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25歳、2度目の転職。「営業の総合格闘技」M&A業界への挑戦。

武田さん:
千葉県出身、現在25歳。駒澤大学を卒業後、大手不動産企業、総合人材企業を経て2024年1月にM&A総合研究所に内定。ボクシングのプロテストにも合格している。


Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は、社会人2年目、2度目の転職でM&A総合研究所への入社をご決断された武田さんにお話を伺いました。



「人生は一度きり」、やりたいことは全部やる


ー 子どもの頃の話を聞かせていただきたいです。

昔から活発な性格だったと思います。小学生の時に水泳をやっていたのですが、仲の良い友人がサッカーを始めたことに影響を受け、私も同じチームに所属することにしました。水泳も続けていたのですが、徐々にサッカーのほうが好きになってしまい、結局サッカーに専念することにしました。
6年生の時にはセレクションに選ばれ、中学生になってから部活とクラブチームのどちらも所属するほど本気でサッカーに取り組んでいたのですが、手を骨折してしまい完治するまで1年ほどかかってしまいました。その間はサッカーができなかったので、塾の合宿にも参加するほど勉強に力を入れるようになりました。

ー 努力家なんですね。

母子家庭で育ったので、その環境の影響を受けているのかもしれません。母親は大学に行っていませんが、自ら勉強して税理士になりました。そのくらい芯が強い人ではありましたが、一人で私を育ててくれる母を見ているうちに、子どもながらに「強くならなければならない」と自然と思うようになっていたのだと思います。
結局、サッカー部の顧問を務めていた担任の先生の勧めもあり、クラブチームは3年生の時に辞めることにして、中学最後の夏は部活のほうを選んで大会に出場しました。部活一本でやってきていたメンバーがいる中で、クラブチームと掛け持ちをしていた自分が試合に出させてもらえたのはとても有り難く嬉しかったですし、そのような機会を与えてくれた先生やチームメイトには感謝しています。

ー 高校はどちらへ進学を?

中学生の頃は勉強も頑張っていたので、地元で進学校として知られていた県立千葉高校を目指したものの、一歩届かず市立千葉高校に進学しました。
この頃の思い出といえば、クラスメイトと共に取り組んだ学校行事です。みんなを引っ張っていきたい気持ちが強く、学級委員になって、文化祭や合唱祭では積極的に交流を図りました。学校生活は人生で一度しかなく、この貴重な時間を無駄にしたくなかったんです。

ー その原動力はどこから来ていたのでしょうか?

これも家庭環境の影響を受けているんだと思います。幼い頃から父親がいなかっただけでなく、小学生の時には祖父母を亡くしており、人がいなくなる状況が身近にあったからこそ、時間は有限であることを幼い頃から意識していました。
自分が棺桶の中に入ったところを想像すると、その時になってから「あの時やっておけばよかったな」という後悔をしたくないんです。そのためには、やりたいと思ったことは全部やりたいと思い過ごしていましたし、今もそのマインドで生きています。

失敗から得た、「素直になること」


ー 高校卒業後は駒澤大学へ進学されたんですよね。

せっかく大学受験をするなら上を目指したいと思っていたので、早稲田や慶應を志望していたのですが、結果は不合格。1年浪人して再び挑戦したものの合格できず、駒澤大学に入学しました。母子家庭でしたし、経済的な負担をこれ以上増やせないと判断したためです。
この時の経験から、結果を出すためには、本質を見失ってはいけないことを学びました。受験勉強の目的は「合格すること」であるにもかかわらず、その本質を見失い「勉強して知識を身につけること」で合格という目標に近づいた気になっていました。
また、自分のやり方にこだわり過ぎるのではなく、素直に周りの人の考えや方法を取り入れるべきであることも学びました。高校受験ではたまたま運が良く合格できたこともあり、その時の自信を持ったまま自分のやり方で大学受験に挑んだため、目標を達成することができなかったのだと振り返り、結果を出すためには、結果を出している方の意見を素直に受け入れて実践することが大切だと学びました。

ー 大学入学後はどのように過ごされたのでしょうか?

大学受験が終わった時には、それまでサッカーで鍛えていた体もずいぶん細くなりました。志望校に合格することもできず、これから4年間をどのように過ごすべきか考えていたところ、徐々に「そろそろ気持ちを切り替えなければ」と思うようになりました。
そこで、サッカーを再開しようと思って部活の見学に行ったのですが、そもそも入部基準を満たしていませんでした。その時、たまたまサッカー部の隣で練習していた体格の良い集団が目に留まったんです。それがアメリカンフットボール部でした。
大学受験をするまでは率先してトレーニングをしており、もともと筋肉を鍛えるのが好きだったので、アメフト部の練習風景や部員の方々の熱さに魅力を感じました。また、アメフトはただの体のぶつかり合いではなく、戦略と戦術を緻密に計算しなければ勝てないところに醍醐味があり、大学という限られた4年間で新しいことにチャレンジしたいと思い、入部を決断しました。

ー 実際に始めてみて、いかがでしたか?

