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こんなにインターネットが発達してもわざわざ会いたい人に会いに行く意味 ~ミニマリストの佐々木典士さんに会ってきた


佐々木典士さんの「ミニマリストによるお部屋片づけ相談会」が、日本橋丸善でやっていたので、行ってきた。
というのも、最近佐々木さんが毎日更新している主に「習慣づけ」をテーマにしたブログを、私は愛読しており、そのブログのおかげで、今まで全然できなかった「朝の早起き→掃除→ヨガ」をあっさり習慣化出来た、つまり、今わたしがもっとも影響を受けている人が佐々木さんなのだ。

習慣化ミラクルに関しては詳しくはこちらの記事に。



しかし正直、「憧れの著者とかに会っても別にミーハー心が満ちるだけじゃん? 行く意味ある?」と思う自分もいた。それでも会いに行こうと思ったのは、毎日のブログ(これも佐々木さんの習慣のひとつ)で示される具体的な習慣づけのコツが、具体的だからこそ、「あと一歩教えてくれたら私にジャストフィットするのになー! ここだけ教えて!」という点がいくつかあり、質問してみたいなと思ったためだ。


■編集者だった

大体、憧れの人に対面する際は、「『ファンです~』しか言えないアホアホファンにならないように、しかし妙に斜めに構えて『お前を試してやる』的な雰囲気を間違っても一瞬でも醸し出さないように、しかし卑屈になるとそれはそれで相手を困らせるからナシで」とかいろいろ考えてしまうのだが、

(そういう時の心構えはここに書いたから↑に共感した人は読んでね)


しかし私がブースで
「あの~毎日ブログ読んでて、お話してみたいなと思って…」
と話しかけたところ佐々木さんに、

速攻で「渋澤さん?」と言われた。

知られてた。


そうか、私、顔アイコンだし、佐々木さんのブログ新着ツイートをほぼ全部ふぁぼってるし(これは単に「あとで読む」の印なのだが)、エゴサに引っかかるように変換めんどいのに毎回「佐々木典士さん」ってフルネーム表記で言及してるもんな……。

日頃のSNSスキルの高さが実を結んだぜ……しかし佐々木さん、私がライヴしてることやら彼氏の話を有料noteに書いてることやらなんでも知ってたので本当驚いた。佐々木さんは著者かつ編集者な人であり、多分情報収集能力とか他人に興味持つ能力がすごく高いんだと思う。私は「ファンの与太話なんて聞きたくないだろうから出来るだけ有益な、ブログのここが役立った、とか、ここがもっと知りたい的な話をしよう…」とか務めてたのになぜか私の家族構成まで話してたよね。めちゃめちゃ聞き上手な方でした。と思ったら、その日の佐々木さんのブログはそういうネタだった

まあ、いろいろ話しちゃったけど、聞きたかったこともちゃんと聞けました。本当は書きたいけど、オフラインの話をどこまでオンラインに書いて良いか分からないからとりあえず胸にしまっておく。


ただ、「瞑想はどこで覚えましたか?」とわたしが質問した際、
たまたま、その場にいらした本屋さんの営業の方も瞑想に興味を持っていたので、次の土曜日に(明日だ!!)、一緒に小池龍之介さんの月読寺@鎌倉に行ってくることになりました!


小池さんの本はちょっと読んだことあるけどすごく良かったので、楽しみだ。


■人に会う意味 1

お役立ち系コンテンツって、「人を動かさなきゃ価値ない」と思っている。
どんなに面白い自己啓発本も、やる気が出るコンテンツも、「面白かった」「やる気が出た」だけでは無意味で、受け手に具体的な新しい行動をとらせないと意味ないと思う。

(お役立ち系コンテンツとは対極にある、芸術なら、その限りではない。芸術は「死にたくなった」「感動した」「さっぱり意味わからんかったけど楽しかった」でオールオッケー。)

