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逃げて逃げて、勘とセンスで生き伸びる。

このnoteは、最近社長になった人と、まだ何者になるかわからない若者が、「こんな生き方もいいんじゃない?」とライフスタイルをゆるく提案するnoteです。

逃走論

社長 どこでこの本は見つけたの?

20代役者 浅田彰の構造と力を読みたいなと思って調べたら、逃走論がでてきて、なんかビビッときたんですよね。

社長 なるほどね!

20代役者 めちゃくちゃ面白かった!

社長 この人の理論があるじゃん?パラノとスキゾ。
これで十分だよね。

20代役者 確かにそうですね。

社長 この時代と今とで決定的に違うのは、起業しやすくなったし、山奥で個人事業主として仕事できたりするわけじゃない?スキゾ的でパラノっぽいのがでてきたよね。

20代役者 そうですね。スキゾ的に逃げながら、パラノ的でもあること。

社長 スキゾでありながらパラノになる。って書いてあるけどさ、それが今っぽいなって感じがするね。

20代役者 たしかに。会社とかに属しているのではなくて、何かしら別の方法で稼ぎながらノラリクラリしてる感じですよね。それが今だったらYoutubeとか投資の配当金とかブログだったりするわけで。
ある意味、社会から逸脱した存在はインフルエンサー的にもなりやすいのかもしれないですね。

社長 確かにそうかもしれないね!

20代役者 今、会社からとか社会からとかから逃げたい人ってたくさんいると思うんですよ。

社長 そうだねー!

20代役者 そういう人たちに逃げてもいい言い訳を作ってあげるってことが、すごく大切なことなんじゃないかと勝手に思ってるんですよ。

社長 それはいいね!!逃げる言い訳の方法論を学ぼうとしてたのか。

20代役者 そうですね。

社長 俺は30歳まで逃げ続けたからスキゾ寄りだけどさ、スキゾは逃走と同時に社会や常識への闘争でもあると俺は思う。

20代役者 たしかに。

社長 スキゾの表に闘争が入ってないけどさ、これを見ると結局パラノの資本主義の中に戻って闘う以外方法はないって言われてるみたい。

20代役者 今は少しずつ変わってきてますよね。

社長 そうね。あと、逃走は完璧主義者なんかには向いてないよね。薄汚れた町とか道や家でもいいって思える人じゃないと。

20代役者 それも楽しいじゃんって思える人じゃないとね。

社長 逃走しながら遊撃できる戦士じゃないと難しいのかな。

20代役者 逃走って生きてる心地がしそうですよね。

社長 そうだと思うよ!海外に逃げて、友達もいない異国でリュック一つでさ。生きるってこと意外ないじゃん?
そんなところに生を感じる人は多いんじゃない?これはきっと、逃げた人にしかわからないことだと思うよ。

20代役者 たしかに。思いっきり振り切った逃げが必要ですね。

社長 中途半端に逃げるのは意味がないよね。急に仕事も全部やめて田舎で林業やってますっていう人もいるじゃん?あれもスキゾ的だよね。

20代役者 スキゾフレニーは覚悟みたいなものが必要ですよね。

社長 そうね。この本を読んで感想はある??

20代役者 思考と行動のチグハグで、一種のビョーキが発生するんだってことがわかってから少し楽になったんですよね。
この本的に言えば、思考はスキゾ的だけど行動はパラノ的。僕はその摩擦でビョーキにかかっていて、少しシニカルになってた。

社長 なるほどね。

20代役者 その状態の因果関係を、この本が少し解明してくれた感じですね。感想というか、学び。

偶然に対する勘

社長 スキゾ的な人は、「偶然に対する勘と事態の変化を捉えるセンス」だって書いてあったけど、その辺りの偶然に対する勘に対しての行動って何かあった?

20代役者 んー。

社長 例えば俺だったら、兄貴がアメリカ人でバンドをやってて、曲を聴かせたらお前らアメリカでは売れそうだねって言われたからアメリカ行ったのよ。まぁ結局すぐ強制帰国で帰っちゃうのだけど笑

20代役者 あー!

社長 そうゆう偶然に対する勘の行動とかってある?

20代役者 前は結構ありましたね。東京出てきてすぐ仲良くなった美容師の人に、あの人に会ってみたら?とかこれやってみたら?って言われてすぐ行動して、その延長線上に今も立ってますから。

社長 それはさ、アッ!これ引っかかるなみたいなものがあった時に行動するの?

20代役者 んー。嫌じゃなければやるって感じですね。もう何百って回数のうち何回か繋がってるって感じですね。

社長 なるほどね。そうゆう偶然に対する勘って大事だと思うだよね。結構直感で生きてきたからさ、家に帰る時に今日はこっちで帰ってみようみたいな勘の行動の積み重ねで人生が面白くなるよね。

20代役者 そうですね。いつも通りの生活にひとつアクションを加えることは大切ですよね。

英知においては悲観主義者、行動においては楽観主義者

20代役者 この言葉は浅田彰の言葉なんですが、これも思考と行動のギャップを楽しむってことなんじゃないかと。

社長 どういうこと?

20代役者 知識として頭にある社会の構造(スキゾ的に捉える)に対して、行動はそれとは真逆のパラノ的な行動をとっている。このギャップに少し浸ってみる。

社長 ほーほー。

20代役者 思考だけで行動してない人は批評家になるじゃないですか?でもそれは浅田彰は望んでないし僕も望まない。だから、思考としては悲観的であるけど、行動としては戦場に身を置いて知識を人生を通して感じてみる。これが知性だと。
僕はそれが大切なんじゃないかなと思うんです。

社長 そうだね。

20代役者 この人が変わらず伝えたい事は、自分の一貫性にこだわってないで炸裂させろって事ですね。これが、スキゾフレニーですね。

20代役者 まとめ
自分のこだわりや決まり事を取っ払ってみる。そうすると、新しい視点や感覚が養われる。その積み重ねでアート的な感性や自分の直感を信じていける。
社会や会社から徹底的に逃げてみることで、状況を俯瞰し自分の置かれている立場や、社会の構造を意識できる。
逃げると聞くと、一見悪いことのように思えるが、裏では見えない糸で繋がっている。悪い意味でクリーンになりすぎた世界から逃げ出してみよう!