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ゆるエッセイ#青空とおばあちゃん

お天気のいい休日、なんて幸せなことでしょう。
窓から明るい陽が入る中、お布団でぬくぬく。
目が覚めても、私はしばらくお布団で微睡んでしまいます。

晴れた休日は起きたらまずお洗濯をしたくなるのは、平日はお仕事で夜のお洗濯が多いからでしょう。
青空を眺めながらお洗濯物を干していると、
手を空に向けて
「手のひらを太陽に〜」と歌っていた祖母を思い出します。
「太陽の光に当たると、ビタミンが作られるのよ。だから、手のひらを太陽に〜すかしてみれば〜という歌は、合っているのよ。なんだか元気になるから、やってみるといいわよ。」
そう言って微笑みながら手のひらを空に向けていた祖母は、とても可愛らしいなと思いました。

休日の朝、お天気がいいと私はこの可愛らしい祖母を思い出します。そして祖母を真似して手のひらを空に向けちゃいます。もちろん歌いながら。

お天気、景色、食べ物、音楽や香り…
何気ない瞬間にふれたとき、当時の感情が幾重かの色を重ねて訪れます。
懐かしいなぁ、と思う気持ちの力の凄さを感じます。

何気ない瞬間が、いつしか美しい記憶になる。そういった日常のカケラを抱きしめて生きていきたい。そんなふうに思うのです。

素敵な日曜日だったと思いながら眠れますように🌛

#エッセイ #ゆるエッセイ#日常#日常の幸せ#お天気#青空#思い出#日曜日

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