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#5 行きつけの居酒屋で

こんにちは、みなさま風邪などひかれていないでしょうか。コロナだけでなくインフルエンザも流行ってくる季節ですので、暖かくして、消毒して過ごしましょう。

1.ようやくできた”行きつけ”

さて、今日はわたしの最近の楽しみについてお話したいと思います。それはずばり「ひとり飲み」!福岡に戻ってきたものの、緊急事態宣言や時短要請などでなかなか思うように飲みに行けなかった時期を経て、ようやく”行きつけ”をつくることができました。

行くと安心できる空気がある。「待ってたよ」と言ってくれる店員さんがいる。メニューを言わずとも1杯目を分かってくれている。行きつけって最高!!です。しかもご飯がめちゃくちゃ美味しいんです。「色んなメニュー食べたいけど1人だしなあ」そう思いながら悩まし気にメニューを眺めていると、「ハーフもできるよ」なんて提案してくれる、素敵なお店です。

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2.カウンターでの出会い

そしてそういう「おひとり様ウェルカム」なお店での最高の楽しみは、(店員さんとのお喋りはもちろんですが)カウンターで隣に座った方との出会い、です。

どちらからともなく話しかけたり、それこそ店長さんが「こちらの方は、」と紹介してくれたり。それが楽しくて行ってる、みたいなところもあります。

今までこのお店で出会ったのは、デザイン会社を経営されているご夫婦、お医者様、同年代の女性(Aちゃん)、オートクチュールを経営されていたおばあ様、カフェの店長さん、同じ大学出身の男性などなど…。本当にいろーーんな方がいらっしゃいます。だけど別にいい意味で高級店とかではなく、客単価は¥3,000くらいだと思います。きっと店員さんの人柄に引き寄せられてるんだろうなあ、と。

そんなみなさんとの出会いは、わたしにとってとても刺激的です。信じられないくらい壮絶な人生や、思いもよらなかった考えや、人脈や、仕事の話。ある方から「脱衣所の壁紙を数百万円で張り替えた」という話を聞いた時は、細い目を限界まで広げて驚きました(笑)正直「住む世界が違う」みなさんです。でも、別にお説教したりアドバイスしてきたりは一切しないのです。お洋服店を経営されていた85歳のおばあさまにはこう言われました。

「私は私の時代を一生懸命生きてきたけど、あなたにはあなたの生きる時代や環境がある。昔を知っているから偉いなんてことないの。戦争を知らないあなたたちだからこそ、できることがあるのよ。」

その考えに至ることができるのって、単純にすごいなと思います。わたしみたいな小娘が分かったような顔で彼女の話を聞いていること自体、生意気だと思う人だって一定数いるはずです。わたしが彼女の年齢になった時、同じようなことばは出てくるんでしょうか。”今”に目を向けるってとても大切だと感じます。

3.楽な付き合い

先ほど出てきた”同年代の女性(Aちゃん)”とは、出会った中で唯一連絡先を交換しました。ただただ「今日飲みませんか?」という連絡をとるだけの関係です。別に飲みたくなければ「また今度」と返せばよくて、そこに何の遠慮も気遣いも入れなくていいのです。それがとっても心地良い。

もちろん気心知れた人と飲むのは楽しいですが、深くまで知らないからこそ「この串焼き美味しい」という話だけで盛り上がれたりします。”軽く飲む”をともにしてくれる存在が時にありがたいのです。

北海道から転勤で福岡にやってきたというAちゃん。縁の巡りあわせに感謝です。

4.あとがき

もともとすごーく人見知りだったわたしですが、そういえば「ひとり行動」を始めてからそれはどんどん解消されたような気がします。ひとりだからこそ気づけることも、出会える人やモノもたくさんありました。

「おひとりさま」、とりわけ「女性」にはまだまだ優しくない目が向けられることもありますが(客層やお店の雰囲気にもよると思いますが)これからも怖がらず色んな場所に行ってみたいなあと思う今日この頃なのでした。

みなさんのおすすめ「おひとりさまスポット」を是非教えてください♪

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