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一ヶ月経てば「無きゃ無いで別に…」になる　～周回遅れのステイホーム～

渋澤怜✍️🐈🎨🪕🇻🇳

今日見た夢。日本へ行く夢だった（定期的によく見る）。
ショッピングモールにいた。ショッピングモールが開いていて「ああ日本だな」と思った（ホーチミンのショッピングモールはもう一ヶ月ぐらい閉まっている）。

せっかく日本に来たのだからあれもこれも買いたい。喉から手が出るほどほしいものが山ほどある……はずなのに、なんだか何にも手が伸びなかった。
結果、ミスドっぽいドーナツ屋にはいって、ドーナツを2,3個、記念みたいに買って終わった。


起きてから思ったのは、
「私そんなにミスド好きじゃないんだけどな」
「在越日本人達がいつも『ミスドが食べたい』とか『ポンデリングみたいなのが買える店がホーチミンに出来たけどポンデリングのほうが安くて旨い』とか言っているから、影響されて、夢に出てきただけだろうな」
ということ。

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ホーチミンの社会隔離は6週間目に入った。
それ以前にも、5月から学校はオンライン化しているし、バーやクラブも閉まっている。
5月27、28日からは

・美容院、ネイルサロン等の営業停止
・飲食店の店内営業禁止（テイクアウト、デリバリーのみ）

となり、このあたりから「欲を禁じられているな」という感じがし始めた。

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しかし、欲というのは一ヶ月待てば割とどうでもよくなることを、私は知っている。（かつて最もキツい失恋を期した時に学んだ）。
体感としては、3週間目が一番キツいのだが、それを超えると「なきゃないでいいわ」の境地になってくる。

社会隔離も、3週目が一番キツかったが、その後は山を超えた。

美容院も、髪をまとめたり巻いたりすることでどうにかなっている。
ネイルも、セルフネイルの開発を始めた。
まつエクも全部とれてしまったがマスカラとビューラーを購入した。
飲食店に行かずとも、2,3人で友達の家に集まってご飯を食べる習慣が定着した。

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そして更に、本日7日9日0時から更に状況が厳しくなり、「ほぼロックダウン」となった。

・飲食店営業禁止（テイクアウト、デリバリーも禁止（？　諸説あり））
・理由なき外出禁止（罰金あり）
・公共交通機関停止（今まで動いていたバイクタクシーも停止）
・公共の場で2人以上集合禁止

正直、こたえている。
「散歩」と「バイタクに乗って友達の家に行く」のと「デリバリー」だけが、気分転換だったのに！

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しかし今朝の夢を思い出すのだ。
日本へ久しく帰国していない私だが、かつて感じていた「日本のものが欲しい」という欲望はほぼ無くっている。（だから夢で日本に行っても大したものを買わない）。

2018年8月から渡越した当時の私からしたら、「信じられない」ことだろう。（2019年までは3～6ヶ月に一回は必ず一時帰国して大量の物資調達をしていたのだ）

2021年7月9日現在のわたしは、「家に引きこもるなんてありえない」「自炊だけで暮らすなんてありえない」と思っているが、多分一ヶ月後には「そんなもんだ」「なきゃないで別に……」と思っているだろう。

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さて、今一番気がかりなのが、スーパーが混みすぎて生鮮野菜が手に入りにくいことだ。
私は野菜を食べないとめちゃめちゃ体調が悪くなるのだ。
（イギリス旅行の時、ミートパイ→フィッシュアンドチップス→イングリッシュブレックファスト……みたいな食事を続けていたら3日で脚が吊りまくった。おそらくビタミン不足）

これを機に、野菜を食べなくても生きていけるサイボーグに変身で来たら嬉しいのだが……
そこの体質改造だけは1ヶ月だけじゃ起こらなそうだからなあ。
パニック買いがおさまり、物流も安定し、野菜がちゃんと手に入ることを祈る。


渋澤怜（＠RayShibusawa）

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お読みいただきありがとうございました。

上記に書いたとおり、本日7月9日より、ベトナム・ホーチミンでは本格的な社会隔離生活が始まります。そんな中で、久々にnoteを動かし、新規マガジン「周回遅れのステイホーム」を始めてみることにしました。

はじめた動機は

・ステイホーム中の鬱回避策。「何かやった感」を得て前向きになりたい
・私自身が不安に弱く、新たな発令がある度に「ホーチミン」でTwitter検索しまくって、余計な情報に煽られてしまう。そんな中、なるべく落ち着いた、ポジティブな発見のある文章を、まずは自分の、ついでに他の人のために書きたい。
・予定が無い日々にリズムをつけるため

などです。

「毎日書く！」と意気込んで失敗したら更に落ち込んで逆効果になるので確約しませんが笑、なるべく毎日更新したいなと思ってます(過去作リライト含む)。

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