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【映画感想】ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

任天堂とイルミネーションの両社が初コラボ!大人気ゲームの世界が最新の技術で映画化されました!今回の映画感想は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』です⭐️💣🍄


あらすじ

ブルックリンで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージ。ある日、謎の土管を通じて魔法に満ちたキノコ王国へと迷い込んでしまいます。移動の道中ではなればなれになってしまったルイージと、キノコ王国の危機。いずれもクッパ大魔王が関わっており、このままでは襲いにかかってくるという報告が!?マリオはこの国のお姫さまであるピーチ姫とともに、冒険に出ることを決意します。果たして、兄弟の絆でクッパを倒すことはできるのか―――。

ゲームを愛したファンが監督へ

イルミネーションと任天堂の両社は、ゲームに敬意を払って取り組んでくれる監督探しにかなり慎重でした。その結果、幼少期からマリオのゲームをプレイしてきたアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニックが抜擢されました。理由のひとつとして、彼らはマリオに詳しいだけではなく、そこに確かな愛情も感じられたため、人柄含めこの作品の監督にぴったりだったと語られています。
故に、この映画にはゲームをプレイしてたら分かるようなギミックがたくさん散りばめられています。手を伸ばせば届きそうなリアルなディテール、キャラクターのアクション、ステージ、音楽、至るところからゲーム愛が伝わってきます。もちろん、マリオを知らない方でも楽しめますのでそこはご安心を!観たあとは誰もがゲームしたくなるでしょう🎮

決して諦めないことが勝利への道

ホーヴァス監督は「この映画の最も重要なテーマは忍耐だ」と語っています。それもそのはず、この映画のマリオ兄弟は最初から世界を救うほどのパワーは持っていないのです。彼らは配管工として頑張って働いて、親に認めてもらいたくて、でもこれからどうすれば・・・と、そんな悩みを抱えているごく普通の青年(※26歳前後)です。そんな兄弟が突然切り離されクッパ大魔王と戦わなければいけなくなるのだから、観ている側も手に汗握ります。
ゲームで負けるときはプレイヤーが諦めてしまったとき。決して諦めないことが勝利への道だという、ゲームの教訓から得たテーマもこの映画の魅力ですね💪

個人的な感想

90分ほどの短い物語でしたが、ボリューム満点で楽しく観れました!
まず最初に、イルミネーションのCG技術には恐れ入りました!見慣れた街並みからファンタジーな世界観まで本格的に描かれていて、とても美しかったです。それに加えてキャラクターたちの息遣いや会話のやりとり、感情を持って訴えかけてくる姿に終始ドキドキさせられました。特にマリオ兄弟は私にとってヒーロー像の印象が強かったので、ふたりがブルックリンで働きながら家族と食卓を共にしたり、寝巻き姿になっているところが可愛くて、より身近に感じられてうれしかったです。
臆病ながらも兄さん想いなルイージ、陽気でかわいいキノピオたち、王国を引っ張っていくピーチ姫、どのキャラクターも生き生きとしていてとても魅力的でした。そして何より、決して諦めることのないマリオの勇敢な姿勢が一番かっこよかったです。
ここで少しゲームのお話を!ルイージの臆病な性格はゲームキューブ『ルイージマンション』からの設定で、実は私が一番やり込んだゲームなのです。ちょっと怖い物語なのですが、エンディングが映画同様兄弟愛に満ち溢れているので、ぜひプレイしてほしいです👻

ここまでべた褒めな感想を書きましたが、欲を言うならマリオファミリーやドンキーコング、クッパの心境などがもう少し見たかったです。例えば「クッパ大魔王はどの段階でピーチ姫をすきになったのか?」とか・・・あの歌が頭からずっと離れません🍑いずれにしても、本作が大ヒットになることは間違いないので、掘り下げてほしかった部分は続編で語られるかもしれませんね。

配管工のお仕事は『SUPER MARIO BROS. PLUMBING』まで!
マリオ兄弟が営む会社の公式サイトを見つけたので遊んでいってください☟

らゆらゆ

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