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生産性の向上とは?【マネジメント】

今日も『マネジメント』を
やっていきます。

企業が達成すべき5つの目標


この5つの内、マーケティングと
イノベーションの話は
ここまでしてきましたので

今日は、『経営資源』と『生産性』について
書いていきます。


経営資源

ここはあっさりといきますが

経営資源…というのは3種類あります。

いずれも事業を行う上で
必要になるもので

一つ目は、土地=物的資源

二つ目は、労働力=人的資源

三つ目は、資金

というわけです。

この3つを見ていると
インターネット社会となった今では
土地がなくとも
人が少なくとも
価値を創れるようになった…

という気がしますので

それぞれの重要性は
少し変わってきているのかもしれません。


生産性

これは「肉体労働の生産性」「サービス労働の生産性」「知的労働の生産性」の三つに分けられます。いい企業になるには、これら三つをそれぞれ向上させていく工夫が必要になります。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.48). NHK出版. Kindle 版.

ちょっと面白いなぁ、と思うのは

生産性には3種類ある というんですね。

しかも、それぞれ
生産性の上げ方が異なっています。

肉体労働で言えば
「科学的管理法」が有効です。

作業を単位に分けて
管理していく方法で
一番わかりやすい生産性の
上げ方だと思います。

「流れ作業をしている様子」を
思い浮かべると、どんなことを
やっているかはイメージがつくかと
思います。

次がサービス労働
例としては販売員が上がっていますが
この仕事は「単位」にわけることが
できません。

ここは、アウトソーシングしてしまうのがいい
とドラッカーは言っています。

マネジメントの3つの役割で
言っていた通り

企業は特有の使命を果たすべきで
そこに直接関係しないところは
その道のスペシャリストに
任せてしまった方がいい
…ということなのでしょう。


そして、最後の
知的労働の生産性なんですが
ここに関してはバッサリ言ってしまっています。

「知的労働の生産性」の向上ですが、これは簡単です。やらないでいい仕事はやらせない。誰も聞いていない会議は開かない、誰も読まない報告書は書かせない。それだけで生産性は向上するはずだといいます。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.50). NHK出版. Kindle 版.

やらないでいい仕事をやるな
聞かない会議を開くな
読まない報告書を作るな

それだけで生産性が上がる

…めちゃくちゃシンプルですね。


これで生産性が上がるということは
それだけ普段から無駄なことをしている
…というのがドラッカーの指摘なんでしょう。

私も、そう思います。

慣習的に残ってしまっている仕事や

ムダに参加者が多かったり
時間が長い会議

意味もなく凝った資料…

そういったものを排除すれば
生産性が上がるのは間違いないでしょう。


今日の話は私としても
多いに反省させられるところでした。


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