【詩】選択と責任

「私は生まれたくて生まれてきたんじゃない。」
「子供は親を選べない。」
「言う通り、良い子にしてきたよ。」
　
宿命と運命。
　
宿命とは、血筋、生まれた時、両親、兄弟など確定して変えることのできないもの。
運命とは、自分の選択によって、動きによって変化していくもの。
　
　
宿命は勝手に決められたものなのでしょうか。
自分の関与しない、そういった次元での話なのでしょうか。
　
僕は、そうは思いません。
実際の魂の時の事は覚えていないので分かりません。
ですが、しっかりと自分で選択してきたのではないかと思います。
　
何故ならば、それでなければ、この人生で本当に自分がやりたい事が出来ないからです。
　
　
どこで生まれ育ち、誰に育てられ、何を学び、何を得て、何を活かしていくのか。
　
誰もが違った環境の中で育っていきます。
一人では決して、生きていく事は出来ません。
そして、それぞれの学びの中で成長していきます。
　
　
自分は何をしたいんだろう。
自分で選んできた環境だから、その中にヒントがあるのではないかと思います。
　
人生の中で培ってきたもの。
それら全てが道具であり、武器です。
　
見た目も、性格も、能力も、才能も。
自分には何も無いと思っていても、確実に誰もが持っています。
　
　
全ての経験は、道具とも武器ともする事ができます。
　
楽しい経験や幸せな経験は、人に幸せを届ける助けとなります。
悲しい経験、辛く苦しい経験は、人に優しくしたり、助ける為の助けとなります。
　
　
今の自分は、経験や得てきたものによって形成されています。
　
それらを宝の持ち腐れとするのか、自分の、誰かの為に活かしていくのかは自分次第です。
　
　
全ての選択は、自分がしています。
従うしかない選択も、生きる為の選択も。
　
だから、全ての事に責任が伴うのです。
他の誰かが決めた事ではなく、自分自身で選択してきたんです。
　
だからこそ、本気になれる。
だからこそ、必死になれる。
　
　
責任とはとても重いものです。
だから、出来れば誰かの責任としていたい。
　
生まれてきた事、生きている事。
重いからこそ、大切にしなければなりません。
　
　
全ての選択によって、今の貴方があります。
今からの全ての選択は、未来の為に決めていきます。
　
貴方は、どんな未来にしていきたいですか？