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Fireworks、動画で観るか字で読むか

いや、タイトルは適当です。すいません。

このノートで何が言いたいか

ベイルートで起こった大爆発のニュースと、動画コンテンツから得られる情報の摂取方法についてなど。
ちょうどタイムリーに一見関係のない、でも私的に関係のある2つの話題がTwitterで平行して語られていたので勝手にまとめましたw

動画で情報を得るのは時間のロスが大きすぎる

まずYouTubeやなにかで学習動画や、情報を伝えるための動画が山のようにあるのですが、ワタシ、あれ、苦手なんですよね。

どうしてかなって常々考えていたら倉下さんのここからの一連のツイートで理由が語られていました。

ひと様の連続コピペすいませんw

もうほぼ「完全に同意」なのです。蛇足で一言付け加えるなら

というかんじです。

ちょっと補足しておくと、倉下さんは、

文字からの情報摂取は、最初は非効率だけれど時間がたつと効率的。
動画はその逆。

ということをおっしゃっていますが、ワタシはこの点の考えがすこし違っていて、文字情報の持っている「アクセス性」によって、ほしい情報に到達できる時間がぐっと縮まるのではないか、と思っています。

そういう文字情報からの情報摂取になれていると、動画なんてかったるくてみてらんない! というのが正直なところなのですね><

情報をゲットする効率差

文字コンテンツと動画コンテンツで、学習できる情報の効率を比較してみると、

紙の書籍を「ぱらぱらー」ってめくって全体を把握、必要そうなところをつまんで読む。って技術が、対時間で得られる効率で考えると、今のところやっぱり(残念ながら)最強ですよね。(電子書籍でもこの点はまだまだ難しいところ)

そして、動画は、文字文章のようにざっと流し読みして重要なポイントを押さえて読み直すってことができない(難しい)ので、どうしても必要情報を得るのに時間がかかってしまう。

特に、だらだらゆっくり挨拶からはじまってえんえん結論を話さないで時間稼ぎするような動画はたまりませんw つい最期まですっ飛ばして、ついでに倍速で再生してしまうのですが、それでも時間がもったいなく感じます。(一秒でも長く見てもらいたいって気持ちが前に出過ぎててw 逆に見たくなくなっちゃいますのよねーw)

余談:動画を効率よく見る方法はないものか

なんてことを考えて、以前、こういうキーボードを買ってみたことがあります。(単にキーボードマニアとしてなんですがw)

↑キーボードにホイールがついてます。これでぐりぐりして、動画をコントロールしながら見れば、いちいちマウスで操作しなくても自由に早送りや巻き戻しができるのではないか、と。

思ったんですけど、結果としてダメでした><

Youtubeを再生しながらホイールを回してみても、

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音量や、ブラウザのタブ切り替えができるだけ。

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ホイールの設定で「メディアコントロール」というのがあったので、そちらに設定してみても、

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音量が上下するだけでした……。

想像するに、Youtubeが、というより、ブラウザ側が動画の早送り・巻き戻しのAPIを提供していないんじゃないかなと。

せっかくホイールがあっても意味なかったのでした。残念。

※Premireとかで動画の編集にはこのホイールは効果絶大のようです。クリエイター用キーボードなので、作るほう向けであって見る人向けではないようです。うにゃー><

NYTによるベイルート爆発事故のまとめ記事

さて、そんなことをうだうだ考えていたところ

こういう情報がRita Cinquettiさんから流れてきました。

まずはこのNYTの記事みてあげてください。

これですよ、これ!

動画と文字情報が一体化していて、マウスのスクロールホイールに連動してゆっくりと動画を送りながら、興味のあるところの情報を文字で解説してくれています。

こういうのが欲しかったんですよ!!!

以前、ボイジャーの記事でも書きましたけど、

こういう、「見せる技術」って、あちらはほんと進歩していますよね。

文章だけ、映像だけではなく、「組み合わせ」でインタラクティブに知りたいところを「掘れる」仕組みがとても良いです。興味あるところに到達できる現時点での最速ルートがしめされているかんじ。

人それぞれ興味持つところは違うので、全部掘り下げて文字で書くことはほぼ不可能だけれど、その導入部分は動画でやっているのがとてもうまいと思います。細かい点が気になったら、そこからリンクして別の詳細記事に飛ばしてもいいし、それこそ単語から検索して、無限に広がるネットの旅に出てもらっても良い。

それと、文字情報から情報を得るメリットとからめて

こんな視点も。そう、自由に好きなところに飛んでゆっくり調べたいんですよね~。できれば紙の本をぱらぱらとめくるように。
いらないところを定速で見るのは苦痛だし、操作するのも大変なのです><

情報産業って本来こういうことするお仕事じゃないのかしらん?

さて、振り返ってみるに、こういったことをちゃんと考えてコンテンツを作っている人が回りにどれだけいるでしょう。。

こんなインタラクティブな仕掛けが自然に作れてしまう制作体制を持っているNYタイムズさんがなんとも裏山しいのですよねぇー。

個々の技術は置いておいても、うまく組み合わせてお客さん(読者・視聴者・学習者)へ伝える効率、お客のメリットを最大化しようという作り手(情報提供者)の心意気というか文化の差をひしひしと感じてしまう秋雨のころなのでした。うにゅー。

これ、Webデザイナでもライターでも、プログラマでも、どんな立場でもいいんですけど、「こういうのつくりたい」って人がもし日本に居たとして、日本の組織でこれだけのコンテンツを作ることを考えると気が遠くなります。きっと技術に明るい優秀なディレクターさんや、他分野もちゃんと理解している技術屋さん、ライターさんがあちらには沢山いるんでしょうねえー。裏山~><

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