佐々木さんに会ったことで、私は、以前から行きたいと思っていたけど遠いから諦めていた月読寺に行くことができた(まだ行ってないけど。明日だけど)。

だから、佐々木さんに会ったことはめちゃめちゃ意味あった。

というか、佐々木さんに会ったことを意味づけるために無理やりにでも月読寺に行かねばな、くらいに思ってる。

(別に佐々木さんは人間であり「お役立ちコンテンツ」ではないのだから当然、別に役立たなくたって具体的な行動を起こさせなくたって全然良いんだけど、これはもう私の意地の問題であり、この「意地」は私に良いドライヴをかけてくれることが多いから、有効利用しようと思う)

このブログも、その意地を強化するために書いている。

だって、鎌倉、2時間かかるんだもん!!!!!!!!!!!!!!
遠いんだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


■人に会う意味 2

さて、今回、人に会う意味についても考えた。

大変失礼ながら、人を「お役立ちコンテンツ」扱いした場合、情報量や効率を考えると、人と直接会うよりも、本やネットの方が明らかによい。知識を手に入れる場合、余程難しいことを除いては、人に聞くより、本を独習したほうが、だいたい早い。

それでも人に直接会う意味は

・会話ができる(オーダーメイドで、相互的で、共時的なもの!全部本には無い魅力)
・オーラを浴びる

だと思う。オーラって言うのは、「うおー!! めっちゃきれー!」とか「強そうー!!」とか「憧れるー!」とか「あの人みたいになりてー!!」とか、とにかく行動を強くドライヴする何かのことである。

YouTubeがいくら発達したって、ライヴに行く理由はまさにこれである。

今回やっぱ佐々木さんとたくさんお話しして、あんなに本がウレウレの著者なのに全く嫌みとかなくて淡々としてて、「え?! 欲無すぎ!!」なエピソードもお聞きして、そんな人が「いいですよー月読寺~座禅~」なんて言ったら、まあ、行っちゃうよね。

その月読寺の小池さんの座禅体験についても、佐々木さんは「まあ小池さんが本と同じことを喋ってるだけなんですけど、それでもあの場でやるっていうのは良いですよー」的なことをおっしゃっていた。

確かにまだ30ページくらいしか読んでないけど小池さんの座禅入門本はめちゃめちゃ良いので(読むだけでトランス感がある)、本だけで座禅を学ぶこともできるはずだ……けど、やっぱ座禅独習するのって超めんどくさくて、本もよみかけ、座禅もやりかけになっていた。

小池さん本人からオーラを浴びたら「すごく落ち着いてる……あんな風になりたい……」と思って続けられるかもしれないし、逆にそうならないんだったらやる意味ないよね。

私は座禅講習は何か所か行ったことがあるのだが、良いメンターに会えずに続けられずにいたので、今度こそは続けたいと思っている。


■習慣が崩れる不快さ

さて、余談だが、そんな習慣化の先生である佐々木さんに会おうという日の朝は、皮肉なことに、私が2週間続けられていた「早起き→掃除→ヨガ」の習慣を崩してしまった朝でもあった。

前日の午後から彼氏とディズニーランド→焼肉のコンボキメて、家に着いたの夜中の2時だったんだよね……。

ディズニーの疲れが翌日に残るBBAと化したため(高校生の頃は12時間ディズニーではしゃいでも全然大丈夫だったのに!)、起きられなくて、「朝イチ(9時半)に行くぞ!」と思っていたお片付け相談会も、10時到着になっちゃたんだよね。(ちなみにその日は一日中ディズニー疲れで使い物にならなかったし9時間寝てさらに習慣がグダグダになった)

で、ディズニー翌翌日も「どうにでもなれモード」で過ごしてしまったのですが、(どうにでもなれモードについての佐々木さんの記事はこちら

佐々木さんに「(例えば遅くまでライヴした日の翌日など)、早起きの習慣が崩れるのが怖い」って話はしてたんですよね。

そしたら「習慣が崩れるのが怖いのは、まだ習慣化の過渡期だから。ちゃんと習慣化すれば、勝手に早起きできるようになる」というようなことをおっしゃっていました。

そして、習慣が根付く期間は、人や物事によって異なり、5日だったり、3ヶ月だったり、1年だったりするとのこと。

確かにな。

まだたった2週間だから、焦らず続けていこうと思う。

あ、もし明日朝9時から鎌倉行くガッツがある人いたら、ぜひ一緒に座禅しましょう笑

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