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第二領域の手帳術【7つの習慣3-③】

今日は、第3の習慣『最優先事項を優先する』
を実践していくための
スケジュール管理方法の話です。

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Kindle位置No.3195

緊急でないけど、重要である
第Ⅱ領域の活動に
集中することが大切…
という話を
繰り返ししてきました。

しかし第Ⅱ領域の活動は
普通のスケジュールのつくり方だと
後回しにされてしまいがちです。

仕事の予定や
誰かからの誘い…といった
第Ⅰか第Ⅲの領域の予定を
さきに埋めて…
空いたところに他の予定を入れる
…というのが、
普通のスケジュールの
つくり方だと思います。

ですが、最優先事項を優先する
わけですから、順番を逆にします。

第二領域の活動に使う時間を
先にスケジュールに入れてしまう

ということです。

例えば、第2の習慣で紹介した
自分の憲法…
ミッションステートメントを
書く時間を、日曜日に2時間は確保しよう
…と言った感じです。

時間管理に使うツールに
大切なことが本書では
6つ紹介されているのか
簡単に書いていきます。

1、一貫性
自分のミッション、役割に
一致したものになっているか

2、バランス
あなたが果たしたい役割
(家族、仕事…など)を
偏りなくバランスよく満たせるものに
なっているか

3、第Ⅱ領域へのフォーカス
第二領域の活動をしっかり
スケジュールに入れられているか

4、人間関係重視
人間関係に配慮できているか
通常の時間の使い方は効率重視で良いが
人間関係だけは効果の観点で考える。
スケジュールを曲げてでも
人間関係を優先すべきケースはある

5、柔軟性
ツールに「使われては」いけない
自分のスタイルに合わせたツールに
することが大切である

6、携帯性
いつでも身近に持ち歩けるようにする

人間関係は効率よりも効果?

6つの話の中で、
人間関係の話がでてきます。

ちょっと分かりにくいと
思うので、もう少し書きます。

人との関係を効率で考えることはできない。
モノは効率で考えられるが、
人に対しては効果の観点から
考えなければならない。

私自身のこれまでの経験からしても、
自分と違う意見の人に効率的に
意見の違いを説明しようとして
うまくいったためしはない

わが子や会社の社員が何か問題を抱えたとき、
一〇分間の「質の高い時間」を使って
解決しようとしたこともあったが、
そのような効率優先の態度は
新たな問題を生むだけで、
根本的な問題の解決にはならない
ことも思い知らされた。

Kindle位置No.3541

スケジュール管理をしっかりと…
という話をすると
「なんでも時間通りに、効率よく」が
いいような気がしてきてしまいます

人間関係は例外だ
と、コヴィー先生は言うわけです。

特に、自分と違う意見の相手に
自分の言うことを分かってもらう
…というのは、非常に難しい
ことです。

「効率的にやる方法なない」
と言ってもいい
と思います。

後で出てくる第5の習慣
『まず理解に徹し、そして理解される』
にも通じる部分がありますが

自分の考えを伝えたければ

まず相手の話を徹底して聞く

という態度が必要
になります。

相手の言いたいことに
寄り添うことなく
自分の言いたいことを言って
相手を変えようとしても

相手が心から変わることはなく
得られるのは反発だけ
でしょう。

これには時間と力が必要です。

しかも、時間をかけたところで
相手が自分の考えを受け入れるとは
限りません。

全く効率的ではありませんが
人間関係を効率で考えてはいけない
んです。

それでは、望む効果…
例えば、信頼し合える人間関係 を
築くことはできないからです。

ちなみに、この第5の習慣
『まず理解に徹し、そして理解される』
コヴィー氏自身でさえ
「身につけるのが最も難しい」
言っていることなので
そうそうできることではありません。
(私自身としては、
最も身につけたいと思っている
習慣でもあります)

人に自分の考えを理解してもらう
というのは、その位ハードルの高いことだ
ということです。

まとめ

第Ⅱ領域に集中するための
時間管理ツールでは6つのことが
大切になる。

1、一貫性
自分のミッション、役割に
一致したものになっているか

2、バランス
あなたが果たしたい役割
(家族、仕事…など)を
偏りなくバランスよく満たせるものに
なっているか

3、第Ⅱ領域へのフォーカス
第二領域の活動をしっかり
スケジュールに入れられているか

4、人間関係重視
人間関係に配慮できているか
通常の時間の使い方は効率重視で良いが
人間関係だけは効果の観点で考える。
スケジュールを曲げてでも
人間関係を優先すべきケースはある

5、柔軟性
ツールに「使われては」いけない
自分のスタイルに合わせたツールに
することが大切である

6、携帯性
いつでも身近に持ち歩けるようにする




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