俺達のCORONAビール　#文脈メシ

最寄りのコンビニに、何故かCORONAビールが取り扱われていた。CORONAはちょっと取り扱い店舗が少ないので、身近に売っている所があるのはありがたい。肉のハナマサとかでも扱っている。

さて、このCORONAビール。特に高級地ビールというわけでもないし、あくまでメキシコ産の大衆酒に過ぎない。だが、ある種のnoterに取っては、コレは仲間達と飲む酒なのだ。

大本をたどると、そもそも胡乱窟のパルプスリンガー共が師事している逆噴射センセイの愛飲酒がこのCORONAビールだった所に端を発している。
逆噴射小説大賞の大賞商品もCORONAビールだ。そこから転じて、胡乱勢の飲むビールといえば、CORONA、という文脈が生じたのだと思う。

呑み屋とかでも取り扱ってる店舗が少ないので、呑みの集まりで必ずしも注文出来るとは限らないのだが、一度火鍋呑みに集まった際にはCORONAを取り扱ってる事に一堂が気づき、そそくさと注文したのであった。

そして、みんな揃って並んだCORONAを記念撮影した後祝杯をあげて思い思いにCORONAを呷ったのであった。

今思うと、ああして皆で集まれたのは非常に幸運な事で、次気軽に再開できるのはいつになるかわかったものじゃない。自分自身、部屋に籠もって不要不急の外出は控え、ただうだうだと日々を過ごすばかりである。

だが、たとえ一人で自宅に籠もって、幸いにも購入出来たCORONAを傾けるたびに、喉を通り抜ける爽やかなビールののどごしを感じるごとに、仲間達との酒会に思いを馳せる自分がいるのだった。

CORONA、それは俺に取って仲間達との一杯の象徴なのである。
もっとも今は生産停止中で、あるのは市場在庫だけらしい。一刻も早く今の状況が解決して、気にせず呑みに集まれる世の中になると良いものだ。

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