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サイバーエージェント原状回復を5割削減 削減額5,810万円!

RCAA協会に原状回復適正査定依頼とその経緯

SONYグループ元CEO出井伸之氏(故人)が設立した経営コンサル会社クウォンタムリープ。そのCEOを務め、また若くしてアイワの社長を務めた平内優氏は、オフィス移転で大手町某ビルを退去することになり原状回復高騰問題に直面した。

そこでRCAA協会会員(株)スリーエー・コーポレーション(以下、3AC)に移転元の原状回復適正査定、移転先のB工事適正査定を依頼した。結果、原状回復費842万を380万削減、削減率は45%となった。

B工事は、一部指定を外し3割近い削減とし、事前の査定書どおりに落とし込むことに成功。

平内氏は、知人でオフィス拡大集約を検討しているサイバーエージェントグループ(以下、CA)の全社取締役人事部長武田氏を紹介。上記の実例を伝えたところ、3ACに原状回復適正査定を依頼する事にした。
(オフィス移転統括役員 武田氏よりヒヤリング)

1億1,534万円だったのを5,724 万円にした!
驚きの5割削減、削減額は5,810万円!

【物件概要】
物件: 渋谷某スクエアビル 905 坪
初回見積: 1億1,535万円
再見積: 9,612万
適正査定: 5,832万〜6,156万(目標ターゲットプライス6,000万円)
合意金額: 5,724万円
削減額: 5,811万円
削減率: 50%(小数点第一位四捨五入)
(全て総額表示)

交渉の分水嶺とは?
原状回復の情報開示、説明責任も立証責任も全て貸主責任が法理

この建物も不動産の流動化により貸主も指定業者も変わっている。貸主指定業者ともに本件のビルをよく知っているわけではない。CAの入居工事(原状変更)図書もなく、その曖昧さをリーガルレターで突いた。最後は弁護士N先生同席で合意金額5,724万円となった。

PM会社、貸主SF社も指定業社GK社も原状変更図書もなく3AC堀田 猛、萩原 大巳に立証責任を突かれギブアップ、苦笑いで円満合意となったのだ。(交渉の要諦は不透明な工事を徹底的に聞いて証拠を開示させることである)

クライアント紹介

株式会社CAは、『21世紀を代表する会社を創る』をビジョンに掲げてコロナ禍でも絶好調であり、株価総額は電通を超える。ABEMA はスマホでもTVでも何処でも見られて、MLB、FIFA、格闘技世界タイトルマッチの単独スポンサーであり、ウマ娘シリーズも大ヒット。まさに向かうところ敵なしの脅威の成長CAグループである。

この成長を支える企業風土は人財である。

常に働く場の環境提供にこだわり、人が主役のHR戦略はお見事である。「能力の高さより一緒に働きたい人を集める」HR戦略リーダーが本件担当役員武田氏である。

良縁はアメブロ(本部オフィス)の原状回復適正査定から始まった

(執筆者:萩原 大巳)

本件を契機に毎年CAグループより「原状回復・B工事」適正指定依頼があります。全ての原状回復・B工事の適正査定は、このアメブロ本部の原状回復査定依頼から始まりました。クライアントは私達の大切な財産です…感謝します!

その後マークシティーのB工事適正査定をし、CAモバイル、多数のグループ会社より「原状回復・B工事」適正査定の依頼を受けて、ABEMAヘッドオフィスのB工事適正査定を受託しました。

業界NO.1の強敵、S不動産を相手取り奮闘。弊社の原状回復・B工事査定員 堀田 猛の奮闘の賜物です。ますます信頼の絆は強くなったと自負しています。