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「他のエージェントとは違いました」 製薬業界からM&A業界への転職体験談

宮下さん
2017年に大阪経済大学を卒業した翌年、大手製薬会社へ新卒入社。営業職(MR)に従事し、特定治療薬の販売において全国約300名中1位の成績を収める。その後、異例のスピードで本社のマーケティング部に栄転。医薬品のブランドマネージャーとして販売立案を担当


Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は、製薬会社から日本M&Aセンターへの転職をご決断された宮下さんにお話を伺いました。



失敗を機に大きな武器を手に入れた


ー 学生時代のお話から伺っていきたいのですが、思い出に残っていることはありますか?

色々な習い事をやってきたのですが、その中でも頑張っていたのはテニスです。私が通っていた中学・高校はテニスの強豪校というわけではなかったのですが、個人では表彰されたり学校の歴代の記録を塗り替えたりと、目立った成績を残すことができました。
しかし、この時がむしゃらに努力をしていたわけではありません。昔から要領はいい方で、スポーツも勉強も、最低限の努力で一定以上の結果を出せる自負がありました。ところが、その後に大きな挫折を味わいます。


ー なにがあったのでしょうか?
 
大学受験の失敗です。それまで最小限の努力で大きな結果を出すことができていたので、大学受験も同じように取り組んだところ、その考えが甘く、見事に志望校を落ちてしまいました(笑) 周りを見ると、私よりも成績が悪かったはずの同級生が私よりもレベルの高い大学に合格していて、その時は本当に精神的なダメージを受けました……。

ー その経験から、何か変わったことはありますか?

結果を出すための努力を惜しまないようになりました。二度と同じ思いをしたくなかったので、大学受験で失敗した分、就職活動には本気で取り組んだんです。大学3年生になってからは大学と資格試験指導校の「TAC」に通い、ダブルスクールをしながらひたすら勉強に時間を費やしました。この時の努力と継続力に関しては、大学卒業後に新卒入社した製薬会社でも評価をしてもらえたので、失敗を機に大きな武器を手に入れたと思っています。

ー ということは、就職活動はうまくいったのでしょうか?

実は、ここでも苦労しました。もともと公務員に絞って就活をしていたのですが、ことごとく最終面接で落ちてしまい、諦めきれず就職浪人をすることになりました。ところが、2年目の就職活動でも最終面接止まり。そこで、民間企業に路線を変更し、5社ほど受けたところ、その全ての企業から内定をもらいました。いま振り返ると、公務員には向いていなかったのかなと思っています(笑)

感謝されることが仕事のやりがい

ー 複数の企業から内定を受けた中で、なぜ製薬会社への入社を決めたのでしょうか?

公務員を目指していた時から一貫して「自分の働きがきちんと人のためになるか」という基準で就職活動をしていたのですが、内定を受けた企業の中で最もそのイメージを持つことができたのが、生活に身近な存在である「薬」だったためです。また、製薬会社の安定性も決め手のひとつでした。

ー 入社後はセールスとしてご活躍されたそうですね。

ありがたいことに上司に恵まれ、セールスとしての実力を引っ張り上げてもらい、同期の中では最速で本社のマーケティング部門に異動することになりました。このコースは社内における出世街道で、いわば栄転になったわけです。
しかし、セールスではすぐに数字を出すことができず、苦労を重ねた時期がありました。その時に取り組んだのは、数字を出している人を冷静に分析し、行動に落とし込むことです。私は良くも悪くも感情の起伏が少ないので、理性的に考えながらしっかりと成果を出していき、結果的に特定医薬品において全国1位の販売実績を残すことができました。

ー その仕事のモチベーションはどこから来るのでしょうか?

周りから認められたいという気持ちもありますが、それ以上に「負けたくないから」ですね。周りに負けたくないし、なにより自分で決めたことで負けるのが嫌なんです。ただ、勝ち負けや数字は結果でしかありません。そこに至るまでの過程で、関わった人から感謝されることが仕事のやりがいに直接的に繋がっています。しかし、仕事を通して自己理解が深まっていくと、徐々に自分の仕事に対する想いと業務内容との間のギャップを自覚するようになりました。薬が世の中の人の役に立つことは間違いないのですが、患者さんと自分に直接の関係があるわけではありません。そこで、もっと直接的に感謝を得られるような価値提供をしたいという想いが強まっていきました。

ー それで転職活動を始められたのでしょうか?

はい。厳密には、もともと頭の中に転職という選択肢がなかったわけではありませんでしたが、この心境の変化によって意欲がさらに高まり、そんな中でRight Brothersさんからメールをもらって面談をすることになりました。

より成果主義の環境に身を置くために


ー 転職を検討し始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

もっと収入を上げたいという想いが強まったためです。製薬も給与水準が高い業界ではありましたが、実績に対するリターンは限定的でした。そのため、より成果主義の環境に身を置きたいと考えました。

ー そこでM&A業界への転職活動を始めたんですね。

M&A業界は、相手に直接価値を提供し、役に立つことができる点が魅力的でした。その中でも日本M&Aセンターへの入社を決めた理由は、この業界において規模や歴史、教育制度がしっかり整っており、最速で一人前になれる環境があると判断したためです。

ー 入社後のビジョンを教えてください。

具体的には決まっていないのですが、やはり将来的には上の役職に就きたいので、マネジメント側に立つことを意識しながらも、そのために当面は早急に成果を出さなければならないと考えています。

ー M&Aコンサルタントという仕事は宮下さんにとって初めてのチャレンジになりますが、不安はありますか?

強いて言えば、簿記の勉強を頑張らなければならないことが不安ですが、その他には全くないですね(笑)そもそも未経験者が多い業界であり、みんなスタートは同じなので、やるべきことをやるだけだと思っています!

ー 入社まで楽しみにしていることはありますか?

引越しです(笑)すごく良い物件との出会いがあったので、その準備を進めています。80本以上の香水といくつかの絵画を趣味で集めているので、その置き場を考えるだけでも気持ちが躍ります。

Right Brothersの転職支援から感じたこと

ー 初めての転職活動を振り返ってみて、いかがでしたか?

仕事が忙しい中で転職活動も同時に進めていましたが、スムーズに第一志望の会社から一発で内定をもらえたスピード感が良かったです。仕事を続けながら転職活動が長引いてしまうと、体力も気力も限界を超えてしまうと思っていたので安心しました(笑)
実は、Right Brothersさんのほかに5、6人ほどの転職エージェントの方と面談をしたのですが、私の希望は後回しで、とりあえず5社ほど応募させようとする方が多かったんです。ところが、Right Brothersさんは私の希望を汲み取った上で、候補企業を1社に絞って提案してくださいました。この点が、他のエージェントとの違いだったと思います。

ー 担当の大澤の印象はいかがでしたか?

製薬会社での仕事自体は充実感もあったので、まだ覚悟を決めきれず、後ろ髪を引かれる思いもありました。ただ、大澤さんは私の心の奥にある本音をストレートに言い当ててくれて、それに背中を押されたような気がします。
また、他社のエージェントの場合は、求職者よりも自分の利益を優先するような提案であることが透けて見えてしまったこともありました。一方で、大澤さんは総じて人柄が良く、他社のエージェントのような姿勢が感じられませんでした。こちら側に真摯に寄り添って適切な提案を用意してくれたので、大澤さんにお願いして良かったと思います。

ー 本日は貴重なインタビューのお時間ありがとうございました!

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