見出し画像

周央サンゴさんと志摩スペイン村とみんなのやさしい世界(ファンマーケティング❘インフルエンサーマーケティング)

■はじめに

先日、志摩スペイン村より、vtuberの周央サンゴさんがバーチャルアンバサダーに就任したとアナウンスされた。

この件、少し前から話題に上がっていたこともあり、「なんかいいなぁ」とほっこりした。

◆経緯

  • Vtuber周央サンゴさんが大好きな「志摩スペイン村」を語りプチバズり

  • 公式サイト、落ちる。twitterで公式リアクション

  • 地上波ニュースにも取り上げられる

  • サンゴさん、案件として志摩スペイン村の依頼で公式に紹介動画を公開

  • サンゴさん、最終的に公式アンバサダーに就任

サンゴさんの最初の志摩スペイン村語りは、「駅から遠い」「人がいない」ということをネタにすることにより、自虐ネタで興味引かせ、それすらもコンテンツの一つとして「行ってみて確かめたい」と思わせるものやった。
今回の件、「ファンマーケティング」と「インフルエンサマーケティング」2つのキーワードがからんでいます。

■ファンマーケティング

企業が提供する商品やサービスを愛してくれるお客様どんどんファン化していくと、ファンになっていただいたお客様自らSNSなどで口コミしてくださることにより、お客様がお客様を呼んでいくことを「ファンマーケティング」といい、企業側はお客様をロイヤル化していただくための施策をとる必要があります。

電通が考案した顧客の消費活動行動に、「AISAS」さらにそれを発展させた「DUAL AISAS」と呼ばれるものがあります。簡単にAISASだけを説明すると
AISAS:→Attention(注意)→Interst(興味)→Search(検索)→
 Action(行動)→Share(共有)
というものです。気になって興味をもち、ググったりインスタで調べて、買って、最後にみんなにSNSで発信するイメージです。

今回、周央サンゴさんが文字通り熱狂的に志摩スペイン村を愛したがゆえに、その魅力をShareしようと動画配信したことにより、みんなが志摩スペイン村に興味を持ちました。簡単に図示すると以下です

ファンマーケティングイメージ

■インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは企業がフォロワー数の多い人にプロモーションを依頼し、基本的に依頼内容にそってフォロワーに対し商品・サービスを宣伝すること。インフルエンサーのフォロワーにリーチはしやすいというメリットはあるものの、フォロワーが企業のターゲットなのかといった点やインフルエンサーが企業の求めるプロモーションを正しくできるかといったデメリットもあったりします。インフルエンサーマーケティングを図示するとこんな感じです

インフルエンサーマーケティングイメージ

■今回のケースの特徴

今回の志摩スペイン村の特徴は、
・周央サンゴさん自身が熱狂的なファンであり、案件でなく発信実施
・志摩スペイン村が案件として動画作成依頼した後も、オリジナルを尊重。
 自虐ネタもOKで配信許可で楽しい動画に
・そしてリアルイベント(アンバサダー就任)。
 世間一般の認知が高いとは言えないvtuberの起用を即決。
 遊びを許す志摩スペイン村の懐の深さに好感度があがる

とこんな感じなわけです。
単純なインフルエンサーマーケティングではない、本当に自社のことを大好きな人を起用することにより生まれるファンマーケティングとインフルエンサーマーケティングの相乗効果があるんだと。その光を信じたい。
図示するとこんな感じ

ありがとうと大スキが循環するやさしい世界

そう、これはもう、ありがとうと大スキが循環している世界一やさしい世界なわけです。
冒頭の話にもどるけど、こんなわけで、なんかいいなぁ。取り組み、成功してほしいなぁと思ったわけです。
・周央サンゴさんのフォロワーのみんなは、志摩スペイン村をリスペクト。→推しに恥をかかせまいと現地に足を運びスポンサーに感謝のお金を落とす
→コラボメニューなどを制覇する勢いで食べる。SNSに拡散していく
→大半の一般の人も話題が高まれば認知する機会UP。
⇒露出が増えればレジャーとしての選択肢に想起する機会増える
こうなれば誰もがwin-win-winだなぁと。

今回、これを機に周央サンゴさんを知るきっかけになった人もいれば、志摩スペイン村に行こうとおもった人も多いはず。おいらも30年近くぶりに行きたくなってきた。
そんなわけで、志摩スペイン村の今回の施策がどうなるのか、楽しみでしょうがないです。

バズり、はあくまで偶発的なものだけれども、その偶発的なチャンスをどう生かすか。
また、自らバズらせることは難しいが、そのためのチャンスの型を創造し続けること。
マーケッターの仕事はまるでワールドカップで強豪国と戦う日本代表みたいねって常々思ってます。


■周央サンゴさんまとめ

最後に周央サンゴさんに関連の動画を。
私も今回の件で初めて彼女を存じ上げましたが早速フォローしました。
➀最初の紹介動画(切り抜き)

➁案件動画(志摩スペイン村からの公式依頼動画)

③アンバサダー就任、関連プロモーション動画

周央サンゴさんのチャンネル登録はこちらから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?