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人生変わる? 変えたのは誰?


#あの選択をしたから

noteさんからお題をいただくのが好きだ。
普段気に留めていないようなことを、ちょっと立ち止まって考えることができる。

退職してから、出勤しなければならない状況がなくなると
毎日が私自身の意志で動いていく。

今日は徹底的にキッチンの掃除をしようか
やっぱり作りかけのトートバッグを縫ってしまおうか。

そんな小さなことも、やっぱり私の選択で決まっていく。
そんなことをチマチマ考えているうちに、ふと思った。

私が誰かの選択に関わっていたこともあるなと。

会社員生活の中で、ほんの数年だけ採用に関わっていた時があった。
学生達のキラキラした目が眩しくて

「一緒に働きましょう!」

「一緒に夢を追いかけましょう!」

なんて雰囲気を醸し出しながら採用活動に励んでいた。
それはとてもやり甲斐ある仕事で、学生と触れ合う時間はとても楽しい時間だった。

インターンシップも独創的な内容を組み
「人生変わるインターン」
などと銘打って学生の参加を呼びかけていた。

そんなことが功を奏したのか
例年よりかなり多くの学生を集め
沢山の新入社員を迎えることができた。


そして数年後


その頃の新入社員が次々と退職して行った。


インターンシップから新入社員研修まで
夢と希望に溢れた目をしていた新人が
配属先で社会人としての厳しさや、描いていた夢との違いを実感しながら
目の輝きを失っていくのをどうすることも出来なかった。

あの時の選択をさせてしまったことが間違いだったのかもと
退職していく人に申し訳なさを感じていたりもする。


「置かれた場所で咲きなさい」

「どこに行っても辛いことはあるよ」

そんな聞き慣れた言葉で繕うつもりはない。

就職を決めることより退職の選択は大変だっただろう。
でもきっと間違いなく自分の意思で決めたこと。

間違えちゃったと思ったら軌道修正もありだよね。
今度はもっともっとあなたに合った仕事が見つかるといいね。

少しの間でも縁があった人たちに幸あれと願う。
そして色々な経験、色々な選択で人生出来ているのだと
いつか笑い合って話せる日が来るといいなと願う。


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