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遺品整理をするためのTIPS

よく人にどんな仕事をしているのか?と聞かれて遺品整理していますよ。と答えるとだいたいこんな感じで聞かれます。
「へ~、これからすごく仕事が増えてきそうなことしてるね。死んだ人の家の片付けなんてホント大変そう」
う~ん、大体こんな感じのイメージを持たれているようです。あながち間違ってはいないのですが・・・


遺品整理とは?
「故人」が大切にしていた品を整理し、故人の暮らしていた家や部屋を片付けること

こんな感じの定義のようです。特殊な亡くなり方(孤独死など)の清掃は特殊清掃の部類に入ります。弊社では特殊清掃に関しては外注化していますので、ほとんど行うことはありません。
よくご依頼いただく遺品整理は不動産を手放すタイミングの依頼です。何年も空き家状態で家族の荷物整理をしていなくて、売却の決断をした時に依頼を頂きます。不動産業者様からのご紹介が多いのもそういった理由です。

遺品整理は自分が生きている間にすることができません。亡くなった後に家族がしなくてはいけないものです。あまりにも大量の荷物のため、遺された家族が大変なことにあっていることも事実です。
業者として矛盾したことを言いますが、なるべく遺品整理を行わない(家族で大事なものを分け合う以外)ことを早い段階で気づいておくべきだと思います。

弊社で行うような現場の一つです。ほとんど生活していた状態のまま、数年空き家になっていました。残置物がかなり残っていた状態で、仏壇の精抜きもしないまま放置です。もちろん弊社の方で精抜きの手配をして供養させていただきましたが、色々と考えさせられます。

遺品整理の現実として、残された家族が故人の荷物を最終的に整理できる様になるまでに7~8年の日数がかかるそうです。実際現場に携わる人間として、あながち間違っている数字ではないと思います。賃貸物件は別として一軒家をお持ちの場合は実際に不動産を手放すタイミングまで何もしないということもありますし、現実を見て見ぬふりをしている方が多いかもしれません。

自ら集めたものは自らが整理していく。それが家族への愛情ではないでしょうか?

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