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My Jimmy-like summer is gone.(邦題:私の地味ぃな夏は去りぬ)

立秋は過ぎた。
ということはもう秋。
ということは秋来りなば冬遠からじ。
ということでもうすぐ冬〜。

夏が終わってしまった〜。
私がいちばん好きな季節が終わってしもた。
夏を愛でることを何もしないうちに。

まだ毎日こんなに暑いじゃないか
と君は言うだろう。

暑さに騙されちゃいけない。
暑いから夏なんじゃなくて
太陽が真上から照りつけるから夏なんだ。

ヒグラシが鳴いてるよ。
窓から差し込む朝日の角度が変わってきたよ。
雲のかたちも変わってきたよ。
夜が来るのが日に日に早くなってるよ。

来年の夏まであと1年もある。
いくら時間が経つのが早いと言うても
1年はさすがに長い。
待つときの1年は長い。
来年の夏まで何して待ってよーか。

夏はゆっくりとやって来て
夏至になると駆け足で去っていってしまう。
言わんこっちゃない。
だから、早く夏休みの予定を立てろと言ったじゃないか。

私のJimmyな夏は去りぬ。
われ泣き濡れて
ぢっと手を見る。


注)一部本歌取り



らうす・こんぶ/仕事は日本語を教えたり、日本語で書いたりすること。21年間のニューヨーク生活に終止符を打ち、東京在住。やっぱり日本語で話したり、書いたり、読んだり、考えたりするのがいちばん気持ちいいので、これからはもっと日本語と深く関わっていきたい。

らうす・こんぶのnote:

昼間でも聴ける深夜放送"KombuRadio"
「ことば」、「農業」、「これからの生き方」をテーマとしたカジュアルに考えを交換し合うためのプラットフォームです。



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