みみゆう、こじれる
彼女がクラスメイトとちょっとこじれている
そのクラスメイトは運動神経抜群、ボーイッシュでいつでもまわりに誰かがいるタイプ
そんな子が彼女をリスペクトしていると言い
仲良くしてくれている
すぐ学校に行きたくないという彼女にとって
その子の存在はとても助けになっていた
ある日、その子と遊ぶ約束をした
いつものところに9時30分
当日になり、時間にその場所に行くと、その子はいなかったそうだ
いろいろあり結局彼女は遊ばず帰ってきた
その日は落ち込む彼女を気晴らしに美容院に連れて行った
迷った
子供同士のことにあまり口出ししたくない
親の言葉の影響が大きいことを私は知っている
彼女の認識である『いつものところ』は
前回の待ち合わせ場所であるその子の住むマンションの下
その子の『いつものところ』は学校だったようだ
彼女には今後は『いつものところ』ではなく
具体的な場所の名前で約束するように話した
その子のお母さまにも簡単に事情を説明するLINEをした
娘さんにはLINEした事は言わないで欲しいし
叱るようなこともしないで欲しいと
あくまでも本人たちで乗り越えて欲しい
次回の約束の時にそれとなくアドバイスするようにして欲しいと
数日後、学校でその子のお母さまと会った
まだ仲直りできていないと話すと驚いていた
その子はお母さまに何でも話すタイプではないそうだ
喧嘩しても濁して無かったことのように流したいタイプなのだそうだ
その子は9時15分にいつものところで待ち合わせ
時間になっても来ないので、現地に向かったと
残念なことにその子からきたメールには9時30分と…
社会人ならミスだ
ある程度の年齢なら謝るべきことだとわかる
でも彼女たちはまだ小学生だ
その子の勘違いだと責めることはできる
お母さまにそれを言うこともできる
でも…それでいいのだろうか…
一連のことをお母さまがどう感じ、その子と話し
その子がどう考えて彼女にどうするのか…
見守ってみようと思った
とは言え、うちの彼女は悶々としたままなので、
彼女には正直に
その子と仲直りしたい気持ちはわかるが
私はあなたが謝る必要はない思うと話した
謝るということは自分が悪いとちゃんと思えた時にするものだと
大きくなるにつれてそうできない時が増えていくから
何でも謝って済ますような人間にはなって欲しくないからと…
もしまだその子に謝って欲しいと思うのなら、
その子はまだ自分と向き合ってる最中だから時間がかかるだろう
待ってみようと
あなたが思うトモダチと
その子が思うトモダチは違うかもしれない
その子とその子のママの考え方も我が家とは違うだろう
考えを押し付けるようなことはしたくない
どう判断されるのか見守ってみないかと提案した
小学校のあいだのトモダチとの関わりは日々変化する
中学校、高校と進むにつれ複雑にもなる
私にもわからないことはたくさんあるけど
いつでも聞く
私がいる
あなたは大丈夫
彼女は納得したようだった
見守るとはどういうことなのだろう
親の修業はまだまだ続く
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