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道を究めた人の「世界の見え方」

「究める」という言葉に
憧れを感じています、らるです。

今日は道を究めた人の「世界の見え方」
について話していきます。

先日も紹介したこちらの本

冒頭で、著者がこんなことを
言っていました。

動きのある世界はみな、エネルギーそのものだからです。
(中略)
私たちが生きている「この世の中」は、実のところすべてエネルギーによって構成されているのです。エネルギーの切り口で考えれば、この世の中の大抵のことは分かりやすく整理できるという、長い年月をかけて私が到達した結論は、ある意味当たり前のことなのです。

古舘恒介. エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来 (p.3). 英治出版株式会社. Kindle 版.

世界はエネルギーそのもの

エネルギーの切り口で考えれば
大抵のことは分かりやすく整理できる


パっと言われても
なかなか信じるのが難しいですよね?

「エネルギー」と言えば
私たちにとっては「使うもの」であって
「世界そのもの」なんて言われても
しっくりはきません。

「エネルギー」で考えれば
世の中のことがわかりやすく整理できる
…なんて言われても
信じられないでしょう。

ただ、きっと、著者には
「世界」が「エネルギー」に見えているんです。

私たちの世界の見え方よりも
ずっとシンプルに見えているのでしょう。


研究室時代の思い出

この話を読んでいたとき
ふと、研究室に所属していたときの
教授の話を思い出しました。

私は当時、化学を専攻していました。

皆さんもご存知の通り
化学…というと、さまざまな反応があって
とても難しいものです。

この物質と、この物質が合わさったら
どういう反応が起こるか

…という組み合わせと、結果には
無限に思えるようなパターンがあります。

…が、あるとき
教授は言っていました。

「化学の反応は簡単ですよ。
 プラスと、マイナスがあって反応する
 それだけですから。」

当時の私は衝撃を受け
未だにこの言葉を覚えているわけですが

結局私には、最後まで
その感覚は会得できませんでした。

私には「複雑で難しく」見えているものが
化学の道を究めつつある教授には
「シンプルで簡単」に見えていた
のだと思います。


一つの道を究めていくと、「世界」は「シンプル」に見えてくる

この2つの話の共通点は
ある道を進み、深めていくと
一般人には「複雑」にしか見えないものが
「シンプル」に見えるようになっていく

ということです。


これは、私自身にも少し心当たりがあります。
(もちろん、まだ何も究めてはいませんが…)

それは、年200冊程度本を
読み続ける中で

「こうしたらうまくいく」
という話は殆ど同じことを言っている


…と感じるようになってきた
ということです。

例えば、これまで書いてきたnoteで言えば
この辺りの話はすべて
「人の繋がりを大切にするとうまくいく」
ということを言っています。

もちろん、それぞれ個別には
別の話をしていますし

最終的に落としどころになる
アクションプランも多少は変わっては
くるのですが

私にとっては「同じような話」に
感じている…
ということです。


このまま、学びを深め続けていけば
もっと世界がシンプルに見えていくように
なるのかな…と
今から楽しみにしています。

皆さんには、
このような経験はありますでしょうか?
あったら是非教えて下さい!

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