アンビバレンスな私①~おっとりver.~

今週から急に冬みが増してまいりましたね。もう11月もあと2週間ですって。師走の足音聞こえまくり。みなさんお風邪などひいてませんでしょうか。私は、先週末火の国熊本に行ってまいりまして、阿蘇の大地に感動し、馬肉や天草のお魚、阿蘇のあか牛を堪能してきました。阿蘇だけでも行きたいスポットはたくさんあり、まわりきれなかったので、また熊本ちょこちょこ気軽に行こうと思いますわ。今回熊本に行ったのは、かれこれ10年以上の付きあいになる親友Mの出身が熊本で、現地に詳しいこともあり、いつか行きたいねーと言い続けて早10年、お互い基本のライフスタイルが進撃の社畜・仕事優先人生だったので、九州となると一泊二日とかいうわけにもいかず、機会もなく、でも私らももうたいがいいい歳なんで、そろそろ仕事ばっかりしててもねえ?ってことで、熊本三泊四日の旅を決行したわけです。

それでついでというか、なんならこれがメインイベントってくらいなんだけど、今回の熊本上陸でまずは絶対せねばならない面通しがありまして、それがMの両親との会食なわけで。私もMもこれはなんていうか、いつかはしなければいけない通過儀礼、なんていうかお互い意外と古い人間なのか、親友やらせてもらってるわけだから、いつかはお互いの両親に一度会わせなきゃなと思ってたので、そりゃ熊本に旅行行くなら、ね?って。

Mの両親それぞれのエピソードトークは星の数ほど聞いてきたし、キャラも把握してるし、数々の案件をさばいてきた私としては、Mの両親との会食もバッチコーイに決まってるんだけど、会わせる方のMは不安がぬぐえないらしく、無事に終わるまではうっすらストレスにさいなまれている様子で、それを見ても私としては「まーまー、任せておきなって、大丈夫だから」と妙な自信に満ち溢れている私。それもなぜかっていうと、これは完全に実績から来るものなのです。私、彼氏とか友達の親にはすごい毎度気に入られるから。上の世代への受け、ほんとに外したことなくて、学生時代からの友達RとNの両親なんて、ほんと私のファンかってほどかわいがってくれて、面白いだとか、かわいらしいとか、賢いとか、とにかくいつあってもベタ褒めしてくれるんだよね。元彼のお父さんとお母さんからも勿論気に入られており、別れるときは、彼の両親への申し訳なさとか、もうあの二人と会えなくなることが悲しいな…って思ったくらい。Nのお母さんなんて、知り合いの息子が見合い相手探してるというのを聞いて娘のNに「私の中で自信をもって推せるお見合い相手はラジカル子しかいない!!!」とごり押ししてくれたくらい…。

なので、安定の信頼と実績ゆえの、どっしり感でMママパパとの会食にのぞんだわけです。想定通り、Mパパの武勇伝からはじまり、MママのMと同じくらい過剰な気遣い攻撃、すべてをいい感じに受容し、楽しく天草の海の幸をいただいて、そのあと二件目のバンドバー(客が楽器を弾いたり生演奏で歌えるライブハウスバーみたいなところ、珍しい形態だよね…w)もこなし、そこでMパパのリクエストにより、生バンドでAKBの「恋するフォーチュンクッキー」をMと二人で歌わされ、0時過ぎには無事会食を終えました。

Mは、随所随所でことあるごとに「ほんとごめんね…ありがとうだよ」と言ってきて、私に気を使ってくれるのだけど、ほんとにほんとにこんなの今まで東京でお世話してきたMの酒乱ぶりとか、Mの仕事関係の飲み会・パーチー等への同行に比べたら全然かわいいもんだし、親友の両親にはいつかは会わなければいけないという使命感が果たせて、スッキリやり切った充実感を感じていたくらいで。よかったよかったって話。

そして阿蘇を観光したり、満喫して迎えた最終日、Mママが空港まで見送りに来てくれたんだけど、その日もMママは会うなり、わたしの着ていたワンピースをみて「あらあああ、かわいらしい~~~」と満面の笑みで言ってくれて、空港で少し立ち話をして、また来ますねとご挨拶して別れました。その後、Mは一日だけ一人で実家に泊まることになっていたので、飛行機に乗り込んだのは私だけだったのですが、二人で見送ってくれました。

その後、実家で一日過ごしているMから、帰京した私にさっそく連絡があり、「うちのママが空港の帰りから、あんたのことを絶賛している」という内容で。私的には「あ、え、よかったよ気に入ってもらって、これからもこれでまた熊本に遊びにいけるわね」って軽く返したんだけど、Mのメッセは興奮気味に続きます。
「てか、あんたのことを女子力高い、おっとりしていて、あーゆう子は幸せ体質」って言ってるとか
「しゃべり方がゆっくりしてて、優しい雰囲気がすごい」とか
「聡明さとおおらかさを持った癒し系」だとか
しまいには、「あんたとラジカル子ちゃんが一緒にいることで、ラジカル子ちゃんのおおらかさが際立ってあんたは損してる」とか(これはdisりなの?wとも思いますがw)
どんどん矢継ぎ早に言われていて、Mはパニック状態になっている模様。なんでかって、Mの私への評価というか親友としての私の認識とママのいうソレがあまりに乖離しているから。M曰く、我が母親のあんたへのその評価、Mからしたら総じて「まじかよ、うちのママなんにもわかってねー、見る目ない」ということになるわけで。まぁ気持ちも分かる。そりゃパ二くる。

でも、その後Mパパの私への感想を聞いて、さらにMはパニックというか、「私、ラジカル子がもう分からないわ?」と言わしめることになるのでした。つづく。

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