blue fairy

フト見上げた夜空
天使の羽のような雪が
舞い降りては消える

その瞬間
ブルーフェアリーを思い出した

落ちていた気持ちが溶けて
静かに心が踊った

あの頃
うつ向いてばかりの
赤いランドセルを背負った
小さな少女と
ブルーフェアリーは
あの日
木陰で出逢った

悪戯に笑い
銀色の粉を少女の掌に残し
消えた

あの日からかもね
しゃんと前を向いて
歩けるようになったのは

ブルーフェアリー

キミのお陰だね

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