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営業からマーケティングへ。キャリアチェンジを決断した理由は、経営者だった父の存在

岡田さん
東京都出身。小学校から高校まで野球に打ち込む。就職活動中に父が入院したことをきっかけに、医療業界への興味関心が高まり、國學院大学を卒業後、製薬メーカーへ入社。自社の治療薬の販売で、入社後2年連続で前年比130%を達成し、支店1位を獲得。2024年4月からは、未経験ながら人材企業でマーケティングに挑戦。


病弱で泣き虫からの卒業


ーどんな学生時代を過ごされてきましたか?

小学3年生までは病弱で泣き虫な性格でした。友達に誘われたのをきっかけに野球を始めたのですが、続けるうちに体が強くなり、誰が見てもわかるほど性格が変わっていきました。チームスポーツを始めてから協調性が生まれたのだと思います。中学に入ってからは部活ではなく、クラブチームで野球を続けることにしました。

ーなぜクラブチームに?

小学生の時のチームが強かったため、中学ではもっと上手くなりたいという気持ちが強くなっていました。そのためには厳しい環境で練習をしなければならないと思い、向上心の高いメンバーと野球をしたいと考え、部活ではなく全国大会常連のクラブチームに入ることにしたんです。上級生の成長を間近で見て、レベルの高い人と練習することで着実に力がつくと確信していたため、ひたすら練習に打ち込んでいました。
ところが、部活であれば自分も活躍することができた可能性もあったかもしれませんが、クラブチームではレギュラーと圧倒的な実力差があったので、在籍中はベンチメンバーに入るのがやっとで、レギュラーになることは叶いませんでした。

ー高校ではいかがでしたか?

クラブチームでの練習が実を結び、高校ではレギュラーとして西東京大会で約130校中ベスト4までいくことができました。また、クラブチーム時代にレギュラーだった選手がいる高校と対戦する機会があったのですが、その試合でホームランを打つことができました。中学の頃に実力差があった相手と、高校では対等に渡り合うことができ、ひたむきに一生懸命練習したことが報われた気がして、とても印象に残った試合でした。

ーベスト4という結果を残せたのは、なぜだと思いますか?

一人ひとりが勝つための方法を常に考えていたからだと思います。部活では練習時間が2時間半と限られていたため、「どのように練習したら効率的に上達するか」「限られた練習時間の中で自分が成長するためにはどうするべきか」など、自分達で練習メニューを考えて取り組んでいました。みんなが同じ思いだったので、大会で結果を残せたのだと思います。

ー部活の引退後はどうされたのでしょうか?

受験も検討したのですが、家族とも話し合い、國學院大学へ内部進学することにしました。大学生活では、部活もサークルも入らなかったので、交友関係が狭かったのですが、ゼミ長をやるようになってからは徐々に色々な人との交流が増えていくようになりました。
そして、大学3年生の時に就活を始めるのですが、今後の未来を決める「あること」が起こりました。

頭が真っ白になった出来事


ーどんなことがあったのでしょうか?

就活を始めた当初は、興味のある業界から受けていこうと思い、インターンなどに積極的に参加していました。ところが、一番大事な時期に、飲食店を営んでいた父が入院をすることになったんです。状況的に深刻で、経営していた店舗の問題や、父の体のケアなどが重なって、大きく悩むことになりました。抱えることになった問題が自分の許容範囲を超え、完全に頭が真っ白になり、「何をやりたいのか」ということがわからなくなってしまいました。

ーそこからなぜ製薬会社へ?

もともとは、商社やマーケティングなどに興味があったのですが、父が入院したことから、「身近な人を助けられる仕事」に興味を持ち、製薬会社を選びました。MR(営業職)として入社したのですが、最初に立ちはだかった壁は「医師とのコミュニケーション」でした。自分より薬にも症例にも詳しい医師に対して、どのようにコミュニケーションをとっていいかわからず、慣れるまでに苦労をしました。先輩に同行させてもらい、その場で先生と話していた内容を帰ってから勉強し、医師の関心事に合わせて話をするなどしていくうちに、スムーズにコミュニケーションが取れるようになっていきました。

ーその後は営業として活躍されていたようですね。

もともと自分が野球の実力を高められた理由は分析力にあると思っていて、同じような思考で営業を行っていました。「なぜこのクリニックでは売れないのか」を実績データ・地域性・医師の傾向などから分析し、戦略を立てて営業活動を行ったことで、2年連続で前年比130%を達成することができました。
「とりあえず数を追う」というタイプではなく、慎重に物事に取り組む性格で、目的から逆算して仮説を立て、ゴールに向かって取り組んでいました。おそらく「失敗したくない」という気持ちが強いからだと思います。


ー それも野球の経験が影響していそうですね。

そうですね。野球は、1回のミスが命取りになる場合があります。そのようなスポーツに真剣に取り組んでいた結果、慎重な性格になり、事前準備を徹底するような癖が身につきました。そのおかげで、小さな失敗をすることはありますが、大きな失敗はせずに着実に成果を出すことができました。

営業職からマーケティングへ


ー今回はなぜ転職を?

学生時代からマーケティングに関わる仕事がしたいと考えていましたが、営業職を経験したからこそ、営業よりもマーケティングのほうがレバレッジを効かせて大きな価値提供ができるのではないかと思うようになったんです。
また、父が経営していた飲食店を閉めることになった大きな要因が「集客」でした。その経験から、世の中に知られていない「モノ」や「サービス」を、マーケティングによって届けていきたいという思いが強くなっていきました。

ー 株式会社スポーツフィールドへの転職理由について教えていただけますか?

面接してくださった方々、全員「人が良かった」んです。型にはまった対応ではなく、一人ひとりに合わせて話をしてくれているのが伝わりました。ディスカッションの場では、相手の話を否定せず、素人ながらの私の意見もきちんと受け入れてくれたことに誠実さを感じましたし、こういう上司の下で働きたいと思えました。

転職活動を振り返って


ー 納得の転職活動ができたのではないかと思われますが、意識していたことはありますか?

転職をしっかりと「自分事」として進められたことです。Right Brothersの藤田さんが転職活動を支えてくださったのですが、面接で使用する資料は何度も壁打ちさせてもらいましたし、面接対策が不安な時は、自分が納得いくまでお時間をいただいて相談しました。藤田さんは頼り甲斐のあるエージェントでしたが、やはり受け身にならず主体的に転職活動に臨んで、「自分でやり切る」という気持ちを持って行動したことが結果に繋がったのだと思います。もともと集中したときのコミットメント力には自信があったので、その点もうまく発揮できました。

ー担当の藤田についてはいかがでしたか?

とても話しやすい雰囲気の方でした。面接前にもう少し練習しておきたいと思った際には必ずスケジュールを調整してくれるなど、サポート体制がとても心強かったです。
私自身が、物事を自分で決めたいと思うタイプなので、アドバイスをもらっても納得ができなければ自分の選択に従うようにしているのですが、藤田さんにはそれを見抜かれていましたね。藤田さんは、「こっちがいいと思う」などといった意見を言わず、最終判断を私に委ねてくれて、こちらに寄り添った素晴らしいエージェントだと感じました。

ー本日はお時間ありがとうございました!

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