料理教室講師から人材コンサルタントへ。営業10年目の新たな挑戦。
東島さん
佐賀県出身。活水女子大学で管理栄養士の資格を取得。卒業後、料理教室の運営を行う企業へ就職。接客、営業に加えて採用や研修企画業務等も担当。直近はエリア責任者として担当店舗の売上管理、約100名のチームのマネジメントを行う。
Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は株式会社MyVision(https://my-vision.co.jp/)に転職を決められた東島さんにお話を伺いました。
協調性を得た吹奏楽部での活動
ー 子供の頃はどのように過ごされていましたか?
私が住んでいたところは田舎だったので、外遊びが多くて活発な子供だったと思います。母は私がやりたいことをすべてやらせてくれたので、ピアノや水泳などいくつかの習い事もしていました。
小学校卒業後は地元の中学校に通い、吹奏楽部へ入部することにしました。運動が苦手という理由でに吹奏楽部を選んだのですが、休みは週に1度、筋トレの時間も多く、想像していたよりもかなり体育会系の部活でした。上下関係の規律もしっかりしていたので、協調性の部分はとても成長したと思います。部活内では、部長のような部全体を仕切る役割とは別に、練習時のメンバーをまとめ上げる「コンサートマスター」を担当し、中学校では部活に打ち込んでいました。
ー 高校生活はいかがでしたか?
高校は受験をし、佐賀北高校に進学しました。生徒の自主性を重んじる校風と、様々な種類の部活が強く、特に吹奏楽部が強かったことが決め手で選びました。1年生の時に佐賀北高校の野球部が甲子園で優勝をしたのですが、全ての試合に吹奏楽部の一員として同行できたのが、とてもいい思い出として残っています。
振り返ってみると楽しい思い出ばかりなのですが、当時は野球部が優勝すると誰も思っていなかったので、移動手段やホテルの用意などが十分に整っておらず、試合の度に佐賀から甲子園までの長距離を夜行バスで何度も移動したのは体力的にすごくしんどかったです(笑)
ー 貴重な経験をされたのですね。
母校にとって初めての甲子園での優勝だったので、その年は地元がお祭りのように盛り上がっていました。高校でも部活に打ち込み、3年生になると自然と部をまとめる立場になっていき、約100名の吹奏楽部の副部長を務めていました。社会人生活でも役に立っていると感じることですが、大きな組織の中での立ち回りは、ある程度部活で身につけられたと思います。
ー その後の進路を教えていただけますか?
進路を考え始めたタイミングで、進学先や仕事を選択するというよりも「どんな人生にしたいか」ということをゴールに考えていました。その上で「人生を豊かにもできる仕事に就きたい」と思い、自分自身の中で出した答えは「衣・食・住」にまつわることで、特に食にまつわる仕事に興味を持ちました。当時、「家族」や「あったかい食卓」というのに憧れがあり、自分が作ったもので人を幸せにすることができるのであれば人生も豊かになるのではないかという思いから、管理栄養士の資格を取得することができる活水女子大学へ進学することにしました。
ー 入学後はどのように過ごされていましたか?
中学、高校と吹奏楽部をやってきて、吹奏楽部とは別で音楽に関わりたいという気持ちから、長崎大学のジャズサークルに入ることにしました。自分の大学はサークルの数が少なかったため、インカレサークルに所属したことで交友関係も広げる事ができました。
サークルの他にも大学2年の時に料理教室に通い始めました。初めは生徒として入会したもののすぐにハマってしまい、アルバイトとして働きはじめました。
ー なぜそんなにハマったのでしょうか。
当時通っていた教室の雰囲気がとにかく楽しくて好きだったのと、「誰かのために」という気持ちを持って取り組んでいる生徒たちに惹かれ、あっという間にハマっていきました。
アルバイトは生徒さんを指導する講師のお手伝いという役割でしたが、始めてから1年後、アルバイトの立場でも講師になれる制度ができたタイミングで講師を担当し、大学卒業まで料理教室のアルバイトに熱中していました。
「食」にポジティブに関われる仕事
ー 卒業後の道を教えていただけますか?
在学中に医療機関での実習などを体験し、自分がどのように「食」に携わる仕事につきたいのかを改めて考えていました。管理栄養士の資格を活かした仕事に就くということも検討しましたが、それまでやってきた料理教室でのアルバイトを通じて、食についてポジティブな気持ちを広めていきたいという思いから、アルバイト先の料理教室を運営する企業への就職を目指すことにしました。
ー いくつかの企業を受けられていたのでしょうか?
