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R日記 ~319日目~時間の特性を知る

『朝の気は鋭、
 昼の気は惰、
 暮れの気は帰。

 故に善く兵を用うる者は、
 其の鋭気を避けて
 其の惰帰を撃つ。』

  ――『孫子』〔軍争篇〕


新しいアイディアの
ブレストは、朝の瞑想中。

自分の場合はジョギングが
禅のような反復運動になり
30分瞑想状態。

ここではクリエイティブなことや、
前日に未解決だった少し難問など、
新しい視点で考えてみるタイム。

午前中の頭がスッキリ
しているゴールデンタイムには

『鋭。』

ランチ後の少し
集中力が散漫に
なっているときには、
ルーティン化しており
思考を必要としない
作業。

経理振込や、週末は
相手がいる英会話。

『惰。』


さらに夕方に近づくと
体力的にも
疲れてくるので
シエスタ(昼寝)を
24分だけして
夜に備える。

『帰。』


アメリカと日本だと
ちょうど時差で半日
あるので、まさに
相手の鋭気(午前)を
避けて、その惰帰(夜)に
自分の得意分野を
出していく。

人間の脳なんて
大差ないので、
天才でない限り、
2500年前の兵法は
いまの時代にも
大いに学ぶ点が多い。

自分が天才かも
と思っている人は
絶対に天才でないので
心配無用。

毎日8時間しっかり
寝て、先人の知恵を
日々勉強する。


ふと思い出したが、
ドライブも瞑想に
似ている。

日本にいたころ
キャンプや温泉の帰りに
東北道や関越を
運転していると、
自分だけの空間で
邪魔が入りにくく、
一定リズムで鳴り響く
「トン、トン、トン」の
タイヤ音が実に心地よかった。

ラジオやお気に入りの
音楽を聞きながら、
次々とアイディアがでてくる
あの状態が蘇る。

車が欲しい。
でも車は邪魔。

矛盾する自分。

今日のニューヨークは強風、大雨。

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