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題:CHANEL ココ・シャネルの言葉 作:山口路子

今回はお題の #推薦図書  に投稿する記事になります。

この本は私が2018年に帰国した際に出逢った本になります。日本に帰ると大量に本を買ってしまい、スーツケースの重さが直ぐ重量オーバーになってしまうという本オタの私ですが、この本は、帰国と同時に駅の本屋さんで目につき新幹線移動の際に一気に読んでしまった本になります。

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「経済力がないから離婚できない」と、くよくよする暇と エネルギーがあるなら、それを使って さっさと人生を変えなさい。

この言葉は、日本に住む私の友達の一人が発した言葉と全く同じ言葉でした。愛の無くなった人と悶々と過ごす日々や、人生を生きる上でこんな無駄な時間はあるのでしょうか?嫌な思いを毎日してまで結婚と言うものに価値はあるんでしょうか?もちろん私の友達は一人息子もいますし、大変な事も重々承知ですが、私はどちらかと言われたらシャネルサイドの人間です。そして初めから出来ないと決めつけるのがどうしてもイヤなのです。本中でも、何一つ変えるつもりも、そのための努力もしないでいる、その「怠慢な精神」こそ、シャネルが激しく嫌悪するものだったのです。とありました。どの時代でも、不平不満を言う女性は同じなのでしょうか?不思議ですね。


仕事のためには、すべてを犠牲にした。 恋でさえ犠牲にした。 仕事は私の命をむさぼり食った。

この文を読んだ時、雷に打たれたような衝撃がありました。私も過去10年自分の信念を曲げることなくアーティストを育て上げると決めて生きてきたし、彼に私の人生を捧げようと決意してプロデュースにかけてきたからです。当時付き合っていた男性にはフラれ、友達も去りゆき、本当に孤独の戦いでしたが、すべては仕方がない事だったんだと悟りました。ここから私は吹っ切れたのです。ならばとことんやってやろう!と逆に意欲が湧いたのです。お陰様で、2019年4月に私のアーティストがインスタグラムでインスタ公認アーティストとしてブルーチェックマークを受けるまでに成長しました。現在フォロワー190K います。(@bryceoliver)だから、この本に出会えたことは本当に良かったと思っています。


人は非常事態のなかで 才能を表すものだ。

今のこの世界情勢にピッタリの言葉ですね。シャネルが、高級リゾート地で、新しいお店をオープンしたばかりの時になんと第一次世界大戦が始まってしまったのです。自分の力の及ばない所で勃発した戦争、まさに非常事態だったのですが、何とシャネルはビジネスチャンスととらえたのです。悲観するのがほとんどだと思いませんか?でも、非常事態をチャンスととらえて機転を利かせた行動をとったのです。私も今悶々と日々過ごしていますが、この本を読み返して、自分を奮い立たせているところです。


かけがえのない 人間であるためには、 人と違っていなければならない。

シャネルは生涯を通して、「ほかの人と自分を区別する」ことを意識し続け、「ほかの人と同じことをして安心する」人たちから遠く離れたところにいました。 これまた日本人の感覚からしたら驚きますよね。特に日本では文化として同じでなければいけない同調圧力みたいなものがありますからね。私も若い頃はそれがイヤで飛び出した身ですので、自分という自己の形成はアメリカに来てから深く勉強できた気がします。だから自己の確立は一人でいる事から学べることが本当に大きいと思います。


人が何を残せるのかといえば、 人生の中で何を考え、 何を愛してきたかということだけ。

私の場合は、渡米後の20年間は音楽に身をとおじてきたという事のみです。私のアーティストが、世界中のファンから称賛されていくのを過去10年見届けてきましたが、去年インスタで公式承認されたときは、今までやってきた事は、間違っていなかったんだと初めて自分を誉めてあげられました。これからも、そのスタンスは変わりませんが、彼が21歳を越えてからの数年は、マネージメントを後退し、見守る方に移動しました。これからは、世界中を旅してまわるのが私の第二チャプターだと思っています。


女性起業家であったシャネルは、私の憧れです。そして、日本の女性にもどんどん活躍してほしいです。

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