見出し画像

インプットは創作において大事じゃない?

いやいや、何事においてもインプットは大事だ。

学ぶべきは創作技法だけでいいのか

俺は小説書きなので小説の話をするが、たまに『創作技法』さえ学べば、他の事は特段学ばなくて良いとかいう話を目にする。

これは俺の中では答えは明確で、『創作技法』とは、料理に置き換えれば調理器具や料理をする上でのちょっとしたコツ、位のポジションに過ぎない。
料理をするための材料やレシピではないので、これだけ学んでいても思うような作品作りには結びつかないだろう。

実際に創作に使われる情報は、書きたい題材、ジャンルについての知識が求められる。まだまだ隆盛している異世界転生とか、最低でも一個丸々世界について想像出来る能力が必要だろう。世界を創るとは、世界についてものすっごく考えて理解しておく必要がある。

また、現実の情報、知識はあくまで現実の範囲に定まる内容だ。
であれば、既存の創作作品群は現実の域を越えた想像の実例集となる。いわば料理で言えば、実際の調理の実例といえるだろう。

さらには、多くの作品に触れて、自分の中で何がどう面白いのか、の軸が成立していない場合、書き進めるたびにこれは面白いのか、の自問自答に陥ってしまってとてもじゃないがスムーズにかけたモノではない。

インプット量は作品にも表れる

端的に言って、多くの作品に触れた人はぱっと書いてみても、一定の面白さが表れる。膨大なインプットに寄る教養の下支えがあるからだ。

この場合のインプットは、書いているジャンルのみならず、本業の仕事や、学生時代に学んだこと、人生で一番多く触れている体験なども含まれる。
もちろん、今まで学んだ事をスッとアウトプット出来る体調も重要だ。疲れているとすんなりは思い出せなくなるので、せっかくのインプットも台無しとなる。

これは、読解力のある人間からしたら明白に読み取れる物で、知識量が浅かったり、あるいは人生における体験が乏しいのは相応に文章に出てくる。
ついでに言えば、同じ数の本を読んだとしても、本の内容についてどれだけ考えたかでも文章に出てくる質は変わってくる。

読む、考える、書く、こそが上達の王道なのは、俺のみならず、先達の指導するところと同様である。

インプットを重視する作家を挙げてみる

実例として、インプットを重視している作家諸兄を挙げてみよう。彼らの実績と照らし合わせると創作においていかに読書を始めとした体験が大事か、わかるはずだ。

まず、我らが逆噴射先生。氏の創作レクチャーにおいても、面白い作品には数多く触れる事を推奨している。なんなら定期的な映画鑑賞の集まりまで行っておられるので、その重要度が伝わってくるな。

映画鑑賞を重要視しているのは、タイプ・ムーンの那須きのこ氏も同様だ。
氏の場合、月産で平日辺り一万文字の膨大な執筆を行う傍ら、映画鑑賞を欠かした事は無いという。売れっ子の作家となってからも、インプットについてはおろそかにしていないそうだ。そもそも映画鑑賞を楽しんでいるのもあるが、やはり氏の実績と照らし合わせると、作品摂取の重要性がわかる。

小説家で言えば、京極夏彦氏もやはりインプット量が非常に多い方だ。
氏の書斎には、ラノベや、最先端のWEB小説の書籍まであるとの事で、やはり、実績の裏には膨大な読書量が隠されている。

他にも、クリエイターであれば、好きな作品や、影響を受けた作品はぱっと回答が出てくる物だ。

戦場へ

実例を鑑みても、インプットの重要性は揺るがないといえるのではないだろうか。もちろん、それは自分の活動ジャンルのみならず、ありとあらゆる経験が糧になる。のだが、人間の人生における手持ち時間は限られているので、効率のいい体験摂取を心がけたいな。

今回はここまでだ、またな。

現在は以下の作品を連載中!

弊アカウントゥーの投稿はほぼ毎日朝7時夕17時の二回更新!
ロボットが出てきて戦うとかニンジャとかを提供しているぞ!

#コラム #毎日note #毎日更新 #毎日投稿

ドネートは基本おれのせいかつに使われる。 生計以上のドネートはほかのパルプ・スリンガーにドネートされたり恵まれぬ人々に寄付したりする、つもりだ。 amazonのドネートまどぐちはこちらから。 https://bit.ly/2ULpdyL