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新入社員とのコミュニケーション不安を解消!ついついやっちゃう年長者の嫌われる言動

「最近、私太ちゃった〜」
と、言う人が実際には太っても痩せてもいない。
しかし、こう言われたら周囲は
「そんなことないよ(お前の些細な体重の変化なんてどうでもいいけど)」といった返しをせざるを得ない。

ご存知のようにこれは、否定が欲しくて自虐的な発言をしてしまう典型的な例パターンですが、最近、似たような場面に出くわすと「はっ」とそういえば自分もそんなことをしていたな反省することが増えました。
それは、年を重ねるごとに、ひとまわりもふたまわりも年上や年下の方との交流が増えたからでしょう。交流の量に比例して反面教師の方が増えて、年長者が行うと敬遠される言動に気をつけるべきだと、自分を振り返り、ひしひしと心が痛くなります。

4月は新入社員が増える時期です。
世代間の価値観の違いやジェネレーションギャップは避けられないことですが、コミュニケーションは大切です。(私の業界では「インターナルコミュニケーション」という分野のお話になります)
そこで、今回のnoteでは年長者が気を付けたい言動やコミュニケーションのポイントや、現代の多様性を尊重するために心掛けたいことなどについてまとめてみたいと思います。

嫌われるベスト3:「説教」「昔話」「自慢話」

私の敬愛する高田純次さんの名言に次のようなものがあります。

「年寄りにありがちな「説教」「昔話」「自慢話」をしないようにしている、だから、俺はこの3つを無くしてるから、エロ話しかできないwww」

高田純次 (2015情熱大陸より)

今の時代はエロ話も超絶NGですが、この名言はさすがだと思います。
この名言を耳にしたときは、父親に思わずシェアしてしまいました。(心なしか悲しそうな顔をされましたが)

「説教」はアドバイスともいえます。自分が年上だからといって、年下の同僚に対して求められてもいないアドバイスや説教をしてしまうのは禁物。相手が困っている様子でアドバイスを求められた時は、解決策を教えるよりどうしたいか丁寧に聞いてあげるだけで大体の問題は消えるものです。どうぞアドバイス(説教)は抑え目に
また、経験豊富な方は過去の実績が役に立つこともあるでしょう。しかし、それを頻繁に持ち出すと、周囲から「過去にとらわれてる」という印象を与えかねません。過去の話は、必要な時だけ伝えましょう。過去の話は程々に
そして、自分の実績や成功を誇示するのは、人間の自然な欲求ですが、新しい職場では控えめにしておいた方が無難です。いきなり自慢話を振りまくと、周囲から「あの人、めんどくさいな」と思われてしまうかもしれません。自慢話はバラまかないように気をつけましょう。

あと、これは言うまでもありませんが、悪口や陰口は絶対に避けましょう。タバコと同じで、言っていいことは一つもありません。

意外と自分では気がつかない嫌われる話題

自分では気づかないうちに、他人を疲れさせてしまう話題があります。
その中でも、特に注意したいのが「自虐」ネタです。
年齢や体型、仕事の能力などを自虐的に言うのは、相手が強いハートを持っているか空気を読めない人でない限り、肯定も否定も難しいですし、そのたびに否定するのは非常に面倒です。

冒頭で取り上げた、自分の体重が増えたことを自虐的に話す場面のように、相手が「そんなことないですよ〜全然じゃないですか〜」と言わざるを得ないのは実際には何度も同じことを聞かされると、「またか」と思わずにはいられません。
「おばさん(おじさん)だから〇〇」のような、年齢を重ねことによる経年劣化の自然現象の話題もめんどくさいものです。とにかく自虐的な発言は、できるだけ避けた方が良いでしょう。

これは、他人からの評価に左右されない自己肯定感を高めることで、無意識に自虐的な発言を減らすことができます。また、相手の話を引き出すことで、自分が自虐的な発言をする機会を減らすことができます。相手の興味や話題に合わせて質問を投げかけるようにしましょう。

プライベートな質問は控えめに

「結婚しているの?」や「彼氏・彼女はいるの?」といった質問は、できるだけ避けましょう。
もちろん、相手を理解したいからこそする質問ですが、多様性を尊重する現代では、性的嗜好や価値観は人それぞれであることを忘れてはいけません。
今の時代幸せの形や価値観は十人十色です。
彼氏や彼女がいることや、結婚していたり、子供がいることに価値があると思っていませんか?

