんやけど、無職になった後、すぐに次の仕事に就こうとしてしまうのってほんとあるあるなんだろうなと思う。
無職であるとか、なんとなく曖昧な状態を許さず、正なり、負なり、なんらかのハッキリとした方向に持っていこうとする圧力がこの社会にはあるような気がする。
その結果焦ってしまって、すぐに次を求めて、またしんどい状態になってしまう。
僕自身、鬱から回復しつつある時に、すぐに何かをしなくちゃと思ってまたしんどくなってしまったりもした。(今でもある。)
他にも、僕から見てもいったんゆっくりした方がいいんじゃないかなと思うけど、仕事を辞めた後すぐに「何かをしなくちゃ」となっている人たちにも出会った。
曖昧な状態、間にいる状態というのはとても大切な期間だと思うけど、その「間」に留まり続けるのは、1人では難しいんだろうと思う。
ツイートの内容のように、誰かの存在があれば、圧力に負けず、その場に留まりやすくなるんだろうな。
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