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女王のお通りよ、早く通して下さいませ?え?婚約破棄するから退かないって!

普段通り私事、女王ミネルバは玉座に腰を下ろして優雅に座っているのですが
そんな最中にミネルバは膝から腰から上げて立ち上がるとそのまま玉座から
離れると赤い絨毯の上を歩いていて、歩いているとこう言うのです。

「女王のお通りよ、早く通して下さいませ」
そう言えば、他の家臣達は退くのですが
一人だけミネルバの目の前から退こうとしません。

そうするとミネルバは目の前の男性にこう言うのです。

「お退きなさい、何故退かないのかしら?」
そう言うも男性は何処もともしないし、
如何するのでしょう。

(何この男性は退かないじゃない、それに随分とイケメンじゃないの)

そう思っているも退かないと前には進めないし、
一体如何するのでしょう。

そうしているうちに時は刻まれていくのでして、
このままでは埒が明かないので強引に通ろうとすると
男性は両手を広げて妨害してくるので前には進めない。

そうすると男性はこう言うのです。

「君は俺の婚約者だ、だから此処は通さないよ」
そう言われるとミネルバはまじまじと男性を見ると
確かに婚約者である王子ラズっトなのですが
何故此処にいるのでしょう。

「如何して貴方が此処にいるのよ、王子としてお仕事は如何したのかしら?」
そう言えば、ラズっトは不思議そうな表情をしていて、
ラズットはこう言うのです。

「君の為に全てお仕事を放棄してきたからな」
「え? いけないじゃない、お仕事に戻りなさい」
「いいや、戻らないし、大事なお話があるからな」
「それってどんなお話かしら?」
「くくっ、婚約破棄だよ!」
そう言われてしまうとミネルバは動揺しており、
心の中がざわついているのは事実ですので困っている。

それに今までラズットから溺愛されていたミネルバは
本当にラズットとは愛を育んでおりましたし、
如何してこんな事になっているのかも分かりませんし、
良く分かっていないミネルバです。

そうしているうちにもお話が進んでラズットからこう言われてるのです。

「婚約破棄する以上はもうどうでもいいしな」
「嫌々、あれだけ私の事を何度も可愛がってくれているのだし、
婚約破棄する何て反則だわ!」
「そんな事を言われても婚約破棄するしな、ハハハハ」
笑っているラズットは本当に婚約破棄する決意はあるようなので
如何するのでしょう。

「分かりましたわ、婚約破棄を受け入れます、今まで恋愛して下さり
有難う御座いました」
そう言いながらミネルバはお辞儀するとラズットもお礼を言っているので
後味悪く終わる事もなく二人の恋愛は無事、平穏に終わりも告げるも
この婚約破棄は他の人にも見られているのでミネルバ自身からすると
お恥ずかしい限りでした。

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