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軽井沢移住計画(6)-賃貸と購入-

軽井沢移住計画は一時撤退したものの、諦めたわけではない。

まずやるべきことは、現在支払っている住宅ローンの残債を減らすこと。生命保険会社の経営者向け老後定期積立を解約。さらに毎月定額で繰上げ返済していく。

余談だが、ネット系銀行はネットで好きな時に好きな額を繰上げ返済できるし、手数料もかからない。今は仕事もメインバンクは楽天銀行で、小規模の小商だったらメガバンクにするメリットはないと考えている。以前は⚪︎ずほ銀行だったが、振込手数料は高いし(楽天の3倍)、海外送金も窓口でしかできないなど、デメリットだらけ。

さて、余談ついでにぼくの考える賃貸と購入の話を。



賃貸?購入?

昔から続く住まいの賃貸と購入論争。続いているということは、明確な答えがないということなのだろう。ぼくは購入派だけど、各々の判断で好きなほうを選択すればいいと思う。

賃貸の場合、毎月支払うのは家賃。その家賃、誰の懐に入りますか?不動産管理会社とオーナー。つまり、借り手にとっては消費しているだけ。

賃貸派が購入のデメリットとしているのが、固定資産税や修繕費、管理費など。でも、賃貸も礼金や敷金がかかりますね。引っ越せば引越し料金も。修繕費や管理費は住まい(資産)を維持するための大切な経費だけど、賃貸にかかる金額はすべて消費。

消費に抵抗がない人はよいと思うけど、ぼくは支払った金額が自分のためになるほうがいい。

現在の住まいは約20年前に購入した。残債はあるものの、低金利のおかげもあって、近隣の同規模の賃貸物件の家賃に比べれば、毎月の支払いは半額以下。それだけでも賃貸に比べればメリットがあるのだが、ローンを支払い終えれば住まいにかける毎月の支払いは管理費と修繕費だけになる。さらに、引越したくなったら貸すこともできる。つまり、選択肢が増える。

資産?負債?

「住宅ローンは資産ではなく負債だ」という意見もある。資産は使い道、負債は借り方なので、ぼくは言葉遊びに過ぎないと思うが、負債も考え方によりメリットになる。

住宅ローンでいえば、低金利と団信がメリットだとぼくは考えている。先ほど書いたように金利が低いので毎月の支払いが抑えられ、団信付きのローンであれば死んだら終了。家族がいる場合は、残された家族は住む場所に困ることはない。賃貸だったら、家主なき後も家賃を払い続けないとならない。

また、物件の作り自体も、遮音性やセキュリティ、設備や建材の違いなど、賃貸物件と分譲物件では異なる。先日テレビで見た⚪︎官山の賃料400万円の賃貸物件、賃料に見合わない安っぽい建材だった。気にならない人は気にならないのだろうけど。

今後の問題と最適解

ただし、これからの日本は少子高齢化で物件が余り始めることは間違いない。そこに発生する問題は賃貸派にも購入派にも影響があり

賃貸派:高齢になった際に物件が借りにくくなる。
購入派:需要低下により資産価値が目減りする。貸したくても借り手がいない。

などが考えられる。そう考えると「多少高くても資産価値が下がらない立地での購入」が、現時点でのベストな選択と思う。都心は庶民の手がでないほど物件が高くなってしまったし、首都直下地震のリスクもあるので(特に埋立地の高層マンションはリスキー)、意外と東京近郊で地盤が安定していて、人口が増えている地域がよいのかも(流山おおたかの森とか)。

資材高騰と人手不足で今後も物件価格は上がり続け、下がることは現時点で考えにくいらしいので、購入をお考えの方は早めに動いたほうがいいかも。ちなみに賃貸の賃料も近隣の相場にあわせて上がっていくので、どちらにしてもインフレの影響を避けることはできない。

ぼくは不動産の専門家ではないので、あくまでも自分の知見からの判断です。繰り返しになりますが、みなさんはご自身の考えに沿って、選択すればよいと思います。賃貸と購入の支払い総額は変わらないという話もあるので、自分の判断で行動することが、一番後悔がない答でしょう。

(続く)

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