無意識に古い価値観で質問すると、アップデートされていない古い人と見られてしまうかもしれません。
年を重ねると、人はどんどん頑固になったり凝り固まったりしてしまいます。だからこそ、価値観を柔軟に保ち、アップデートすることが大切です。

解決策として、他社の炎上事例などを参考にすると実は有用です。管理職は社員とのコミュニケーションを円滑に行うためにも世の中でどんなことが非難の対象になるか絶えずキャッチアップして価値観をアップデートしましょう。

グローバル企業で新入社員とのコミュニケーションを行う際に注意すべき点

最後に異文化間のコミュニケーションにも、柔軟性と寛容さが求められますので、グローバル企業で新入社員とのコミュニケーションを行う際に注意すべき点をまとめます。

文化の違いを理解する: 国籍や文化の異なる新入社員がいる場合、その文化を尊重し、理解しようとする姿勢が大切です。異文化間のコミュニケーションでは、誤解や摩擦が生じやすいため、相手の文化を学び、適切な対応を心がけましょう。
ボディランゲージに注意する: 文化によっては、ボディランギッジやジェスチャーが異なります。相手にとって不快に感じる可能性のあるジェスチャーや表情は避け、適切なボディランギッジでコミュニケーションを行いましょう。
インクルーシブな環境を作る: グローバル企業では、多様なバックグラウンドを持つ新入社員がいます。すべての新入社員が意見やアイデアを自由に共有できる環境を作り、意識的にインクルーシブな雰囲気を醸成しましょう。
タイムマネジメントに配慮する: 異なる文化には、時間に対する感覚や価値観が異なります。スケジュールや期限に対するコミットメントが異なることを理解し、適切なタイムマネジメントを行いましょう。
チームビルディングや社交イベントを活用する: グローバル企業で新入社員との関係を築くためには、チームビルディングや社交イベントを活用し、親睦を深めることが有効です。異なる文化や背景を持つメンバーが互いに理解し合い、一体感を醸成することで、円滑なコミュニケーションが可能になります。
オープンマインドを持つ: グローバル企業で新入社員とコミュニケーションを行う際には、オープンマインドを持ち、相手の意見や考え方を受け入れる姿勢が大切です。異なる価値観や視点を学び、自分の考えや行動を柔軟に変えることで、コミュニケーションの質を向上させることができます。
メンタリングやサポートを提供する: 新入社員には、業務や職場環境に慣れるためのサポートが必要です。メンタリングやトレーニングを通じて、新入社員の成長を促し、コミュニケーションのスキルを向上させましょう。
コミュニケーションの障壁を取り除く取り組みを行う: 言語や文化の違いによるコミュニケーションの障壁を取り除くために、企業全体での取り組みが求められます。多言語対応の資料や研修、異文化理解を深めるセミナーなどを実施し、グローバルな環境で働く新入社員が円滑にコミュニケーションを行えるようサポートしましょう。

インターナルコミュニケーションとは、組織内での情報共有やコミュニケーションを指します。これには、企業や組織のビジョン、目標、方針、ニュースなどを社員や関係者に伝えることが含まれます。インターナルコミュニケーションは、従業員のエンゲージメントや生産性を向上させ、組織全体のパフォーマンスに寄与する重要な要素のため、継続的に取り組み、改善していくことが重要です。

新入社員とのコミュニケーションは、彼らが感じるジェネレーションギャップや価値観の違いを乗り越える絶好のチャンスです。
経験豊富な年長者は、若い世代の意見や発想に耳を傾けることで、新たな視点やアイデアに触れることができるでしょう。その結果、チーム全体のパフォーマンスや企業の成長にも寄与することが期待できます。

年齢や立場に関係なく、お互いを尊重し、互いの価値観を大切にすることが重要です。多様性を認め合い、お互いをサポートしあうことで、働く場がより豊かで、活力に溢れたものになることでしょう。


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