本当の自分に聴いてみるワーク
診察室で、
どうしたらいいんですか?
って、よく聴かれる。
自分がどうしたらいいか…?!
もちろんそれは、その人にしかわからないし、
その人の中にしか、答えはないし、
その人しか、選択できない。
意図の部分。
これは、さすがに、神さまにだって、
わからないでしょう。
もし、神さまがいるとすれば、
あなたの自由意思を、邪魔するはずはないのだから。
あ、否定しているわけではないですよ。
僕も、困ったときには、
どうしたらいいんだ~!(><)
と、周りに弱音をわめきちらしますから(笑)
そんな自分で、別にいいと思っています。
で、自分のこととして思ってみたら、
どうしたらいいか、という問いの、
本当のニーズは、
どうしたらいいかの答えではなくて、
怖いこと、答えのないことに直面して、
自分が選択していくしかないけれど、
弱音や泣き言をわかってもらった上で、
決める勇気や安心感が欲しいのだと思うのです。
自分の中にだけ、
本当の答えがある。
それはなんとなくわかっちゃいるけれど、
わーん(><、)となっていて、
焦って、オロオロしてしまうので、
そばにいて、見ておいて欲しいのが、ホンネ。
なのに、なぜか私たちは、
「どうしたらいいんですか!」って、
問い詰めるように、言ってみたり、
それに気おされて、答えようとしてしまう方も、
変と言えば、変。
素直になれず、ひねくれたコミュニケーションを取ってしまうものです。
そこに自分の意思決定を、知らない内に、
放棄してしまうトラップがしかけられている。
ネットとか本とか、外側に答えを求めてしまうのも、同じことですね。
「どうしたらいいんだ!」って、
なっている時こそ、
自分の本当の気持ちを丁寧に見ていかないと、
自分の意図や意思、
主体性、意思決定権、
自分の操縦桿を手放してしまって、
人生を見失ってしまう。
自分で決めたものでないと、
最終的に、自分は絶対納得してくれないから、
いずれストライキを起こしてくることだろう。
私たちは、そんなことを、
無意識に繰り返してしまうようです。
そこで、
一つ、オリジナルワークを創作してみました。
なにか、葛藤したり、
どうしたらいいかわからなかったり、
ほんとうは、どうしたいのか、
迷った時に、本当の自分に聴いてみる方法。
まず、イエスかノーかで、答えられるように、
具体的な選択肢を出してみるのが、おすすめ。
「これは言ったほうがいいですか?」とか、
「転職したほうがいいですか?」とか。
そして、自分に聴いてみます。
①「自分よ自分よ、自分さん。
人生がもし一度きりだとしたら、
それ本当に、やりますか?
それとも、やめますか?」
②自分で答えを考えず、
答えが自然に来るのをぼんやり待つ。
③答えが来たら、
今すぐは、できないこと、
受け入れられないことでも、
「よ~くわかりましたよ」
「教えてくれて、ありがとうございます!」
と、聴いてあげる。
・
最初はうまく行かなくても、
繰り返し練習していると、
だんだん答えが来る間隔が、
短くなってくると思います。
ポイントは、
どうしても、無意識さんのホンネの自分さんが、
受け入れられないこと、
いますぐ現実にはできないことを言って来た時。
例えば…「今の会社には絶対行きたくない!」とか、
「その人とは別れるべき」とか。
そんな時は、
そうだよね、
そう思うよね、
そりゃそうだよ、
自分さんがそう言うの、よくわかるよ。
と、やっぱり、聴いてあげましょう。
そして、今は、大事な大事な宝箱に、
そっとしまっておきましょう。
絶対、忘れないからね。
いつか迎えに来るから。
そこに居てくださいね。
と、本当の自分さんに伝えて。
それでも、嫌で、嫌でしかたなかったら?!
それは、もう、動き出しているのではないでしょうか。
宝箱を開ける時が来ているのだと思います。
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