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世界も、人生も、シンプルだ 『嫌われる勇気』を読んで

こんにちは、らるです。

自己啓発書のベストセラー
『嫌われる勇気』
私も大きな影響を受けた一冊です。

人生に悩む人には
是非この考え方を知ってほしい

…と、思うので
今日は、この本を私なりに
まとめてみます。

世界は本来、シンプルだ

この本の内容を一言で表すなら
私はこの一言を選びます。

多くの人は
そんなことはないと思うでしょう。

取り返せない『過去』や
読めない『他人』の行動…

色んなもののせいで
自分の世界は複雑で辛い

そんな風に感じている方が
多いのではないでしょうか。

アドラーは
ことごとくこれらを否定します

過去のこと…
例えば「トラウマ」も否定します

過去にイジメられたから
外に出られないんじゃない

外に出たくないから
イジメられたという
過去を利用しているんだ。

という考え方です。


誰々が言うことを聞いてくれない
誰々が~してくれさえすれば…
という話も、
「それはあなたの課題ではない」
と切り捨てます。

じゃあ、どうするのか?

「自分の今の課題」だけに集中しろ

それが答えになります。

裏を返せば
「自分の今の課題」以外無視しろ
です

過去の経験がどうだったから…
親に~って言われたから…
上司に~って言われたから…
私が~しないと~さんが困るから…

全部どうでもいいんです。

その行動の結果を
自分が引き受ける
ことになるなら
それは自分の課題

そうでないなら他人の課題です。

自分の課題は自分で決める
他人の課題には踏み込まない

これが「課題の分離」という
アドラー心理学のキーワードで

「課題の分離」ができると
悩みがなくなっていきます

なぜなら、アドラー曰く
「人間の悩みは全て対人関係の悩み」
であり
対人関係の悩みは
「他人の課題」に踏み込もうとするor
「自分の課題」に踏み込ませる

ことで起こるからです。

例えば、
親に勉強しろ と言われても
それを聞く必要はありません。

勉強に時間を使った
結果を引き受けるのは自分
だからです

自分でやるべきと思えばやる
そうでなければやらない

「自分の課題」は自分で決める
他人に決めさせるな

ということです。

逆に「他人の課題」に
踏み込もうとするのもダメ
です。

先ほどの例を逆に考えて
「親」が「あなた」だとするなら

子供に勉強を強制するのはダメ

勉強する、しないの結果を
引き受けるのは子供であり
あなたではない
からです。

もちろん、勉強することの
優位性を説いたり、
勉強をするための環境を作ってあげる
のはOKです。

「勉強をしてもらうのが良いと思うから
 勉強しやすい環境を作る」は
「親の課題」

「勉強をする」は
「子供の課題」です。


『嫌われる勇気』の中で
このことを表したことわざ
紹介されています

馬を水辺に連れて行くことはできるが、
水を呑ませることはできない

援助まではしても
あくまで
実際に行動を取るかを決めるのは
その人自身
である
ということを忘れてはいけません。

もう一つ例を挙げて
注意点を書きます。

自分が
「誰かのためになることをしたい」
と思った時

「ためになる行動を取る」は
「自分の課題」なのですが、

それが
「本当にためになるか」
「他者の課題」です。

例えば
「困っていそうな人に10万円あげる」

は、一見ためになりそうですが

「10万円貰ったせいで
 他の人に妬まれました」とか

「一度もらったら、働く気が
 なくなりました」とか

ネガティブな反応が返ってくる
ケースもある
わけです。

「本当に相手のため」になるかは
ケース次第でいくらでも変わります。

なので、ここで
「自分の課題」に集中する
ということは

「10万円あげた!良い事したぞ!」
で完結しておく
、ということです。

その後の相手の反応は関係ない
感謝してもらえるかは関係ない

ということです。

アドラー心理学では
「幸福は貢献感である」と言っています。

ここでの、ミソは
「貢献」ではなく「貢献」だ
ということです。

つまり、貢献していると
「自分が感じれば」それでいい
ということです。

実際の相手の反応は関係ありません。

それは自分には
コントロールできない
「他人の課題」ですので。

相手の反応をどうにかしようとすれば
必ず、思い通りにいかない部分が
出てきて、悩みに繋がります。

同じように
過去のことも、未来のことも
自分にはコントロールできません。

そういった
「コントロールできない」ことを
全て手放した先に
シンプルな世界があります。

常に、今、ここで
自分の課題にだけ集中する

やるべきことは
それだけなんです。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

大切な教えのある本は
折を見て読み返すことが
必要ですね!
忘れちゃいますから。

ではでは、また明日!



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