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熊本・鹿児島旅行記2018年1月(5)市内観光バスで主要スポットを巡る@鹿児島

結果的に4泊5日となった九州の旅も最終日。
この日も早起きしてホテルの周囲を散策します。

霧島温泉。味のある建物です

行先は昨日のうちに目を付けておいた街中の温泉銭湯。
ホテルからすぐの場所にある霧島温泉という施設で、朝風呂を愉しみました。
造りは完全に街の銭湯という感じですが、番台のおかみさんに話を聞くとレッキとした温泉とのこと。

こぢんまりした浴場ではありますが、とても気持ちよく体も芯から温まった。
旅先でこういう地元客しか来ないような銭湯施設に来ると、地元のリアルな生活の息吹のようなものが感じられて面白い。
今後は旅先での銭湯もらい湯を習慣づけるのも悪くないかも。

それはそうと鹿児島市内にはこの霧島温泉のほかにも銭湯がいくつかあって、いずれも早朝からの営業となっている。
東京だと早くても15時台とかで夕方開業がスタンダードだけれど、鹿児島の人は朝風呂が好きなのだろうか??

朝イチで誰もいなかったので!中はこんな感じでした

朝風呂と朝ビールも済ませてホテルをチェックアウト。
残りの滞在時間は仙厳園まで足をのばしての観光にあてることにしました。

移動手段には鹿児島中央駅から出ている「まち巡りバス」とい路線バスがあり、これが市内の主要な観光スポットへのアクセスを網羅する優秀なバスだった。
目的地の仙巌園のほか、西郷銅像、城山展望所、石橋記念公園、天文館などに停留して、ご丁寧な解説アナウンス付き。
下車しなくとも見物することができて、良い街の施策だなぁと普通に感心。
しかも運賃は170円!

西郷どん!きばれぇちぇすとぉ!(西田敏行口調で)

少し雨のそぼ降る仙厳園に到着!
思った以上に広々した庭園で、寒さに震えつつ散策。
ちょっと高台に来ると桜島のパノラマが大きく目の前に迫ります。
うーん、薩摩の心、桜島、やはり雄大で美しい。

惜しむらくは曇天。
晴れてたらもう何倍も心奪われる光景だったんだろうなぁ。

地元の人はみんな桜島好きだよね。これは誇りたくなりますわ

庭園を散策した後は、隣接する尚古集成館を見学。
こっちは仙厳園以上に興味深く楽しめた。

前回、鹿児島に来たときは黎明館を見学して、島津ってのはつくづく凄いなと感服したけど…改めての感服。
もう近代日本の礎が薩摩と長州で成立してしまっているということがよくわかる。

薩摩の産業振興事業の凄いところはほぼ見よう見まねの独学という点で、鎖国によって外国からの指導者もいないわけで、洋書の図解などを独自に解釈しながら成し遂げられたということになる。
斉彬さんをはじめとする薩摩のアンテナの張りようというのは本当に凄いものだったんだなと痛感。

というワケで、鹿児島を旅する際には、黎明館と尚古集成館をセットで見学することを強く薦めます。

大砲製造に必要な鉄生産のための反射炉跡

さて、集成館見学に後ろ髪をひかれつつ、市内行きのバスに乗り込み昼過ぎに再び天文館。
散策をたのしみつつ、スーパーで柑橘やらを土産に調達。

で、最後のランチは何にしようか、ウナギorラーメンで思案。
ウナギは地物を使っていながら1000円ちょいとかなりリーズナブルで傾くものの、一度食べてみたかった「くろいわ」の鹿児島ラーメンを食べたくて、天文館通りの本店にダイブ!

おー、これこれ。鹿児島流に漬物も食べ放題でした

地元の方から言わせるとかなりベタなチョイスかもしれませんが、今まで食べた鹿児島ラーメンで一番シックリきた。
細めのモヤシのシャキシャキ感と、ネギの彩もよく、チャーシューも程よい食べ応え。
とても満たされてゴチソウサマ。

これでもう思い残すことはなか!
さらば鹿児島、そして九州ー…と、空港連絡バスに乗り込んで鹿児島空港へ。
移動時間は一時間弱をみておけば十二分ですね。

なんだか最後の最後に温泉でラッキー

空港に到着すると足湯がお出迎え。
足湯のある空港なんて珍しいなと思いつつ、ありがたく利用させていただく。

これがけっこう快適で、空港での買い物時間が削がれるほど、足湯してました。
かくして熊本・鹿児島の旅はおしまい。

本当に楽しかった、それではまた来る日まで!

お土産の鳥刺し(ちょっとドキドキ)と薩摩揚げで晩酌

折しも日曜日だったので、帰宅後は大河の西郷どんを眺めながら、薩摩焼酎を飲んで旅を懐かしんだのでした。

でも飲みすぎて翌日は酷い二日酔いでした。。。反省。

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