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しあわせのかおり2008(24歳)《特典映像レビュー》高橋明 方言について『方言指導で習った台詞をそのまま言っても台詞でしかなくて』自分のものとして話すのに苦労した話

《特典映像レビュー》

◽️「しあわせのかおり」メイキング

品のある女性とは...

『言葉使いなのか、佇まいなのか、マナーだったりとか、品のある女性ってなんだろうな』

撮影に入る前にある取材で聞かれた話
『難しいっすね、なんて話をして。中谷さんに会ったら、あ!これか!と。こういう女性のことを品のある女性っていうんだな、と思うぐらい』
中谷さんの気配り、言葉遣いなどをあげて

先に上がる時に、わざわざ部屋に挨拶に来てくれたエピソード
『ちょっとちょっとそれ、オレの役、オレの役と思って』
焦って、汗がぶわっと吹き出た、と


藤竜也さんの誕生日...

『アツ、アツ、アツ、アツ、アツ!』
お誕生日に用意された塩釜焼きの塩を、圭くんが割るところ
スタッフさんじゃなくて、圭くんに割らせてくれてありがとう
手のアップ
変わらない、けど今より若い綺麗な手


金沢弁について...

(次の舞台『夏の砂の上』が方言の戯曲ということもあって、この話、とても興味深く聞きました)

『方言がセリフになっちゃうのが嫌で』

『台本上でもちろん方言でセリフが書かれてるんですけど、それをこう、方言指導の方に聞いて、それを台詞で話そうとしても、やっぱり台詞でしかない気がしてて、
それを一回自分のものというか、その...台詞じゃなく台詞をしゃべる、それが方言というのは今までやったことなかったんで、それはちょっと大変でしたけど。
まあ、なんとか気持ちでごまかして、気持ちでごまかすと、ちょっと方言が標準語っぽくというか、
オリジナルの方言を作ってしまったりとかもして、もっかいちょっとやらせて下さい、みたいなこともありましたけど

実際に方言を教えてもらっているところのオフ動画

『気ぃつけてぇえぇ』
納得いかないみたいで何度も繰り返し教わって
『ムズッ!』


クランクアップ...

『いい匂いと、いい周りのみなさんに囲まれて楽しかったです。完成を楽しみに。
それでは!(←ダミ声)』

◽️キャスト・スタッフ・インタビュー 田中圭

●藤竜也さんの印象

カメラがこっち向いてる向いてない関係なしに
しあわせのかおりの世界の中では常にワンさんでいる方
やっぱりすごいな、威圧感がないけどお手本にしなきゃな...
威圧感がない示し方...

●自分にとっての”しあわせのかおり”とは

『たまに実家に戻って、犬に抱きついたときのシャンプーしてるんだけどクサい、ああいう匂い』
『ベッドにゴロンなったとき(←言い方可愛い❤️)の、このシーツ洗濯してないからクサいんだけどいい匂い、みたいな
あるじゃないですか自分の落ち着く匂いって、いっぱい』

(生きている温もりのある匂いというか、クサ良い匂いみたいなのが好きなのかな🤭)

●印象に残った料理

基本的に運ぶ料理は、運ぶ者として、その味を知らなければ、それが美味しという自覚がなければ自信を持ってお客様に出せない!というね、まあ役作りの一種ですけどね
運ぶ時とかテストの段取りぐらいで味見するんですよww
ひと口ふた口、で、ウメッ!と思って

『八珍湯スープというスープがあって...パカーッて開くと(鍋の蓋を開けるリアクション)
アワビとかフカヒレとか入ってるわけですよ、いい匂いがするわけですよ』

みなさんがお芝居に使うものだから終わったらいただこうと思ってたら寝ちゃったという話

タンクトップでイスに座ったまま首折れそうな体勢で爆睡する圭くんのオフショット動画

引きから近づいていって寝顔アップ
わざわざ反対側に回って、ぽやんとした唇をキュッと結んだ可愛い寝顔の横顔を
絶対、可愛いから特典に入れようと思って撮ったやつ🤭💕

◽️未公開シーン集

圭くんの登場シーンは

●試食会のシーン

はじめの挨拶

カウンターから覗きながら、貴子(中谷さん)の作る姿を見守り、料理を手渡される

終わりの挨拶

◽️完成披露舞台挨拶&会見

●完成披露舞台挨拶

前がボレロのように短く、後ろの裾が長いグレーのジャケット、小さなネクタイ、細身の黒のシャツに、チェックの細身のパンツ
長い前髪を斜め横に流し、全部の毛先を遊ばせたスタイル
カッコいい!!

