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ベンゾジアゼピンの減薬方法_04_お薬を何mlの液体に溶かすか

(この記事の内容は私個人の知識・経験・得られた情報に基づく考察であり、減薬をされる方全員にとっての正解を示しているものではありません。お一人お一人にとって最善の方法を見つけるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。)

お薬を液体に溶かすことに決めた場合、何mlの液体に溶かすのかを決める必要が出てきます。

私は、100mlの水に1錠のお薬を溶かして減薬を行いました。
一気に内服する液体の量が少ない方が良いと思いましたし、何%服用しているのか簡単に分かる方が良いと思ったからです。

私は、ごく微量のお薬の量の変化に敏感に反応して症状が悪化する体質です。
なので、可能な限り少量ずつの減薬をする必要があります。

より少量ずつの減薬をしたい場合、より多くの液体にお薬を溶かす方法があります。
例えば、1錠のお薬を100mlの液体に溶かして1mlずつ減薬して離脱症状が大きく出たとします。
この際、同じ1錠のお薬を1000mlの液体に溶かして1mlずつ減薬する方法に切り替えれば、初めの方法に比較して、1回あたり1/10の量の薬を減らすことになり、より精密な減薬ができることになります。

一方、もし仮にこの方法を採用した場合、ほぼ1000mlの液体を一気に飲まなければならない時期が発生することになります。

私は離脱症状として吐き気の症状が出ており、多量の液体を一度に内服することは不可能でした。
また、私の場合、睡眠薬として寝る直前に内服していましたので、内服量が多くなると夜にトイレに何度も行くことになり、睡眠が十分にとれない可能性も考えられました。
このため、できるだけ数百mlまでの液量で減薬したいと考えました。

また、私は思考力の低下の症状も出ていましたので、毎日の内服量を考えたり、計算したりすることも大変な状況でした。
100mlという量にすれば、1mlは1%、0.1mlは0.1%とそのまま換算できますので、200mlや300mlなどの量にするよりも簡単に考えることができます。
このため、お薬を溶かす液体の量を100mlにして、自分が何%の薬剤を飲み、何%減薬しているのかということを把握しやすいようにしました。

このように、自分が現実的に毎日飲める量で、扱いやすい量を考えて、100mlという結論に至りました。
そして、より少量ずつの減薬を行うためには、液体の量を増やすのではなく、マイクロピペットを使ってより少量の液体を扱えるようにするという方法をとる事にしました。

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