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『だが、情熱はある』11話を見た

八時起床。
以前まではもう少し早く起きていたんだけど、最近は八時が通常になってきた。
なんとなくよくない気がするので、もう少し早く起きるようにしたい。

金曜日。平日。仕事をする。
現在、やっている仕事は一つではない。
何が本業でどれが副業かとかわからないし意識もしてないけど、この日記には仕事のことは書かないようにする。

まあ少し、最近忙しい。
でも別に、仕事の時間が延びるとか休みが無いとかでは全然ない。
決まった時間の中でやることが、いつもより忙しなく感じるだけだ。
腱鞘炎もそのせいだ。

仕事を終え、夜、TVerでドラマを見る。
TVを持っていないので、TV番組は全部TVerで見ることになる。
ドラマは最近ほとんど見ていなかった。
数年ぶりに今回、ちゃんと見てるドラマがある。
『だが、情熱はある』だ。

第11話が配信されていたので見た。
我慢できないくらい泣いてしまった。
歳を取ると涙腺が緩むとかいうけど、それは迷信やオカルトの類ではなく、全ての人に共通する必定の変化なのだろうか。
涙腺が緩くなるというのは、大人になっていろんな経験をして、物語においていろんな人物のいろんな感情や境遇が理解でき、共感する能力が増した結果そうなるということなのだろうか。
それともヒトが成長すると、眼球の中の涙を分泌する腺が、幼少期と比べて過敏に働いて涙が出やすくなるということだろうか。

まあ、それはいい。

『だが、情熱はある』はもちろん1話からすべて見ている。
週に一回の楽しみだ。TVドラマとはこういうものだった。
TVerで見ているだけなので、正直どこの局の何曜日の何時にやっている番組なのか知らない。
視聴率とか、どのくらい話題になっているドラマなのかとかもわからずに見ている。

主演のお二人はジャニーズの方だ。
それぞれオードリーの若林さんと、南海キャンディーズの山里さんを演じている。
お芝居がとても上手で、声や口調がとてもよく本人に似ていらっしゃる。
春日さん役の方も、しずちゃん役の方もとても素晴らしい。

二人がお笑い芸人を志す学生時代の話から、芸人としての下積み時代の話を経て、前回あたりからM-1でのブレイク後の話に入っている。
二人とも仕事は順調ではあるが、相方との関係に悩んだり、身近な人物との別れを経験するのが11話だった。

私は若林さんのエッセイをほとんど読んでいるので、その内容がドラマに反映されているのがわかる。
なのでこのドラマの終盤で、あの人物との別れが描かれるのだろうということは序盤から分かりながら見ていた。
だからその人物の登場シーンは最初からどこか切なく感じながら見ていた。

11話では人が3人亡くなった。
いずれも若林さんの身近な人物である。
ドラマの一回の放送で死ぬ人数としてはなかなかな量だ。
こんなにいっぺんに別れが描かれるとは思わなかった。
でも実際に若林さんがこの時期に、短い期間でこれだけの別れを経験したのかと思うと切なかった。

でもそこまでシリアスには描かれず、ポップさとユーモアの方が印象強い。
人が死ぬ瞬間とかお葬式のシーンとかは一切なかった。
それでも泣けた。それが良かった。素晴らしかった。

若林さんが初めて書いて出版されたエッセイ本をお父さんがなかなか読んでくれないという件があったが、その二人の会話のシーンで、エッセイに書いてある内容の一部をお父さんが思わず口走り、実は読んでいたのだということが発覚する場面がある。
すぐに若林さん役の高橋海人さんが「本読んでない?」みたいにツッコミを入れるのだが、そこはドラマとしてはツッコまない方が良かったんじゃないかと思った。

その場の若林さんにも視聴者にも、実はお父さんはエッセイを読んでいて照れ隠しで読んでいないと言い張っていたのだということは、お父さんの口走りですぐにわかるし、それが息子にバレたことに気づいていないお父さんである方が可愛げがあって良かった。
なので、お父さんが口走ったあと高橋海人さんは、何も言わず嬉しそうに微笑むぐらいで良かったのではと思った。

まあ全然いいんだけど。
お父さんは別に隠す気もそんなになかったのかもしれないし。
若林さんも薄々勘づいていたのかもしれないし。
実際の会話がそうだったのかもしれないし。

ほぼ毎話泣いて笑っているので、なんの文句も注文もないです。
最高のドラマを楽しませていただいている。
次回が最終回か。
寂しいな。

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