『僕には予知能力やそういった類のものは何もな無いんですけれども、皆様が今日この映画を見たあとに中華料理を食べに行くんだろうなということは、すごく自信を持って分かりきったことであります

僕もこの映画を下で見させていただいた後は中華料理を食べに行きました
そこで学んだ教訓はですね、なるべく美味しい中華屋さんを探してください、とw

この映画をみて、すごく心が温かくなり、絶対確実にみなさんお腹が減るので、きっと中華料理屋に行くと思うんですけれども、
なるべく美味しい中華料理屋さんを探してw
ぜひ、その幸せな気持ちを、今日の夜、そして明日まで、ていうかずっと持ち続けていただければなと思います』

思い出に残るエピソード〜
自分の中では本当にたくさんあって、

藤竜也さんがいつまでも川を見ていて、横に座って川を眺めていたら、寝ちゃった話

藤『田中さんいつも寝てましたよね』

圭『イヤイヤイヤww』爆笑して藤さんに寄っていって藤さんに触れる

藤『いやいやいや、ホントに。控え室に行ってもね、朝おはようございますって言ったら、もう来て寝てるんですよ』

圭『ウフフフフフ』

藤『なんか会う度に寝てるんですよ』

(圭、顔をくしゃくしゃにして笑う)

●フォトセッション

可愛いお手振り

●完成披露記者会見

『この映画で、初めての方言指導という方に付いていただいて、方言もやらせていただいたので、とても印象に残っている映画でございます』

最近感じた”しあわせ”は?ーーー
まさに今ですけど、ボクあの藤さんとお仕事させていただくの今回この作品で2回目なんですけれども
前回お仕事させていただいたときから

藤さんがたまにあの、ボクまねできないんですけど、へへへと笑う時があるんですけど
それを今久しぶりになんか聞けて
すごく心がなんか『はぁ藤さんだぁ❤️』てなんかちょっと嬉しかった  笑笑

すみません、ボク単純に好きなんです
今しあわせですね


◽️初日舞台挨拶

明るめのグレーに黒のパイピングのジャケット、ちょっとだけ腿のあたりがゆったりしたダークグレーのパンツ、黒のシャツ、カラフルな蝶ネクタイ
おでこ全開のツンツンヘア

『みなさんも映画を観て、たぶんすごく今、心はあったかいんだけどお腹は空いていて、中谷さんはチャイナドレスで、きっと男性陣はとてもとても笑顔になっていると思いますが、ボクも笑顔です』

フォトセッション、7キロぐらいある大きな桃の形のお饅頭を持って
アナ『田中さん軽々と持っていらっしゃいますけど』

以上、一部抜粋でした


《ネタバレ無しレビュー》

登場のシーンのまだあどけない初々しい田中圭さんのはじける笑顔

片田舎の小さな中華料理屋に野菜を届ける農家の息子役

でもいつも店にいるので
出番多めです

訳あって、可愛いウェイター姿も

人生は順調には行かないけれど
自分の足でしっかりと地についた人生を歩もうとする主人公、中谷美紀さん

それをいつも可愛いく眺めている
まだあどけない田中圭さん

2020年には、12年の時を経て
夫婦役で映画にダブル主演する
田中圭さん、中谷美紀さんの
お2人のご縁

2人並んでいる姿を見ると、
中谷美紀さんは、このシーンの続きを今日の中谷さんで撮っても違和感ないほど、今もこの頃と変わらない姿で

対する圭くんは、あどけなくて可愛いくて、
14年後の今の、スイートだけど精悍な大人の男になった姿は、ちょっと想像できなかっただろうな

この映画の当時から大人の女性の魅力に溢れていた中谷美紀さんに
あどけなかった田中圭さんが追いついてきて、2021年公開予定の『総理の夫』では
とてもお似合いの夫婦になっていました

↓ここからネタバレ

《ネタバレ有りレビュー》

畑のシーン...あれ?恋心なの?

いつも厨房を可愛く眺めていたり
中谷美紀さんの作った料理を欲しがって
ちょっとつまんで味見したり

懐いてるなぁとは思ってたけど
あまりにあどけなくて
恋のお相手だと思ってなかった

肩透かしくらうところの一連のリアクション、めちゃくちゃ可愛かったな

ワンさんと圭くんのシーンで心に刺さったところ

『自分でもそうしたかも知れない』
自分に許しを乞う人に
そう言ってあげることは
何よりの許しだと思った

ゆったりとした空気の流れる
優しい優しい世界

師匠と弟子の関係を超えて
お互い失った家族の面影も重ねて

ワンさんの故郷を尋ねるシーンが
とても暖かかった

《インタビュー》Web記事


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