いえ、これだと思ったら真っ直ぐなタイプなので1社しか受けていませんでした(笑)
アルバイトを始めた当初から、いつか講師の先生と同じ仕事をしたいと考えていて、成果を数字で評価されるということに対しても面白そうだと思っていました。アルバイトから社員へ上がるという道はなかったため、通常の就職活動を経て無事に内定をいただくことができました。
現場の時間を大切にする
ー 入社後について教えてください。
長崎の店舗で接客・営業担当としてスタートして、長崎7ヶ月、福岡5ヶ月、大分3ヶ月、東京9年と、様々な店舗を担当しました。東京に転勤してきてから店舗のマネジメントもさせていただいたのですが、初めは苦労ばかりでした。それまで営業担当として、個人でガツガツと数字を追いかけてきたので、達成できない部下に対して「なぜ同じことができないのだろう」と当初は思っていました。
ー その後はどうされたのでしょうか。
続けているうちに、個人の予算は達成できるものの、店舗全体の予算はみんなを頼らないと達成ができないということに気付きました。
一人では限界があるということを理解してからは、素直に立場関係なく人に頼るように変えていきました。自分の経験が正解だとは思わずに、部下にはまず自分がいいと思うことをやってみてもらうようにしていました。
また、マネジメントの経験を積んでいくうちに、色々な壁にぶつかる部下の姿を見て、「営業が辛くて辞めてしまう社員をつくりたくない」という気持ちから自ら営業研修を企画し、スキル面はもちろんマインド面の育成にも取り組んでいました。
ー 色々な業務にチャレンジをされてきたのですね。
約10年の間に営業や講師だけでなく人事や研修担当なども務め、多岐に渡る業務を経験させていただきました。その中でもマネジメント職で講師として店舗に立つ人は少なかったのですが、私は現場で今の生徒さんが何を求めているのかを知りたかったので、1ヶ月のうち2時間1コマのレッスンを10コマ程度担当するようにしていました。他のマネージャーよりも、講師の仕事に多くの時間を割いていたのは、営業スキルのブラッシュアップという目的もありましたが、何よりも現場での仕事が好きだったというのが大きかったと思います。
ただ、新型コロナウイルス感染症のタイミングで会社にとっては大きな影響が出ることになりました。
ー 具体的にお聞きしてもよろしいでしょうか。
基幹業務である料理教室の運営を中止せざるを得なくなってしまい、人員も縮小していかなければならない状況になりました。退職者も多くいた中で、当時は「自分がなんとかしなきゃ、早く会社を回復させないといけない」ということばかり考えていました。その後やっと社会情勢も落ち着き、会社が安定してきたタイミングで転職を考え始めるようになりました。
節目での転職活動
ー なぜ転職を考え始めたのでしょうか?
勤めて10年の節目という点と、店舗での活動がメインだったり、転勤がある勤務スタイルで今後20年、30年働いていくということがなかなかイメージできなかったりしたこともあり、転職を考え始めました。
本当はもう少し前から頭にはあったのですが、新型コロナウイルス感染症でそれどころではなくなってしまい、とにかく現状をどうにかしないといけない状況といったこともあり、このタイミングになりました。
ー 初めての転職はどうでしたか?
転職活動は総じて楽しかったですし、自分の市場価値を知ることができたいい機会でした。最初のほうは転職を決めていたというよりは、相談しようという気持ちで何人かのエージェントと面談することから始めました。10人ほどエージェントの方と話して、そこから3人に絞って更に具体的に相談に乗ってもらったのですが、そのうちの一人がRight Brothersの大山さんでした。
私は余裕を持って転職活動を進める予定だったのですが、早く選考を受けるよう促してくるエージェントが多い中で、大山さんは慎重に私のキャリアを考えてくださったのと、いい面・悪い面を忖度なく伝えてくれたので、長期的に伴走してくれそうだと感じました。
ー どのような基準で転職活動を進めていかれたのでしょうか。
これまでも数字を追いかけて達成することにやりがいを感じていたので、営業職に就きたいと考えていて、さらに「成長性がある業界かどうか」「強みが活かせるかどうか」「長く働けるかどうか」という希望が叶えられると判断し、人材業界に絞って進めていました。
最終的にMyVisionに入社を決めたのですが、転職活動中の面談を通じて、エージェントの力量が求職者の未来を左右するからこそ、「選ばれるエージェント」になりたいという気持ちが大きくなっていきました。MyVisionで働きたいと思ったのは、山口社長ご自身が、教育・育成にとても力を入れていて、一流のエージェントになれる成長環境があると感じたことが決め手でした。内定をいただいた後の一度目のオファー面談では、クリアにならなかったことがあったため、二度目の面談の機会を設けていただき、疑問点をしっかりと払拭してくださいました。丁寧に向き合ってくださったことがとても嬉しかったです。
ー 納得がいくまでしっかりと話ができたのですね。
転職活動を始めた時から「私のことを必要だと思ってくれた会社できちんと結果を出す」というマインドを持っていました。大山さんが初めにMyVisionを紹介してくださった時は、「自分には難しいのではないか」と思いましたが、しっかりと私を理解してくれた上で可能性が広がるような提案だったので、今回このようなご縁に繋がり、納得感のある転職活動をすることができました。
入社後は壁にぶつかる事もたくさんあると思いますが、乗り越えられない壁はないと思うので、皆さんの力を借りながら頑張っていきたいと思います!
ー 本日は貴重なお話しありがとうございました!
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