スポーツ推薦で入学した部員もいたため、最初の1年は体づくりに努めました。また、全国からさまざまな学生が集まっていることもあり、異なる価値観の部員たちと接する中で、チームの一員として自分にできる事は何かを常に考えるようになりました。大学4年生の時に主将を務めさせていただき、「チームで勝つためにはどうすべきか」という疑問に日々向き合い続けました。「勝つ」という目的に向けて4年間アメフトに打ち込み、本気で向き合えた経験が社会人生活にも繋がっていて、かけがえの無い経験をさせていただきとても有り難く思っています。

コト・モノではなく「ヒト」と向き合う


ー 学生時代、ほかに取り組んだことはありますか?

大学時代の思い出といえばアメフトが中心でしたが、4年間でやれることを全部やりきって時間を有意義に使いたいと考えており、海外ボランティアへの参加や、オフシーズンに起業スクールに通った時期もありました。
また、大学3年生の10月には大手不動産企業(以下O社)から内定をいただいており、4年生の10月からインターンをさせていただきました。戸建用地の仕入れを任せていただいたのですが、新規で1日3件の案件を取得するまで帰ることが許されないような文化があったので、効率的に行動量を増やさなければなりません。そこで、先輩のアドバイスを素直に聞き入れ、事前準備を徹底しました。その結果、行動力が身についたように思います。

ー O社に入社後、1年ほどで転職されたんですよね。

そうですね。大学卒業後、O社に正式に入社すると、半期ではありますが、現場数1位の成績を取ることができました。この時点で営業の基礎を学べた実感がありましたが、それまではコトやモノに向き合うスタイルの仕事が中心で、ヒトとの向き合い方については優先度が高くありませんでした。ただ、私としてはヒトと向き合う仕事がしたいという気持ちが強かったことと、課題解決型の営業経験も積みたいと思っていたので、転職活動を始めました。

ー それで総合人材企業(以下R社)へ行かれたのですね。

2023年3月にR社へ転職し、求人広告営業を始めました。新規顧客を開拓するために、テレアポから商談、原稿作成まで対応するうちに、自分自身の営業スキルが高まっていく実感が得られました。
R社は、感覚的ではなく論理的に課題解決に取り組む文化と仕組みがあり、ビジネスの基礎力をさらに高めることができたのですが、途中で新規顧客の開拓の部署が解体してしまい、既存顧客を相手にしたルート営業の担当になると、徐々にモチベーションに変化が現れました。私は新規開拓こそ営業が価値を発揮できる仕事なのではないかと思っていたので、これを機に転職を考え始めました。

選考を通じての成長


ー M&A業界を志望したきっかけについて教えてください。

R社の先輩がM&A業界の企業に転職しており、その話を聞いてから、私もM&A業界で働いてみたいと考えるようになりました。それから情報収集を進めるうちに、たまたまRight Brothersの高野さんのYouTubeに辿り着きました。いくつかの動画を見ていると、高野さんが「M&Aは営業の総合格闘技」と仰っていて、その言葉に魅力を感じたんです。

ー それで面談を申し込んでくださったんですね。

高野さんに自分の意思を伝えたところ、私に向いているのではないかと提案されたのがM&A総合研究所でした。M&A総合研究所は2018年に設立されたばかりのM&A仲介企業で、社内に既得権益がありません。一人一人が創業者であるというマインドが強く、現場レベルのスタッフでも当事者意識が高い点に魅力を感じました。AIやDXなどを積極的に取り入れることで業務効率化を図っており、自分が圧倒的に成長できる環境はここにあると思いました。


ー 今回の転職活動を振り返って、印象に残ったことはありますか?

M&A総合研究所から内定を出してもらえたのは、高野さんに何度も面談や電話でサポートをしていただいたからだと心から思っています。M&A業界に精通している高野さんから「大丈夫ですよ」と言われて、自信を持つことができました。私自身、今回の転職活動を通してとても成長できた実感があります。
世間的に見たら、社会人2年目で2度目の転職はネガティブに捉えられるかもしれません。それでも転職することができたのは、自分ができることを毎日こつこつ積み重ねてきたからだと思います。私は「やります」と言ったからには絶対にやらないと気が済まない性格で、R社に入社する時に「仕事では新人MVP」「プライベートではプロボクサーのライセンス取得」を目標に掲げました。結果は新人MVPを獲得、仕事が終わってから週5でジムに通い練習を続る事で、2024年2月2日に宣言通りプロテストに合格しました。ただ、これも周りの方々のお力添えがあってこそ結果を出す事ができたと心から思っています。今後も夢中になれる環境がある事への感謝の気持ちを忘れる事なく、愚直にやり切り、まずは新たな環境で結果を出せるよう努めていきます。 

ー 貴重なお話ありがとうございました!

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