見出し画像

恐怖症

真偽を問うて 
ぼくはぼくの真似をして
もう似ない 倣う過去も
そこで絶えていたと知る

前後は不覚ながら まだ支えはあって
それも今に崩れ落ちる 夢を見る
今にも堕ちかけている 夢の真上
ぼくは昼の間に綱を渡る

支えられながら
墜落を恐怖する最中にいる
重力があったばかりに

なぜ不用意に ぼくは
こんな高所に来てしまったのだろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?