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超人になりたい

おはようございます、らるです。

「超人」といっても
キン肉マン的なやつではなく

ニーチェの方です。

ニーチェというのは、
哲学者さんです。

「神は死んだ」って言葉、
聞いたことありませんか?

それを言ったのがニーチェさんです。

ニーチェさんが「こうなるべき」と
提唱したのが「超人」です。

「超人」と聞くと、
どんなイメージを思い浮かべますか?

筋肉ムキムキとか、
めっちゃ頭いいとか
謎の能力持ってるとか、

そんな凄そうな人を
思い浮かべちゃいますよね。

でも、ニーチェの言ってる「超人」
そういう「能力が凄い人」じゃないんです。

じゃあ、どんな人なのか?

自分の力で
 自分にとっての価値を見出して
 積極的に楽しみながら生きる
人」

…イマイチ分かりにくい言い方ですね。

別の言い方をすれば

「生まれ変わっても、
 全く同じ人生を歩みたい!」と
思える生き方をしてるひと
 ですね。


アニメで例えるんだとしたら
ハルヒのエンドレスエイトを
思い出すといいかも(古いですか?)

あれは、ずーっと
同じ期間を同じように
繰り返してました。

同じ日々を過ごすのはイヤですよね。

普通は「繰り返せ」って言われたら
「イヤ」ってなるのが人生
です。


超人さんの話に戻ります。

超人さんの場合には
毎日、一瞬一瞬を
 自分にとって価値のあることを
 楽しんで
」生きてるので

仮に、永久に同じ人生が
繰り返されるって分かったとしても
「大歓迎だ!」
って思えるんです。

憧れませんか?

自分の人生が
「何度も繰り返したい!」って
思えるほどに楽しい
状態って。

それってもう
「毎日が楽しい」ってことですもんね!

「毎日が楽しい」って思える生活…
ホントに憧れます!

私が「超人」になりたい理由です。

あなたもちょっと
「超人」に興味が出てきましたか?

出てきましたよね!

じゃあ、次にくるのは
どうやって「超人」になんの?
って話です。

ポイントは2つ。

・社会、道徳に縛られない!
・自分の好きなことを見つける!

なんか、よく聞く言葉ですよね。
ちょっと拍子抜けですか?

「そんなんできたら苦労しないよ」
って感じですかね。

まあ、しかし、
ニーチェさんは
生半可な「縛られない人」じゃないですよ。

ガチの「社会」「道徳」アンチです。

「社会」から与えられる意味なんてクソくらえだ!
って言い切っちゃいますから。

「社会」から与えられる意味って何かっていうと
社会の共通認識みたいなやつですね。

例えば…

いい学校を出たほうが良い
お金は沢山持ってたほうが良い
結婚してる人のほうがしっかりしてる
痩せていたほうが良い
大企業で働いてるほうがいい …等々

こんなのは全部、
誰かが勝手に決めた「架空の存在だ」って
言い切ってます。

「架空の存在」に踊らされるの、
バカっぽくないですか? 
と。


「道徳」に対してはもっと酷い。

例えば…

欲張らない、無欲な人
嫌な目にあっても、
怒らず受け入れる人
・・・みたいな。

こういう人のこと
「何となく、良い人っぽいな」って思いません?

その感覚が「道徳」です。

ただ、ニーチェさんはぶった切ります
こんなのは全部「弱者の嫉妬」だ、と。
弱者の嫉妬「ルサンチマン」と呼んでいます。)

こういう感覚は結局
「持たざる人」が、
無力な自分を正当化するため
作ったものだと。


酷い…道徳を弱者の嫉妬だなんて…

社会の常識なんて無意味

道徳なんて、弱者の嫉妬

じゃあ、何にすがればいいの!

そっか、神か!

…と言ったところで
思い出してください!

ニーチェの代表的な言葉

「神は死んだ」

神だって
無批判に信じ続ければ

劣悪な搾取構造ができたり
戦争に向かわせる道具として
使われちゃったりするわけですから

「社会」や「道徳」と同じ様に
「絶対的なもの」にはなり得ません。

ニーチェは
「非実在」的なものは、
神であろうと切り捨てます

すがるもの、無くなっちゃいましたね。

社会も道徳も宗教もダメ。


人生って、
追い求めるようなもの、ないんじゃね?

良さそうなもの、全部ダメじゃん。

・・・と考え始めると、
どういう人間が増えるか

特に何も追い求めず
そこそこに働いて、
生きる分だけの銭を稼いで

残りの時間を、
いわゆる「ヒマつぶし」で浪費する

人が増えていきます。

そういう人を
「末人」とニーチェは呼んでます。

「超人」の対極的な人です。


「末人」って
あなたの周りにもいませんか?

適当に働いて、
空いた時間は仕事の愚痴を言ったり
特に目標もなくスマホゲームを
ポチポチしてたり…

…というか、
私もそうなんですけどね!

でも、嫌なんですよ「末人」でいるの。

ツマラナイんですもん。


じゃあ、どうすればいいのか

2つ目に出てきた
「好きなことを見つける」です。

社会も道徳も宗教も、意味がない。
意に介する必要がない

コレって実は
「自分が好きなことをする」のには
良い前提だと思いませんか?

「勤勉に働かないで
 好きなことばかりやってるやつはクズ」 
みたいな共通認識


「誰かの考えた妄想」
にすぎないんですから!

良いんですよ、何をやっても!

じゃあ
「どうやってやることを見つけるか」
という話。

2つアプローチを紹介します。

1つ目は、ニーチェさんを研究する
とある教授さんが提案していた方法

人の価値観と自分の価値観を比較する 
です。

要は、
人と比べていく中で
「自分が何が好きで何が嫌いなのか」を
少しずつはっきりさせていく
ということ。

地道ですけど、良いアプローチだと思います。

多くの他人を知り、話して
自分の中でそれと比べる中で
「自分」の輪郭をハッキリ
させていく…ということです。


2つ目は
ひたすら自分と向き合うこと

ニーチェさん本人も
おっしゃってたことですね。

過去の自分の経験を振り返り

自分が好きなものは何だったか?
高揚感を感じた体験は?
自分を喜ばせたものは何だったか?
何に夢中になっていたか?

ひたすら思い出してみる。

もし、足りなければ
新たに「知らないことにチャレンジ」
することも必要
でしょう。

チャレンジの際には
「高揚感」を感じているか
に注意しておく必要がありますね!


「超人」になるための
第一歩、踏み出してみませんか?

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