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日本ではリーダーが育たない理由

こんにちは、らるです。

日本には、
リーダーになれる人が少ない
…という問題があります。

実はそれは、「成果主義でないから」
(波風を立てないことを重視するから)

というのが理由の一端のようです。


リーダーシップと成果主義

 リーダーシップという概念ほど、欧米と日本での理解のされ方が異なる概念も珍しいでしょう。欧米の企業や大学の大半は、リーダーシップを社員や学生がもつべき最も重要な資質のひとつと考えています。それに対して日本では、リーダーシップをネガティブなイメージでとらえ、「自分の意見ばかり主張する強引な人」「他人に指示ばかりして、自分は手を動かさない人」などと、解釈されることさえあります。そのあまりの違いから、日本には文化的にリーダーシップという概念がそぐわないのではないかと思わされるほどです。
 リーダーシップという概念がここまで理解されていない背景には、日本では社会において、さらに言えばビジネスの現場においてさえ「成果が最優先されない場合が多い」ことが挙げられます。実はリーダーシップを考える時、常にセットで考える必要があるのが「成果主義」なのです。成果主義とは、「努力でもプロセスでもなく、結果を問う」という考えであり、成果主義を原則とする環境でなければ、リーダーシップは必要とされません。

伊賀 泰代. 採用基準 (p.81). ダイヤモンド社. Kindle 版.

どうも、日本ではリーダーシップというと
「強引」「指示ばかり」「手を動かさない」
…というイメージがある
そうです。

そして更に、「成果」を問うのではなく
「波風を立てない」ことが重視される
風潮が
あるわけです。

この本の中では
「お祭りの出し物」の例が紹介されています。

普通は「お祭りなんだから楽しい方がいい」
くらいの成果とは関係ない目標が立つでしょう。

こうなれば、出し物は多数決で決める
…ということになります。

ですがもし、ここで
「収益を上げて、被災地に寄付する」
といったような成果を求めた場合はどうでしょう

その場合は、単なる多数決ではダメ
少数意見であっても
「収益」の観点で検討する必要があります。

そして、やることが沢山出てきます
・比較のためのデータ集め
・見積もりの取得
・売上についてのシナリオ想定
・各課題のスケジュール管理
・意思決定プロセスの合意…

これをやるにはリーダーシップが必要です



お祭りの出し物にしてはやりすぎでは? でも…

先ほどの例は、お祭りの出し物でした。

お祭りなら
正直「楽しければいい」で
十分だと思いますので
リーダーシップは不要だと思います。

ただ、それが会社、ビジネスの場だと
どうでしょうか?

「波風を立てない」
「みんなが良いといえばいい」
…という形で意思決定を
していませんでしょうか。

私自身も身に覚えがあるので
非常にドキッとしました。

会社は、成果をあげ続けなければ
存在意義が縮小していく
ものです。

ですから常に全メンバーが「成果」を
意識し
て、よい提案になる可能性があれば
どんどん意見を出し、
実行に移そうとしていく…つまり
リーダーシップの発揮が不可欠なはずです。


私は、今回の話を読んで
「波風立てることを怖れずに
 しっかり意見を表明していかないとな」
…と、決意を新たにしました。

それが、会社のためですし
私自身の成長にもつながるはずです。


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